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秋相場の主役に躍り出た「TPP関連株」 プロが推す21銘柄(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/350.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 08 日 08:22:45: igsppGRN/E9PQ
 

             TPPの賛否はともかく…(C)AP


秋相場の主役に躍り出た「TPP関連株」 プロが推す21銘柄
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165394
2015年10月8日 日刊ゲンダイ


 兜町はちょっとしたお祭り騒ぎだ。5日のノーベル医学・生理学賞に続き、6日はニュートリノ研究で知られる東大宇宙線研究所長の梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞した。

「株式市場にとって久しぶりの明るいニュースです。バイオ関連株や、ニュートリノ絡みの浜松ホトニクス(東証1部)が人気化しています。村上春樹氏の文学賞受賞をにらみ、書店の文教堂HDも株高傾向です」(証券アナリスト)

 もうひとつ、材料がある。賛否はともかく、TPPの大筋合意だ。関連株を物色する動きが活発で、6日の日経平均(終値)は1万8000円台をキープした。

「TPP関連といえば、農業関連が主役でしたが、ここへきて意外な銘柄にスポットが当たっています。何しろTPPは知的財産や金融サービス、電子商取引など31分野に及んでいます。気づかれていない“埋もれた関連銘柄”がたくさん眠っています」(IMSアセットマネジメントの清水秀和代表)

 TPP政府対策本部が5日に公表した資料によると、マレーシアは「新規ATM設置制限の原則撤廃」を掲げた。

「新興国は引き出し専用のCD(キャッシュ・ディスペンサー)こそ普及していますが、預金もできるATMは整備されていません。この分野に強いのはOKIや、富士通フロンテック。狙い目です」(清水秀和氏)

 ベトナムは「劇場、ライブハウスなど娯楽サービスの外資規制緩和」を実施し、カナダは「クールジャパン推進の障害となりうる文化関連規制を限定」した。ここに着目すると、「舞台装置に強い三精テクノロジーズ、放送設備のTOA、ディスプレーに定評のある乃村工芸社の3社にウマミがある」(証券アナリスト)という。

 そのほか、王道の農業銘柄やセンサー技術大手、ロボット関連などを含めた「TPP銘柄」は別表の通り。株のプロが推す秋相場の主役だ。


 

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コメント
 
1. 2015年10月08日 08:40:28 : OO6Zlan35k

藤沢数希の金融対談日記
【第9回】 2015年10月8日 藤沢数希
愛すべき非合理な人々
LINE株式会社・上級執行役員 田端信太郎氏(1)
作家・藤沢数希氏がホストとなる「金融対談日記」。久々の新シリーズは、いまや日本だけではなく世界的にコミュニケーションアプリを運営しているLINE株式会社で、上級執行役員として法人ビジネスを担当する田端信太郎氏との対談です。
藤沢氏は、現役の外資系投資銀行の社員としてその内実を赤裸々に描いた大ヒット作『外資系金融の終わり』(2012年)以降、作家、投資家として独立し、いま世間で議論を巻き起こしている「恋愛工学」の研究に注力してきました。その結実である最新作『ぼくは愛を証明しようと思う。』を、メディアビジネスに精通する田端氏はどのように読んだのでしょうか。(構成:福田フクスケ 撮影:加藤浩)


藤沢数希氏の最新作は意外にも恋愛小説。丸善丸の内本店ではフィクション部門1位に(2015/7/9〜7/15)。
大勢のアフリカ人の命よりもライオン一匹のほうが大切な人々

田端信太郎(以下、田端) 『ぼくは愛を証明しようと思う。』を、おもしろく読ませていただきました。藤沢さんの提唱する恋愛工学は、ネットでは「けしからん」「不道徳だ」と批判されることも多いわけですが、僕は藤沢さんの言っていること自体は価値中立で、まさに“工学”あるいはサイエンスであり、エンジニアリングだと思っているんですよ。それに対して善悪で価値判断しても仕方ないと思うんです。

藤沢数希(以下、藤沢) 僕は、恋愛に関しても、そういう一般に信じられているモラルというか、常識から自由になって、まずはニュートラルな視点からの理解が大切だと思うんですよ。サルの生態を研究するときと同じように、人間の生態も研究してみる必要がある。「愛だ恋だとぬかしたって、所詮は僕等アニマルなんです」とミスチルの歌にもあるじゃないですか。

