3. 2015年10月10日 16:23:10
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【米国株】続伸、ダウ平均は週間で3.7%高 2015 年 10 月 10 日 09:13 JST 9日の米国株式相場は小幅ながら続伸し、週間上昇率は数カ月ぶりの大きさとなった。 ダウ工業株30種平均の終値は前日比33.74ドル(0.20%)高の1万7084.49ドル。S&P500種指数は1.46ポイント(0.07%)高の2014.89、ナスダック総合指数は19.68ポイント(0.41%)高の4830.47で取引を終えた。 前日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて年内の利上げ観測が後退し、議事録公表後に力強い上昇が見られたが、この日は前日終値を挟んでもみ合う展開が続いた。 週間ベースではダウ平均が3.7%高で2月以来の上昇率、S&P500種は3.3%高で昨年12月以来の上昇率をそれぞれ記録した。 証券会社ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのマネジング・ディレクター、ブレット・モック氏は「先週以降、非常に好調に上げてきた。次は決算が注目されている」とし、「長期投資家は決算を前に様子見の姿勢で、年内の会社計画を見極めようとしている」と述べた。 個別銘柄では、アルミ大手アルコアが6.81%安。前日発表した決算はアルミ価格の低迷とドル高が響き大幅な減益となった。 カジュアル衣料小売り大手のギャップは5.28%安。ドル高が重しとなり9月の売上高が1%減少したほか、8-10月期の利益率についても弱気な見通しを示した。 アメリカン航空は6.74%高。9月の旅客数が大幅増を記録したことが好感された。 スタンチャート、管理職1000人削減へ スタンダード・チャータードは管理職の4人に1人を削減する ENLARGE By MAX COLCHESTER 2015 年 10 月 10 日 00:36 JST
【ロンドン】英銀行大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)は管理職約1000人の削減を計画している。事業合理化に向け、投資家から圧力を受けていたことが背景にある。 スタンチャートは社内メモで、影響のある社員には11月末までに通知する意向を示した。全世界で4000人いる管理職のうち、およそ4人に1人が対象となる。 通知はすでに始まり、マネジング・ディレクター以上の地位の管理職を削減対象にする方針だ。同行は発表文で「管理者層の削減に向け、すでに動いている。その結果、管理職は最大25%少なくなる」と述べた。 主要新興国の減速と商品(コモディティー)価格の急落を受け、スタンチャートは財務強化の必要性に迫られている。だが、事情に詳しい関係者によると、自社の株価下落でビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は増資をせずに済ませる方法を模索、8月には配当金を半減すると発表した。 アナリストの間では、従業員の追加削減や不振事業の縮小も見込まれている。 外国市場への投融資残高に焦点が当たる英イングランド銀行(中央銀行)のストレステスト(健全性審査)も問題を複雑にする。アナリストらは、ストレステストの結果が公表される12月1日よりも前にウィンターズCEOが健全化策を発表するとみている。 【欧州株】続伸、米利上げ観測後退で資源株が大幅高 2015 年 10 月 10 日 09:05 JST 9日の欧州株式相場は続伸した。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、世界経済の減速と長引く低インフレの中での利上げ開始に対するFRBの消極的な姿勢をあらためて示し、低金利環境が続くとの観測から株式などリスク資産が買われた。
欧州主要企業600社で構成するStoxx600指数は前日比1.21ポイント(0.33%)高の362.82と6営業日続伸し、7月中旬以来の長期上昇局面となった。週間ベースでは4.3%高をつけ、7月17日までの週以来の大幅な上げを記録した。 主要市場では、ドイツのDAX指数が前日比103.53ポイント(1.04%)高の1万0096.60、英FTSE100指数が41.34ポイント(0.65%)高の6416.16、フランスのCAC40指数が25.48ポイント(0.54%)高の4701.39とそれぞれ続伸した。 FRBが利上げを来年まで先送りするとの期待を受け、原油や銅などの商品(コモディティー)価格が上昇。これを受けて資源株に買いが集まり、アングロ・アメリカンは7.2%高、フレスニージョとBHPビリトンはそれぞれ4.3%高となった。 スイスの商品取引・鉱業大手グレンコアは7%高。亜鉛の世界生産量を3割減らす方針を明らかにしたことが好感された。 石油関連株では、タローオイルが4%高、デンマークの海運・石油大手APモラー・マースクは3%高、BPは0.7%高となった。 |