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中国の外貨準備高を使った金融戦争
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4952448.html
2015年10月14日 NEVADAブログ
中国の外貨準備高は9月末時点で3兆5140億ドル(420兆円余り)となっており、ピークの4兆ドル近い水準から大幅に減少してきています。
直近では以下のような減少となっています。
8月 −939億ドル(11兆2600億円)
9月 −433億ドル( 5兆2000億円)
物凄い減少幅を記録していますが、9月には中国が保有していた日本国債を4兆円余り引き揚げたとも言われています。
9月21−30日 非居住者売買動向
中長期債 −1兆1904億円
短期債 −3兆4602億円
計 −4兆6506億円
これだけの円債が外人により売却されていますが、ところが国債市場には殆ど売られた形跡がなく、満期が来た国債をそのまま償還し、乗り換えをしなかったと見られているのです。
中国は外貨準備高を使って、今2つを狙っていると言われています。
一つは円の国際化比率の引き下げと、ドルへの脅しです。
中国中央銀行は2013年末には14兆3400億円の日本債を保有し、2014年末には9兆4600億円にまで減少していましたので、今回更に4兆円余り減少させたとなれば、中国中央銀行による日本国債保有高は5兆円余りになり、更に年末にかけて減少させれば、外国中央銀行による日本国債保有が激減することになり、日本円の国際化比率が大幅に悪化することになります。
ドルへの脅しですが、中国のGDPの規模からすれば、外貨準備高は1兆ドル(120兆円)余り多すぎるとも言われており、今後も減少させるはずです。
そして、減少させる外貨は円とユーロとなるのでしょうが、ユーロは中国主導のアジアインフラ投資銀行に参加して貰う見返りに保有するとなると減らすのはドルとなります。
中国がドル保有を大幅に減らせば、ドルショックが市場を襲うことになり、アメリカと中国が金融戦争に突入することになりかねません。
オバマ・習会談で、南沙諸島問題に関して、習国家主席が南沙諸島に米軍が介入するのであれば、中国はドル債を売却すると脅したとすれば、どうでしょうか?
習国家主席であれば、それくらいの脅しをしましても何ら不思議ではありませんが、オバマ大統領は金融問題に疎いと言われており、明確な反論をしなかったとなれば、どこかでボタンの掛け違いが生じ、とんでもない事態が発生するかも知れません。
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