田端 日本人は、“記述的”な言説と“規範的”な言説の区別がついていない人が多いなと常々思っているんです。たとえば、「全ての乳幼児は健康に養育され成年になるべきである」という主張は、規範的には100%正しいし、僕ももちろん賛成です。一方で、「遺伝的な資質により、生命力が弱い個体は自然淘汰される」というのも記述的には100%正しい。それなのに、前者の立場から後者の事実を「けしからん」と批判したり、否定する人がいるんですよ。


田端信太郎(たばた・しんたろう)
LINE株式会社 上級執行役員 法人ビジネス担当。 1975年石川県小松市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げ、R25創刊後は広告営業の責任者を務める。その後、ライブドアに入社し、livedoorニュースを統括。ライブドア事件後には執行役員メディア事業部長に就任し経営再生をリード。さらに新規メディアとして、BLOGOSなどを立ち上げる。 2010年春からコンデナスト・デジタルへ。VOGUE、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトとデジタルマガジンの収益化を推進。2012年6月 NHN Japan株式会社 執行役員広告事業グループ長に就任。2014年4月から現職。 LINEなどの広告営業および、LINEビジネスコネクトによるCRM展開など法人ビジネス全般を統括。 著書に『MEDIA MAKERS』(宣伝会議)、『広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。』(共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
藤沢 日本人は、いろんなものに自分の善悪の価値観を持ち込みますよね。僕が『「反原発」の不都合な真実』という本を出したときも、このデータや計算はおかしい、こうやったほうがもっと正確になる、というような反論がくると思って、僕はそうした反論に耐えられるように、必死に信頼できる資料を探して、ベストを尽くして様々な試算をしたんです。そして、「原発を止め続けることは経済的にも、人々の安全という点でも圧倒的に損だ」という結論になった。僕は、反原発の人たちと、定量的な議論や論争がはじまると思っていたんですが、一向にそうした反論は聞こえてこなかった。ただ、原発=悪、という結論からはじまる感情論に終始していて、原発は絶対に安全なのか?といったレトリックで攻撃してくるだけなんですよね。

田端 恋愛工学も基本的には記述的な言説だから、それに対しては良いも悪いもないはずなんですよ。もし反論が有り得るとしたら、「こんなことしなくても女性を口説いてセックスできる確率は上がる」とか、女性の側からの批判なら「私はそんなやり方じゃ落ちない」という立場に立って多数のサンプル数を集めるのが正しい批判、反証の作法でしょう。善悪の価値判断で批判している人は、恋愛工学の客観的な正しさ自体は認めざるを得ないんじゃないかな、と逆に勘ぐってしまいますね。

藤沢 まあ、これは日本人に限った話でもありませんね。程度の差や、どこで規範的なことに感情的になるかのツボの場所の違いこそありますけど、合理的だとされる欧米人もいっしょですよね。

田端 先日も、ジンバブエのちょっと有名だったライオンがアメリカ人の歯科医に、趣味のハンティングで殺されてしまったことで、大きな騒動に発展しましたね。その歯医者を捕まえて処罰せよ、と「エコ派」「グリーン派」はみんな感情的になっています。内戦や貧困で多くのアフリカ人が死んでしまっても、ほとんど関心を持たなかった先進国の住人が、ライオンを一匹殺されて怒髪天を突くように怒ってる(笑)。当のアフリカ人にとっては、ライオンは自分たちの命を脅かす害獣でしかないのに。

藤沢 彼らはイルカにも妙にハッスルしますからね(笑)。

田端 かつてインディアンの先住民はたくさん殺したのにね(笑)。もちろん、日本人は〜、欧米人は〜、と一括りにする議論もずいぶんと乱暴なんですけど。

自分の首を締める政策が好きな人々

藤沢 科学の世界では記述的な正しさが求められるし、金融の世界では正しい理解をしている人が勝つから、問題ないんですよ。間違っている人は、単にお金を失ってくれるだけなんで、僕は間違ったことを信じている人たちが大好きなんです。金融では。彼らがいるおかげで、正しく物事を理解している人が儲かるわけだからね。

田端 でも、株式市場でも、間違っている人が、そのまま儲けちゃうようなこともよくありますよね。

藤沢 そこがおもしろいところで、そういうことは、『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』という本に詳しく書いたのですけどね。

田端 プロがしのぎを削っているから、市場が効率的になるという話ですね。ひとりの個人投資家として、僕は必ずしも市場は効率的ではないという信念を持っていますがね。

藤沢 金融で「効率的」というのは、利用可能な情報が全て価格に織り込まれていて、価格が常に適正になっているという意味です。現在の価格が常に正しかったら、株が上がるか下がるかは誰もわからない。つまり、サルとプロの違いはなくなる、ということですね。これが効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis, EMH)。

