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関連倒産が急増中…市場は警戒モード「チャイナリスク」25社
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165040
2015年10月6日 日刊ゲンダイ
中国市場は暴落(C)AP
次に倒れるのはどこか――。市場関係者が色めき立っている。9月29日に海運5位の第一中央汽船(東証1部)が突如倒産した。市場が“危ない会社”のサインとみなす「継続企業の前提に関する注記(ゴーイングコンサーン=GC注記)」が決算書に付記されてはいたが、「倒産するほど業績が悪化していたとは……」という驚きの声が市場で相次いだ。
破綻の引き金は、中国経済のバブル崩壊だ。同社が得意とするバラ積み船(石炭、鉄鉱石など)の運賃市況が中国景気の低迷で暴落。その影響をモロに受けた。
東京商工リサーチが先週2日にまとめた「チャイナリスク関連倒産」はショッキングだ。15年度上半期(4〜9月)に関連倒産は40件発生し、前年同期に比べ約1・3倍に膨れ上がった。
「件数だけを見ると少ないと思われるかもしれませんが、昨年は年間で50件でした。いかにスピードが速いかが分かります。しかも4月以降、急激に増えた。何とも不気味です」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
東京都台東区で皮革小物を製造販売する老舗企業は、中国工場の人件費高騰などにより、収益が悪化し、今年4月に倒産した。北九州の鉄・非鉄金属加工処理会社は、中国の景気減速の影響で輸出向けスクラップ販売が急減。9月に実質破綻した。
「中国への依存度が高い企業が苦しいのは当然です。ところが、ここへきて事情が変わってきた」(市場関係者)
前出の友田信男氏も言う。
「中小・零細企業だけでなく、上場企業クラスにも悪影響が及んでいます。日本経済全体が落ち込むリスクも高まってきた。ここから先は、中国と直接取引のない企業も注意が必要になります」
市場が囁く危ない企業は、第一中央汽船と同じように「GC注記」の付く企業だ。今年8月末時点で約40社。日刊ゲンダイ本紙は先日、3月期決算の企業を対象に「市場が警戒する危ないGC注記24社」を掲載したが、3月期以外にもGC注記企業はある。
マンション関連のランド(東証1部)や原弘産(東証2部)、長野県地盤の食品スーパー「マツヤ」(ジャスダック)、文具でおなじみのセーラー万年筆(東証2部)などだ(別表参照)。
「中国人は日本の高級マンションも爆買いしています。中国の景気減速は不動産業も直撃するでしょう」(証券アナリスト)
兜町関係者は、上場基準に抵触しかねない「上場廃止の猶予期間入り銘柄」や、不正会計の東芝が指定されている「特設注意市場銘柄」も警戒する。
「株安が続くようなら、『猶予期間中』や『注意市場』銘柄への警戒度を強めなければなりません。体力の弱っている企業は持たないかもしれない」(市場関係者)
市場は警戒モードに入っている。
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