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スローガンは「人類未知未踏を目指せ」(浜松ホトニクスHP)
ノーベル学者に3度の技術貢献 「浜松ホトニクス」の経営理念
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165568
2015年10月9日 日刊ゲンダイ
確かな技術がノーベル賞学者に3度目の貢献。
6日に物理学賞を受賞した梶田隆章氏の研究を支えたのが、光センサー大手の浜松ホトニクスだ。観測装置「スーパーカミオカンデ」には、同社開発の「光電子増倍管」が使われている。ホンの微弱な光でも逃さずとらえ、電気信号に変える。この“超絶技巧”によって、梶田氏はニュートリノの質量を初めて突き止めることができた。
2002年に同じく物理学賞を受賞した小柴昌俊氏の研究も同社の光センサーのたまもの。日本人2人だけではない。13年に同賞受賞のピーター・ヒッグス氏が“神の粒子”を発見できたのも、同社開発の検出装置があればこそだ。
まさにノーベル賞学者御用達企業。1948年創業の同社がこれだけハイレベルな研究に貢献してきた背景には、78年から31年の間、社長を務めた晝馬輝夫・現会長の掲げた経営理念がある。スローガンはズバリ、「人類未知未踏を目指せ」だ。
「1980年開発の『カミオカンデ』に用いた光電子増倍管は世界に前例のないほど大型タイプでした。結果的に採算が合わず赤字となりましたが、小柴先生の『絶対真理を追究したい』という熱い思いに打たれた晝馬が請け負いました。晝馬は『人類の未知に価値がある』とし、その価値にマーケットを置くという考え。今の日本は明治維新以降に欧米から輸入した産業で成り立っており、いずれ自国の産業を発展させたい。その思いを実現するため、日本独自の光技術の応用研究に積極的に協力してきました」(同社広報担当)
晝馬氏の肝いりで05年には同社が中心となり、浜松市に光産業創成大学院大学を開学。
当時、晝馬氏は新聞のインタビューで「光技術を使って人の真似でない事業を立ち上げ、将来的には新しい産業をつくる」「社会的問題を解決するような新しい産業を創成することこそが、真の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の実現につながると思います」と語っていた。
人類未知未踏への追究がノーベル賞級の技術力を生み、利益に跳ね返っている。今期決算は2期連続で過去最高益を更新する見通し。梶田氏の受賞を機に株価も急騰した。
多くの企業は、目先の利益を優先し、前例のない事業参入に消極的だが、同社の“理念”には学ぶべきことがある。
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