田端 藤沢さんは、恋愛市場と違って、株式市場はかなり「効率的」だと思っているんですよね。

藤沢 株式市場でも、時価総額やPERの意味を知らないような人たちが、上がるか下がるかの丁半博打をやっているのは、他の分野と変わらないんですよ。しかし、株式市場では、100人の参加者のうちの90人はバカで、10人が賢いとしたら、その10人がマーケットシェアの9割を占めているから、人数ではバカが多くても、市場全体では効率的になってしまうんです。皮肉なことに、結果として、90人のバカは、安心して丁半博打が打てるわけですね。

田端 しかし、株式市場も完全には効率的ではないから、そういうバカな人たちの行動を予測して儲けられる人たちもいますね。

藤沢 株式市場で勝つには、正しいだけじゃダメですね。トレーダーとしては、正しい金融理論をマスターして、バカな人をバカだと指摘できる能力というのは、本当に初歩の初歩なんですよ。

田端 そういう賢い人たちは、これはバブルだといって、早すぎるタイミングで株を売りはじめたり、あるいは日本国債に空売りをしかけたりして、かえって「バカ」と揶揄した人たちの大軍にやられて、死屍累々になってますよね(笑)。

藤沢 バカな人をバカだと指摘できるぐらいじゃ、ぜんぜん賢くない。それはレベル1の賢さです。ちょっと教科書を読んだぐらいです。レベル2になると、バカな人がどんなバカなことをするのかある程度予測できるようになる。さらにレベルが上がると、市場にはどこにどういう種類のバカがどの程度いて、そうしたバカな人たちが次にどんなバカなことをしでかしてくるのかまできめ細かく予測できます。バカな人たちのバカの程度、バカな人たちの人数と資金量、バカな人たちが集団になるともっとバカになるんですけど、その結果、どんなバカなことをするのかというバカの集合のダイナミクスを正確に理解していないといけないんですよ。

田端 株式市場では、よくバブルが起こったりして、株価は、将来キャッシュフローを適正なリスクで割り引いたものになっている、というような単純というか極度に理想化された教科書に書いてあるような効率性はなくても、やはりバカな人たちが淘汰されるメカニズムはありますよね。なんだかんだ言っても、バフェットにしろ、ソロスにしろ、投資や投機の世界で勝ち残った人は、聡明な人ばかり。運だけではありませんよね。でも、政治の世界はそういう淘汰のメカニズムが効きにくいと思うんですよ。政治家は、“間違っているけど大衆が感情的に支持する”ほうの「規範」を選ばなきゃいけない局面が多いですからね。

藤沢 それが民主主義のコストですね。優秀なトレーダーがバカな人がどんなバカなことをするのかを予想するように、優秀な政治家はバカな国民がどんなバカな勘違いをして、自分たちの首を逆に締めるようなどんなバカな政策を支持するのかを予想します。そして、バカな人が喜ぶバカな政策を打ち出してきます。その結果、バカな人たちは不幸になるし、国は貧しくなるのだけれど、政治家は、選挙に勝てれば、そんなことは知ったことではありません。

田端 そして、恋愛市場は、さらに非合理的で、非効率な世界だと、藤沢さんは思っているのですね?

貧乏な院生時代のほうが投資銀行時代よりモテたパラドックス

藤沢 そうですね。ところで、田端さんは、昔、DJをやっていたんですよね?

田端 ええ。まあ、そんなに本格的ではないんですが。大学生の頃にクラブで何度か回していたというほどです。

藤沢 僕は日本の大学を卒業して、博士課程で海外の大学院に行ったんですけど、クラブが大好きで、海外に住んでいたときは、しょっちゅうクラブに行っていたんです。大学院生のときは、昼から夜まで研究に集中して、夜になるとクラブに遊びに行く、という生活でした。

田端 楽しそうですね。

藤沢 それで、僕はずっとナンパしていたんですが、奨学金だけで生活している大学院生なんで、女の子をデートに誘うにしても、いいレストランに連れていけないんですよ。日本で学生をしていたときは、塾の講師やプログラマなどの割のいいアルバイトをしていたんで、そこそこお金もあったんですけど。

田端 そこで、お金がないなりの、お金を使わない恋愛戦略を工夫して作り上げたんですね。恋愛工学として。

藤沢 ええ、そうです。それで、まあ、そこそこは成果も出ていたし、休暇や国際会議で日本に帰ってくると、六本木のクラブで遊んでいたんです。それで、僕はいつも思っていたんです。ああ、僕にお金があったら、もっと楽に、簡単にモテるようになるのに、と。

田端 それで研究者を辞めて、一番稼げそうな外資系投資銀行に就職したわけだ。

藤沢 そうです。お金を稼いで、もっとモテるようになるために研究者を辞めたんですよ。

田端 やっぱりウハウハでしたか?

