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9月18日にオープンした総合免税店「ラオックス銀座EXITMELSA店」が入るビル。屋上にラオックスの大きな看板が見える=東京都中央区
中国人の「爆買い」で銀座の免税店戦争が激化! 韓国ロッテも参戦し…
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151012-00000506-biz_san-nb
SankeiBiz 2015/10/13 09:45
高級ブランド店が軒を連ねる銀座の景色が変わりつつある。訪日外国人観光客の「爆買い」で、免税専用カウンター設置や英語、中国語ができるスタッフの常駐から一歩進んで、フロアや全館を免税対応にシフトする大型の免税専門店が次々と出現しているのだ。平成32年(2020年)に開催される東京五輪・パラリンピックに向け、外国人観光客は右肩上がりの伸びが予想されており、各社の顧客争奪戦は一段と熱を帯びている。
10月1日から始まった中国の建国記念日にあたる「国慶節」の連休期間。平成25年11月にオープンした総合免税店、ラオックス銀座本店(東京都中央区)前の中央通り沿いでは、平日の昼にもかかわらずひっきりなしに大型の観光バスやマイクロバスが入れ替わり立ち替わり止まり、中国人観光客が次々と店内へと吸い込まれていく。数十万円もする高級時計やバッグなどのブランド品、炊飯器や美容家電、化粧品などを次々と購入。紙袋を両手にぶら下げて、笑顔で買い物の成果を観光客同士で話しながら、バスに乗りこむ。銀座ではいまや当たり前の光景だ。
数百メートル離れた百貨店の三越銀座店や松屋銀座店でも両手にいくつもの紙袋を手にする外国人観光客の姿が目立つ。百貨店関係者は「数十万円もするものでもポンと即決で買っていく」とその購買力に舌を巻く。それもそのはずで、銀座の百貨店では月間売り上げに占める免税売り上げの割合はすでに2〜3割に達するほどだ。銀座にその存在感を見せつけている。
一人でも多くの外国人観光客に足を向けてもらおうと、各社とも魅力ある店舗づくりに余念がない。
ラオックスは、9月18日に銀座で2店目の総合免税店となる「ラオックス銀座EXITMELSA店」をオープン。顧客満足度の向上を目指した店舗で、本店との2本柱で中国人観光客を中心とする顧客の囲い込みを目指す。
三越銀座店は約5年ぶりの大改装に踏み切っている。目玉は、8階に新しく設ける「Japan Duty Free GINZA」だ。11〜12月オープン予定で、沖縄を除けば国内初となる「市中空港型免税店」だ。通常の市中免税店は、消費税のみが免除されるいわゆる「TAX FREE」。これに対し、市中空港型免税店は、消費税に加え、関税や酒税やたばこ税も免税となる「DUTY FREE」で、購入した商品は空港の専用カウンターで受け取るのが特徴。浅賀誠店長は「百貨店を利用する外国人の増加という銀座の街の変化に対応し、新しい銀座らしさを発信していきたい」と意気込む。
市中空港型免税店は来年3月に韓国ロッテも銀座でオープンする予定。韓国ロッテは、韓国で市中空港型免税店を手がけており、円安やビザの緩和などで外国人観光客が増加する銀座のインバウンド需要を狙う。
大規模な店舗リストラを進めているヤマダ電機も負けていない。銀座に近い新橋駅前の店舗を今年4月に全面改装。消費税別の価格表示の導入をはじめ、化粧品や土産物も取りそろえた免税対応店に衣替えした。
激化する銀座の免税店戦争だが、課題もある。一つは観光バスが乗降できるスペースが少ないことだ。特に数が多い、中国人観光客が大挙して押し寄せる国慶節や春節などの繁忙期は、路肩に止まっている観光バスが渋滞を引き起こしたり、歩行者の妨げになることもある。
森ビルやJ.フロントリテイリングが松坂屋銀座店跡地に28年11月に開業予定の再開発ビルでは、初めて観光バスの乗降スペースを設ける。渋滞の解消につながるとの期待もあるが、押し寄せる観光バスは多い日では数十台にもなるため、その効果は未知数だ。
また、外国人観光客のマナーの悪さも目立つ。免税手続きでカウンターに長時間居座ったり、レジの割り込みなど、枚挙にいとまがない。
免税店を展開したり、外国人専用の売り場を設けるのは、「外国人観光客は免税対応の売り場で、日本人客は通常の売り場で互いに気持ちよく買い物をしてもらうため」(百貨店関係者)と内情を明かす。
インフラ面での課題も浮かぶ。空港市中型免税店では、購入した商品を空港で受け取るため、買い物をしてもらうには品ぞろえや魅力的な売り場作りだけでなく、確実に配送する物流体制の整備も欠かせない。
ただ、観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、平成26年の消費額は前年比43.1%増の2兆278億円で過去最高を更新。4〜6月も前年同期比82.5%増の8887億円と衰えるところをしらない。25年に1000万人を突破した訪日外国人数は26年には約1341万人に拡大。このままのペースで増加すれば、政府目標である32年までの2000万人の達成は前倒しで達成できそうな勢い。銀座での免税店の競争激化は当面、続きそうだ。(永田岳彦)
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