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凋落する大企業。次に凋落する業界や企業はもう決定している
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2015-10-08 ダークネスDUA
東芝は1500億円以上にものぼる不正会計をサラリーマン社長が延々と「黙認」してきて株価も40%以上が吹き飛ぶという大惨事と化した。
東芝はこれによって企業の存続にも化しているが、実力のないサラリーマン社長がトップになるとどんな歴史のある質実剛健な企業であっても凋落するという良い見本だ。
シャープにもまた韓国サムスン電子に企業秘密を盗まれてもヘラヘラしている佐々木正のような愚鈍な馬鹿がいた。
あるいは技術をパクられてもサムスン電子に技術提供していた奥田隆司も高橋興三のようなお人好し経営者が続いて会社を凋落させた。
(あまりにもお人好しすぎて骨の髄までしゃぶられるシャープhttp://www.bllackz.com/?m=c&c=20150320T1809490900)
大企業の経営者というのはそれこそ数十万人もの社員の面倒を見なければならない重責にある立場にも関わらず、素人のような乱暴なマネージメントで会社を崩壊の危機に陥らせる。
そして、追い詰められたら「会社の膿を出す」とか言いながら社員をリストラする。馬鹿な経営者にとって「会社の膿」とは自分のことではなく社員のことだということだ。
こんな経営者がトップに立ったら、どんな会社でも一気に傾いてしまう。
■「傲慢」が社内に蔓延するときから凋落が始まる
実力もないサラリーマン社長が会社を凋落させているのは、東芝やシャープだけではない。
NEC(日本電気)もまた手がけている事業のほぼすべてが赤字であり、事業の方向性も柱も見失って凋落を余儀なくされている。数年後、この会社が潰れていても誰も驚かない。
ソニーも自社ビルを売り飛ばし、保有株を売り飛ばし、社員をリストラし、今度は音楽出版子会社も売り飛ばし、資産を切り売りしながら生きながらえている状態だ。
パナソニックも富士通も、ブランドだけは一流だが売れ行きは決して芳しいものではない。
かつて日本を代表していたはずの家電企業は、気が付けばことごとく瀕死の状態に陥って見る影もない状態になってしまっている。
イノベーションも生み出せなくなり、時代に取り残されるばかりとなった企業は、日本企業のみならずどんな強固なブランドがあったとしても捨てられる。
最近ではドイツのVWグループがその悲惨な例となった。
このVWグループもまたシェア拡大のために、現場を無視して不正と小細工に走って自滅した。
経営トップだったマーティン・ウィンターコーン氏は「知らなかった」とうそぶいて退職金5850万ユーロ(約78.6億円)を手に、さっさと逃げていったが、そんな人間がトップだったのでこんな結果になったということだ。
VWグループは、当初の想定以上の賠償金や損害賠償や売上不信に見舞われることが確実となっており、場合によってはVWグループの解体もあるかもしれない。
かつては素晴らしかったが、ブランドにあぐらをかいて凋落していく企業が凋落するきっかけになるのは、「傲慢」が社内に蔓延するときからだと言われている。
成功した企業の成功というのは、未来永劫にその地位にいられるわけではない。だから「成功しているのが当然」という傲慢が経営者や社員の意識に定着したとき、そこから凋落に向けて坂道を転がり落ちるという。
■無能経営者の馬鹿げた賭けが頓挫して凋落する
傲慢が取り憑くと、まわりが見えなくなってイノベーションから取り残される。傲慢が取り憑くと、他人の忠告が聞こえなくなり、データが見えなくなり、手痛い失敗も問題ないとやり過ごすようになる。
そして、「自分たちは偉大なブランドを持っているのだから、何をやっても成功する」とばかりに、無謀で無鉄砲な新規事業や、選択と集中や、売上向上を図ったりする。
そして格下の企業が技術を盗みに来たり、パクリをするようになっても「我々はブランドを持った一流なのだから、そんなのは大したことがない」と鷹揚な対応をして問題を放置する。
こうした状態が数年続くと、やがて時代に遅れ、ブランド力が衰退し、技術でも格下企業に追い抜かれることになる。
ところが、社内では幹部から社員までもが「自分たちは一流企業だ」という傲慢に取り憑かれているので、危機感はあっても大改善をするところにまでは至らない。
改善するどころか、むしろ問題を覆い隠すように、悪いデータを矮小化し、良いデータを誇大化し、経営幹部は日本経済新聞の「私の履歴書」みたいなもので自慢話を滔々と語ってまわりを辟易させる。
しかし、足元では経営が弱体化していき、このままでは会社が傾くことが明らかになっていく。そうすると、経営者はどうするのか。
追い詰められて、賭けに走る。
無謀な選択と集中を行って何かに過大投資したり、会社の資産をすべて使ってM&A(企業買収)に走ったりして、華々しく動きながら、会社の資産を一気に食いつぶし、負債の山を築くのである。
こうして、無能経営者の馬鹿げた賭けが頓挫して、ブランドを持っていた企業は、そのブランド力を使い果たして、いよいよ凋落を隠せなくなってしまう。
■次に日本で凋落していくのはどこなのか?
日本企業は戦後の何もないところから苦心惨憺して実績を積み上げていった。
こうした過程を踏んで企業を巨大化させてきた経営者の多くは「今は成功していても、明日は一瞬で吹き飛ぶかもしれない」という危機感が常にあって、成功の中にあっても用心を怠らなかった。
ところが、こういった経営者の時代が終わり、「成功しているから」群がってきた経営幹部や社員が大量に入り込んで行くようになると、「奢り」や「傲慢」がそこに蔓延していくようになっていく。
そして、大手という立場に安住し、決断のできないトップが時代に取り残され、方向転換しようにも図体の巨大さから何もできず、最後には資産すべてを賭けで食いつぶして会社を凋落させてしまうのだ。
こうした状態に陥っていて、次の凋落を余儀なくされている企業はたくさんある。次に日本で凋落していくのはどのような業界・企業だろうか。
マスメディア業界にいるいくつかの企業は、間違いなく凋落していくだろう。いくつかの新聞社、いくつかのテレビ局は、数年後に経営悪化が表面化して凋落が止められなくなる。
今のマスメディアの奢りと傲慢さは日本のどの業界よりも強烈である。経営者も社員も、その傲慢さが見えていない。そして、世論とかけ離れているのに、「自分たちは従わせることができる」と思い込んでいる。
時代は変わっているのに、自分たちは変わろうともしない。
そうしたマスコミに対する批判も膨れ上がっているのだが、まったく聞く耳を持たず、凋落のデータも現れているのにその意味を知ろうともしない。
※全文転載禁止ですので続きはこちらで
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