藤沢 僕は、貧乏でもそこそこモテる戦略を編み出していたから、金があれば、もう、これは鬼に金棒だと思いましたね。クラブで酒なんかいくらでもおごれるし、高級レストランにも連れていけるわけですから。ついに、新世界の扉が開いた、と思ったんですよ。

田端 ついに……。悲願達成の日々が?

藤沢 ところが、六本木のクラブでですね、知り合った女の子に、名刺を渡したり、高給取りであることをほのめかしたり、高いレストランに誘ったりしても、ぜんぜんモテない。昔は「ドリンクおごってよ」と言われても、お金がもったいないから、「俺とゲームして勝ったらおごってやるよ」とか言って、難癖つけて絶対におごらなかったけど、クラブのドリンクなんて大した金額じゃないから、外資系投資銀行で働きはじめてからは、「いいよ、いくらでも」と答えていたんです。そうすると、ドリンクだけ飲んで、すぐにどこかに行ってしまうんですよ。女の子は。

田端 逆にモテなくなってしまった?

藤沢 そうなんです。不思議なことに、逆にお金を稼げるようになってからのほうがモテなくなったんです。

 それでね、ある日、僕はもうモテないものだから、やけになって、バーカウンターで女の子と話していたときに、仕事を聞かれて、「いや、別に俺、ホームレスだから」と言って、適当のあしらったんですよ。

 そしたら、上手く行ったんですよ!

田端 ははは。

藤沢 それで、僕は会社の名刺も破り捨て、ドリンクもおごるのをやめて、将来性のアピールだとか、高級レストランに誘ったりすることをやめて、昔の貧乏時代のやり方に戻したら、また、モテるようになってきた。

 女の人は金持ちが大好きで、金持ちになったらモテモテになるという世間の常識は、何か根本的に間違っているということに気がついたんです。

田端 カネよりもコミュニケーション能力ということですか?

藤沢 いや、そこはそんな単純な話じゃないんですよ。確かに、女の人は金持ちが好きなんですよ。正確にいうと、女の人は、金持ちが好きだと思っている。しかし、恋愛感情って、もっと原始的なもので、言葉で説明できるようなものではないんですよ。そこの原始的な感情に訴えかけるコミュニケーションの方法を学ばないといけない、ということなんです。恋愛感情って、こうこうこうだからこう思う(Think)、ということではなく、ただ、相手に対する好意を感じる(Feel)ということです。恋愛感情って、意志じゃないんですよ。

田端 確かに、好きだという感情は、ただ起こり(Happen)ますからね。好きか嫌いかをロジカルに考えて選択(Choose)しているわけじゃない。恋は意志じゃないんですね。ところで、ルミネの今年のコピーに「恋は奇跡。愛は意志。」というのがありましたね。

藤沢 こういうことは、脳の構造に由来していて、人間の脳というのは、大脳辺縁系という、他の哺乳類とほとんど変わらない部分があって、その外側に、進化の過程で、つぎはぎだらけで大脳新皮質を作ったんです。大脳辺縁系が人間の意思決定に深く関わっているのですが、こいつは言語能力を持ちません。性欲などの本能や恋愛感情があり、ここは自分がやりたいことかどうかをただ感じるんです。ライオンを見たら、恐怖の感情ですぐに逃げる。他の哺乳類と同じです。一方で、大脳新皮質のほうは、言語能力を持ち、合理的な思考ができます。

 女の人が、自分の地位を自慢するような男を見ると、大脳新皮質のほうは、確かにこの男とつきあうとメリットがあると思う。しかし、最後の決定をする大脳辺縁系のほうは、うーん、でも、なんかこの人ちがうわ、と感じる。だから、こういうアプローチは、上手くいかないことが多い。

 はじめに、大脳辺縁系のほうに働きかけるようなアプローチをしないといけない。言語を持たない野良猫も犬も立派に恋愛していることからわかるように、人間のメスの恋愛感情も、こっちの言語も貨幣もなかった時代にほとんど完成してしまった大脳辺縁系にあるのです。

