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海外勢過去最大「売り越し」で10・30“黒田バズーカ3”再浮上
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166144
2015年10月15日 日刊ゲンダイ
黒田日銀総裁はどうする?(C)日刊ゲンダイ
乱高下の激しかった株式市場は、日本人のノーベル賞受賞やTPPの大筋合意で落ち着きを取り戻しつつある。
13日も、中国発の悪材料が飛び出したが、株価は大崩れしなかった。中国税関総署が昼前に9月の貿易総額を発表。人民元ベースで8.8%減と7カ月連続の減少となり、中国経済の悪化をより印象づけた。
「相場環境が悪かったら、日経平均は一気に500円、600円と下げる危険性がありました。でも、きのうは200円程度の下げで済み、終値は1万8000円の大台をキープした。底値固めに入ったといえるでしょう」(市場関係者)
一方で、市場に不穏なムードが高まっているとの見方がある。海外勢の売買動向が明らかにおかしいというのだ。
東証によると、外国人投資家は9月第1週から第4週(8月31日〜9月25日)にかけ、合計2兆3757億円(東証1部)を売り越した。ブラックマンデー直後の1987年10月(約2兆230億円)を超える巨額売り越しで過去最大規模だ。
「ハゲタカ勢が株を大量に売却し、荒稼ぎしているのなら、よくあることと切り捨てられます。しかし、海外の年金ファンドが日本株を売っているといいます。ハゲタカと違って、中長期投資を前提とする資金が逃げ出し始めた。危険な兆候でしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏)
■このままでは日経平均1万4000円台も
10月に入っても、海外勢の日本株売りは止まっていない。直近の統計(9月28日〜10月2日)では、1985億円の売り越しだ。逆に買い越しているのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や日銀を含む投資信託、事業法人、金融機関などだ。
「外国勢が売って日本人が買っている構図です。この動きは、下落局面で頻繁に見られます。この状況が続くようなら、日経平均はアベノミクス相場で『高値からの半値戻し』となる1万4000円台に下がってもおかしくない」(黒岩泰氏)
今月30日、市場が注目する日銀の金融政策決定会合が開かれる。現状は「追加金融緩和なし」がコンセンサスだが、海外勢の動きを見る限り、この先の株価下落は避けられそうにない。30日の会合で、黒田総裁が株価浮揚を狙ったバズーカを放つ可能性はある。11月4日に上場する郵政3社の株価を後押しする効果もありそうだ。
「問題は緩和策の中身です。ETF(上場投資信託)や、REIT(不動産投資信託)の買い取り枠拡大程度だと、バズーカではなく線香花火。海外勢がショボイ……と判断したら株価には逆効果です」(市場関係者)
中途半端な“黒田バズーカ3”だったらやめておいたほうがいい。
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