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9日、鳳凰網は記事「中国は赤字必至でインドネシア高速鉄道を受注したのか?」を掲載した。中国が好条件の融資で獲得したインドネシア高速鉄道、実は十分に利益を上げられる条件だという。写真は中国の高速鉄道。
中国は赤字覚悟でインドネシア高速鉄道を受注したのか?ソロバン勘定の中身とは―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a120870.html
2015年10月11日(日) 12時10分
2015年10月9日、鳳凰網は記事「中国は赤字必至でインドネシア高速鉄道を受注したのか?」を掲載した。
日中が受注を争ったインドネシアの高速鉄道プロジェクト。日本優位が伝えられていたが、9月末になって情勢は一転し中国の受注が決まった。高速鉄道そのものの性能ではなく、融資条件で中国が上回ったことが決定打になったと報じられている。受注したはいいが赤字必至だと懸念する人も少なくないようだ。
だが実際はどうだろうか?中国案の建設費は55億ドルと日本案の49億ドルよりも高い。路線長1キロあたりの建設費は2億1300万元と中国国内の建設費を大きく上回っている。営業速度250キロの中速路線であるにもかかわらず、だ。この点から考えれば中国は損をするどころか大もうけは間違いない。
融資条件でも日本の金利0.1%に対し、中国は2%と高い。ただし日本側は建設費の25%はインドネシア政府が拠出し、また損失が生じた際には政府が債務保証をすることを求めているのに、中国は工費全額を融資し損失が生じた場合にも政府の債務保証は必要ないと条件は異なる。融資面でみても中国が圧倒的な好条件を出したわけではないことは明らかだ。
ならばなぜ中国が勝利したのか。それは総合的にみて中国案が優れていたからだ。営業開始は2018年と日本よりも3年早い。また日本よりも多くの駅を建設するほか、融資の返済期間でも日本より10年長く設定されている。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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