田端 なるほど。しかし、女の人も、大脳辺縁系に振り回されて、ある意味で、現代社会では本質的な価値ではないことに奔走されているわけですね。ただ、女の人もつきあいはじめたあとに、頭が冷静になると、男の将来性とかを考えて、もう別れるべきか、結婚を含めて継続的に関係を続けるべきかを悩みはじめますね。

藤沢 そうです。それが愛は意志、ということですよ(笑)。僕は、ある程度お金持ちになっても、ナンパが上手くいくかどうかは、あんまり変わらなくてがっかりしたんですが、ナンパが成功したあとに関しては、ものすごく楽になりました(笑)。

田端 この男、いいところに住んでるし、うまい飯を食わせてくれるな。将来性あるぞ、みたいな(笑)。

藤沢 そう。あと、いいところに住んでるのを見せる、というのは大脳辺縁系に直接働きかけるからいいんですよ。いいところに住んでると言葉で説明してアピールすると、大脳新皮質に行っちゃって、非モテっぽく見えて、ワークしなくなる。

田端 だから、LINE社も含めてそうかもしれないのですが、本来は物理的な場所に関係のなさそうなネット企業までもが高い家賃を払って、眺めが良くてかっこいいビルにオフィスを構えるわけですね(笑)。僕はネット企業が綺麗な一等地にオフィスを構える最大の要因は採用対策でないかと思っています。


藤沢 それありますね。自分が就活していたときをふり返っても。綺麗なオフィスって、あらゆる言葉を超越した魅力がある(笑)。うわー、こんなところで働きたいな、みたいな。みんな、本質的な価値以外のところで心が動いちゃうんですよ。恋愛は、つきあいはじめて、冷静になると、女の人もあれこれ考えて、別れるかどうか判断するんですけど、つきあいはじめる前というか、セックスするかどうかの判断は、動物的な本能に脳が乗っ取られて行われるから、いろいろと偶然が重なって、相手の男に魅了されないと、恋愛スイッチが入らないんですよ。だから、僕はメルマガなんかでよく言っているのですが、愛は金である程度買えるけど、セックスは金では買えない、ということなんです。

田端 ルミネの広告の「恋は奇跡」というのは、そういう意味だったんですね(笑)。

藤沢 そうです。そして、奇跡を起こすためのテクノロジーとして、僕は恋愛工学を研究しているのかもしれません。

藤沢数希(ふじさわ・かずき)
物理学Ph.D. 作家、投資家。海外の研究機関で計算実験の研究ののち、外資系投資銀行でトレーディング業務などに従事しながら、『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『外資系金融の終わり』(以上、ダイヤモンド社)、『反原発の不都合な真実』(新潮新書)などのベストセラーを執筆。その後、日本、アジア、欧米諸国の恋愛市場で培った経験と学生時代より研究を続ける進化生物学の理論、さらには、心理学や金融工学のリスクマネジメントの技法を取り入れ「恋愛工学」という新しい学問を創出。日本有数の購読者数を誇るメールマガジン「週刊金融日記」では恋愛工学の最新の研究論文が発表され、メンバー間で活発に議論が行われている。名実ともに日本最大の恋愛研究コミュニティである。
※次回、「恋愛工学=営業工学!?」は10/13(火)に公開予定です。
http://diamond.jp/articles/-/79214


2. 2015年10月08日 08:52:41 : OO6Zlan35k
2015年10月8日 週刊ダイヤモンド編集部
TPPは日本経済にどんな影響を与えるのか

当初の予定より4日間、交渉日程を延長したものの、大筋合意にこぎ着けた。甘利明TPP担当相(左から2番目)も安堵の表情で記者会見に臨んだ Photo:amanaimages
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉は10月5日、大筋合意にこぎ着け、世界のGDPの約4割を占める巨大経済圏が誕生しようとしている。TPPの発効によって、恩恵を受ける者もいれば、損失を被る者もいる。果たしてTPPは日本経済にどんな影響を与えるのか、あらためて検証する。(週刊ダイヤモンド編集部 大坪稚子、千本木啓文)

「風向きが変わった」。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉をウオッチし続けてきたある専門家は開口一番、こうつぶやいた。

 3ヵ月前にハワイで開かれた閣僚会合では、甘利明TPP担当相が「これが最後の交渉になる」と威勢よく発言していたものの、交渉はまとまらず、肩透かしを食らった。その時点で、TPPは漂流するのではないかとの見方も少なくなかった。

 今回の閣僚会合も、当初2日間の日程では交渉が合意に至らず、もはや漂流は避けられないかに見えた。しかし、前回とは風向きが変わっていた。交渉は4日間も延長され、5年に及ぶTPP交渉は大筋合意にこぎ着けた。

 風向きが変わった背景には、カナダ、米国、日本それぞれの国内政治事情があった。

 まず、10月19日に迫ったカナダの総選挙だ。与党の保守党が苦戦しており、単独での政権樹立は難しいといわれている。政権交代が起これば、交渉は振り出しに戻る可能性が濃厚だった。

 オバマ米大統領にとっても、来年2月の大統領予備選挙が始まる前に決着させなければ、選挙戦でTPPどころではなくなる。自分の代でTPPをまとめるというレジェンド(歴史に名を残すこと)を残すには今しかなかった。

 日本は来年7月に参議院選挙を控える。TPPをできるだけ早くまとめた上で、農家に対策費を投じて票を確保し、安全保障問題で逆風が予想される選挙を乗り切るというのが自民党のシナリオだ。

 尻に火が付いているカナダ、米国、日本の3国にとっては、今回が交渉をまとめる最後のチャンスであり、それ以外の参加国もそのことを十分承知していたのだろう。徹夜の駆け引きを繰り広げながら、交渉6日目に大筋合意に至った。会見に臨んだ各国首脳は、一様に安堵の表情を浮かべていた。

自動車・食品は追い風
農業・畜産業には逆風
見えにくいメリット

 今後、TPPは日本経済にどのような影響を及ぼすのか。

 最大のメリットは、世界のGDPの約4割を占める経済圏が誕生する素地が整ったことにある。それにより、三つのプラス効果が期待できる。一つ目は、農産品や工業製品にかけられる関税の大半が一定の期間を経て撤廃されることによる効果だ。企業にとってはTPPを活用した調達でコストダウンが可能になるとともに、TPP加盟国に自社製品を販売しやすくなる。市場の拡大で、日本経済の活性化につながる。

 特に恩恵を受ける産業が自動車と食品だ。自動車メーカーにとっては、日本から米国への自動車部品の関税が撤廃されることで価格競争力が増す。食品メーカーにとっては、関税の引き下げで原料のコストダウンにつながる。

 二つ目のプラス効果は、TPPによって、サービスや投資の規制緩和が進むことだ。表のように、小売業の規制緩和や政府調達の規制緩和で、外資が参入しやすくなる。国内市場が飽和気味のコンビニエンスストアなどの海外進出、日本企業のインフラ事業への参加が加速する可能性がある。(ただし、規制緩和の時期など詳細は決まっていない)。


拡大画像表示
 三つ目の効果は、中国や欧州連合(EU)などとのメガFTA(自由貿易協定)構想の前進につながることだ。日本はTPP以外に、日中韓FTA、EUとの経済連携協定(EPA)、東南アジア諸国などとの東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉も進めている。今回の大筋合意で、通商交渉の人材をこれらに振り向けることができ、TPPの基準をこれら交渉の際に参考として提示することもできる。

 他方、TPPでは三つの問題点が指摘されている。第1は国内農業へのダメージ、第2はTPPの効果そのものが小さいのではないかという懸念、第3はTPP法案の議会承認が未知数であることだ。

 安倍政権が2013年にTPP交渉参加を決めた際、コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖といった「重要5項目」の関税を維持することを掲げ、「オバマ大統領との会談で、“聖域”が守られることが確認できたから」と国会で説明している。

 今回の合意内容を見ると、関税撤廃こそ少ないが、関税率引き下げや輸入枠の拡大といった譲歩を余儀なくされている。

 特にダメージを受けるのが豚肉だ。ソーセージ向けなどの豚肉は、現在の1kg当たり482円の関税が125円に、10年目以降は50円にまで引き下げられることになった。しかも、一定の輸入量を超えたときに発動できるセーフガードも12年目から撤廃されることになっている。

 ソーセージの原料では差別化が難しく、安価な輸入品に国内勢は太刀打ちできない。TPP大筋合意の翌日の10月6日には、午前9時前から、60を超える畜産団体の幹部が続々と農水省に集まり、口々に不満を漏らした。

 交渉関係者によれば、交渉終盤に、米国に譲歩を迫られ、重要5項目の加工品を含む関税引き下げに応じたのだという。

 牛肉でも関税率が削減され、畜産農家は戦々恐々としている。他方、卸業者からは「中国の需要増加で、牛肉の国際市況が上がっている。関税引き下げでも、円安と市況の高騰で、大幅に安くはならない」という見方も出ている。

 第2の問題がTPPの効果が薄いのではないかという懸念だ。例えば、米国向け自動車の関税撤廃は25年後と、効果が出るのは遠い将来のこと。自動車産業を守りたい米国に配慮した結果だ。

 コメについても、米国とオーストラリアの輸入枠こそ増やすものの、このコメと同数量のコメを備蓄用として政府が買い上げて隔離する。輸入米の増加による競争でコメ農家の構造改革が進むわけではないし、消費者にとっても安く買えるといった恩恵がない。安倍政権は、国内農家には、「関税を撤廃することなく聖域を守った」と胸を張る一方、米国には輸入を増やすことで、双方に“いい顔”をしただけなのだ。

議会承認のハードル
米国の審議次第で
宙に浮く可能性も

 第3の、そして最大の問題は、TPPが各国の議会で承認されるかどうかである。TPPが発効するには、各国の議会承認を得なければならないのだ。

 米国では、貿易促進権限(TPA)に沿って、合意から90日以後でないと大統領は署名できない。審議が始まるのは来春以降になる。

 大統領選挙に向け与野党対立が強まる中、民主党の支持基盤である労働組合が反対するTPPが議会で審議されるのかどうかは不透明だ。先延ばしされれば、オバマ政権での成立は不可能になる。

 日本も、米国のめどが立たなければ国会審議に入れない。一部では、来年1月からの通常国会には間に合わないのではないかとの見方もある。

 日米の議会から承認が得られなければ、今回の大筋合意は何ら実効性を持たない。その意味で、TPPはゴールどころか、まだスタート地点にすら立っていない。
http://diamond.jp/articles/-/79633


3. 2015年10月08日 15:10:40 : OO6Zlan35k

日経平均下げ200円超す、小売など内需安い−下期不透明と連騰反動も
2015/10/08 14:11 JST
    (ブルームバーグ):8日午後の東京株式相場は下げ幅を広げ、日経平均株価は一時200円以上安くなった。決算を受けたイオンなど小売株を中心に、食料品や医薬品、サービス株など内需セクターが安く、空運株も売られている。上期業績の好調は新鮮味がないと受け止められているほか、前日まで6連騰した反動もある。
午後1時53分現在のTOPIXは前日比12.58ポイント(0.8%)安の1480.59、日経平均株価は181円87銭(1%)安の1万8141円11銭。

日本株は前日までの6日続伸中、日経平均で1392円、TOPIXで117.65ポイント上昇し、急ピッチの上げに対する警戒感がマイナス要因となっている。また、きょうの取引開始前に内閣府が発表した8月の機械受注は前月比5.7%減と予想外のマイナスで、3カ月連続の落ち込み。基調判断も下方修正され、東洋証券投資情報部の檜和田浩昭シニアストラテジストは、「3カ月連続減になっていたことは売り材料にされた」とみている。

このほか、あす9日は株価指数オプション10月限の特別清算値(SQ)算出で、それに絡む最終的な売りが出やすい一方、新たな買いは入りにくい状況だ。

下落が目立つのは小売株で、前日に決算を発表したイオンが売られている。3−8月期営業利益は前年同期比67%増の723億円だったが、アナリストの間では慎重な見方が多く、JPモルガンやUBS、バークレイズ証券は弱気の投資判断を維持。バークレイズ証では決算内容についてサプライズなし、とした。きょうのアジア株は、国慶節による長期休場明けとなった中国上海株は上昇している半面、香港や台湾、韓国、シンガポールは軟調。

東証1部33業種は小売や空運、食料品、医薬品、水産・農林、サービス、精密機器、倉庫・運輸、化学が下落。パルプ・紙や海運、鉄鋼、鉱業は上昇。売買代金上位では富士重工業やファーストリテイリング、アルプス電気、日本航空、セブン&アイ・ホールディングス、住友化学が安く、ソフトバンクグループやマツダ、丸紅、ミネベア、オリエントコーポレーションは高い。

関連ニュースと情報:日本株の関連情報 NI JPS JBN NI KOBETSU
記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2015/10/08 14:11 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVVGBC6K50XU01.html


 

超長期債が上昇、順調な30年債入札結果を好感−先物は一時急落場面
2015/10/08 14:13 JST

    (ブルームバーグ):債券市場では超長期債相場が上昇している。きょう実施の30年利付国債入札が事前予想を上回る順調な結果だったことを好感して買いが優勢になっている。半面、先物は入札結果発表後に一時急落する場面があった。

8日の現物債市場で新発30年物国債の48回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い1.36%で開始。午後は入札結果を受けて1.345%に下げている。新発20年物の154回債利回りは1bp低い1.085%。長期金利の指標となる新発10年物国債の340回債利回りは0.5bp高い0.33%で開始し、午前は同水準で推移した。午後はいったん0.335%を付けた後、0.325%に戻している。

長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比2銭高の148円28銭で開始し、午前は横ばい圏でもみ合い。午後の取引開始直後に7銭高の148円33銭まで上昇したが、入札結果発表後には売られて、一時は10銭安の148円16銭まで下落。その後は横ばい付近に戻している。

財務省が午後に発表した表面利率1.4%の30年利付国債(48回債)の入札結果によると、最低落札価格は101円00銭と、市場の事前予想100円90銭を上回った。小さければ好調さを示すテール(落札価格の最低と平均の差)は6銭と昨年5月以来の小ささ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.33倍と前回の3.11倍から上昇した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「30年債入札の結果は強い結果だった。追加緩和期待がある中で、30年債利回りが1.3%半ばでも買いがあることが確認された」と話した。一方、入札後に先物が売られたことについては、「入札直前に買われたことの反動が出ているかもしれない」と指摘した。

関連ニュースと情報:日本国債に関する記事:NSN JBNA2国債入札に関する記事:NSN 9715トップストーリー:TOP JK
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更新日時: 2015/10/08 14:13 JST


米ブラックストーン、SECに約47億円支払いへ−PE業界調査で
2015/10/08 14:32 JST
    (ブルームバーグ):プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社が投資家より自社の利益を優先させたかどうかをめぐり米監督当局が業界全体を調査していた問題で、米ブラックストーン・グループはこれを決着させるため約3900万ドル(約47億円)を支払う。
米証券取引委員会(SEC)は7日発表した声明で、ブラックストーンが手数料などについて投資家に十分通知せず、これが会社側の利益につながったと指摘。制裁金1000万ドルに加え、同社は利益の返還と利払い分として2880万ドルを支払うことを受け入れた。
世界最大のPE投資運用会社であるブラックストーンはSECの主張について否定も肯定もしていない。
同社広報のピーター・ローズ氏は同日の発表文で、「このSECの問題は10年以上前にマーケティング文書の迅速な開示がなかったことから生じ、業界の一般的な慣行であるモニタリング手数料増進の可能性に関するものだった」とコメント。「今回の調べが始まるかなり前にブラックストーンは自主的に関係する方針の変更を行った」と説明した。
原題:Blackstone Pays $39 Million to End SEC Fund Conflicts Probe (1)(抜粋)
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ドル・円は119円台後半、日本株が7営業日ぶりの下落
2015/10/08 14:34 JST

    (ブルームバーグ):東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=119円台後半で推移。7営業日の反落となっている日本株が午後に入り、一段と下落基調を強めており、ドルも下振れが目立っている。
8日午後2時30分現在のドル・円相場は119円85銭付近。朝方に一時119円84銭を付けた後、120円11銭まで値を戻す場面も見られたものの、午後からは119円82銭までドルが売られる場面があった。前日の海外市場では119円75銭と3営業日の水準までドル安・円高が進んだ。
IG証券の石川順一マーケットアナリストは、米国で企業の決算発表が本格化する中、資源価格の下落や新興国市場の混乱の影響を受けている可能性があり、「エネルギーセクターへの警戒感が強まりやすい」と言い、ドルの上値が抑えられる面もあるとみていた。
この日は、国慶節 (建国記 念日)の連休のため休場となっていた中国株式市場が再開し、上海総合指数は上昇して取引を開始している。半面、東京株式市場の日経平均株価は午前の取引で前日終値を上回る場面があったが、午後にかけては内需関連の売りなどで、一時200円を超える下げとなっている。
米国ではこの日、連邦準備制度理事会(FRB)が9月16、17日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録を公表する。同会合では政策金利が据え置かれ、声明で「最近の世界的な経済・金融情勢は経済活動をやや抑制する可能性があり、短期的にインフレに一層の下向き圧力をかける可能性が高い」と指摘された。
みずほ銀行の為替トレーダー、日野景介氏(ニューヨーク在勤)は、9月の雇用統計の結果を受けて、米利上げについて「マーケットは年内すら怪しいのではないかというトーンになってしまっている」と指摘。「FOMC議事録は当然注目」としながらも、すでに新興国通貨などに対してドル売り方向のトレンドになっている状況下では、「過去の話」という受け止め方になると言う。
関連ニュースと情報:トップストーリー:TOP JK
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更新日時: 2015/10/08 14:34 JST
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