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日経平均は4日続伸、半月ぶりに1万8000円回復 TPPも追い風(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/280.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 05 日 16:52:55: igsppGRN/E9PQ
 

10月5日、東京株式市場で日経平均は4日続伸。終値で9月18日以来、約半月ぶりに節目の1万8000円を回復した。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)


日経平均は4日続伸、半月ぶりに1万8000円回復 TPPも追い風
http://jp.reuters.com/article/2015/10/05/tokyo-stock-tpp-idJPKCN0RZ0DW20151005
2015年 10月 5日 15:27 JST


[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸。終値で9月18日以来、約半月ぶりに節目の1万8000円を回復した。9月米雇用統計が予想を大きく下回ったことを受け、米利上げ先送りとの見方から前週末の米国株が上昇。これを受け日本株も買い優勢となり、日経平均の上げ幅は一時350円超となった。

環太平洋連携協定(TPP)交渉が大筋合意の見通しとなり、関連銘柄に物色が強まったことも指数上昇を支えた。

日経平均の4日続伸は8月中旬の急落以降、初めて。日経平均が節目を回復したほか、TOPIXも25日移動平均線(1463.58=5日)をわずかに上回った。国際石油市況の上昇を受け、原油関連株や商社株などが物色されたほか、食品や農業、自動車関連などTPPのメリットを受けやすい業種にも期待先行の買いが入り、東証1部値上がり率上位には兼松産業(2286.T)やフィード・ワン(2060.T)、井関農機(6310.T)などが浮上した。

もっとも、日経平均1万8000円より上値では戻り待ちの売りなどに押さえられ、伸び悩む場面もあった。東証1部の売買代金も2兆0029億円と盛り上がりに欠け、先物主導で買われた面も強い。指数寄与度の大きいファーストリテ(9983.T)とソフトバンク(9984.T)が堅調な値動きとなり、2銘柄で日経平均を70円弱押し上げた。

ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏は「TPP合意への期待感から関連株が買われているが、それよりも直近の調整幅が大きかった資源株のリバウンドが目立ち、自律反発との印象が強い。200日移動平均線(1万9109円27銭=同)水準までは調整局面の中の戻りと捉えている」との見方を示した。

個別銘柄では、フェリシモ(3396.T)がストップ高。2日、2015年3─8月期連結利益予想の上方修正を発表し、材料視された。 純利益予想を5億3900万円(従来1億4800万円)に修正した。顧客数が想定を下回り、売上高は従来予想を下回る見通しだが、原価率の改善や広告費の削減などが寄与するという。

半面、エクセル(7591.T)が東証1部値下がり率トップ。2日に2016年3月期の通期連結業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。中国経済の減速により、スマートフォン向け液晶モジュールや電子部品デバイスの需要が低調になる見込みとなったという。

東証1部騰落数は、値上がり1390銘柄に対し、値下がりが416銘柄、変わらずが92銘柄だった。

日経平均.N225

終値      18005.49 +280.36

寄り付き    17921.00

安値/高値   17869.74─18079.46

TOPIX.TOPX

終値       1463.92 +19.00

寄り付き     1461.02

安値/高値    1453.84─1469.94

東証出来高(万株) 189654

東証売買代金(億円) 20029.66

(杉山容俊)

 

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コメント
 
1. 2015年10月05日 18:15:11 : OO6Zlan35k
オピニオン:危機回避へ中銀頼みの劇薬浮上=倉都康行氏

倉都康行RPテック代表
[東京 5日] - 米国の金融政策正常化プロセスが滞るなど、主要国の政策に手詰まり感が強まる中、世界経済の失速を回避するためには、多少の劇薬も検討の余地があると、独立系シンクタンク・RPテックの倉都康行代表は指摘する。英労働党の新党首が提案するインフラ投資事業の中銀ファイナンスはその一案だという。世界経済の行方と合わせて、今後の政策オプションについて聞いた。

同氏の見解は以下の通り。

<高まる世界経済失速懸念、米FRBのかじ取りに不安>

先週末に発表された9月米雇用統計が予想を大きく下回ったことで、少なくとも10月27―28日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの線はほぼ消えたと見てよいだろう。12月15―16日FOMCでの実施の可能性は、今後の経済指標次第ではゼロとは言えないが、以前に比べればかなり小さくなったと思われる。

このような米利上げ観測の後退を受けて、資金流出に見舞われていた新興国・資源国経済も一息つけるとのロジックから、世界経済の先行きに対する懸念や国際金融市場の混乱がいくらか収まるとの見方もあるが、果たして本当にそうなのだろうか。

率直に言って、私は、このような形での米金融政策をめぐる不透明性の排除が、年末に向けて市場や経済の好材料になっていくとは思えない。理由は2つある。

第1に、米連邦準備理事会(FRB)の政策運営能力に対する信頼性の低下だ。特にここ数カ月間、利上げの要否をめぐる米金融当局幹部のメッセージは、二転三転してきた。

9月17日のFOMC声明文や同日行われたイエレンFRB議長の会見内容は、「中国やその他の新興国の成長をめぐる懸念」に言及し、不透明な世界経済情勢が重石となり、早期利上げの可能性は低いとの印象を植え付けた。

ところが、そのわずか1週間後には、イエレン議長(24日講演)やダドリー・ニューヨーク連銀総裁(28日講演)が一転して、米経済の堅調さを理由に、年内利上げの可能性を強く打ち出した。これでは、米金融当局が政策運営に自信を失っていると捉えられても仕方がない。常々感じていることだが、イエレンFRBの市場との対話には整合性が欠けているように思われる。

2点目の理由は、早期利上げが難しくなることで米金融政策をめぐる不透明性が薄まるとしても、その分、中国経済の悪材料に市場の不安が集中してしまうリスクだ。前述したように、イエレン議長は9月FOMC後の会見で、利上げ見送りの理由の1つに中国要因を挙げている(それだけでも、年内利上げは難しいという解釈は可能だ)。今後は投資家が今まで以上に中国発のネガティブなニュースに過剰反応する恐れがある。

ただでさえ、中国当局は今年に入ってから、市場の混乱に対するリスクマネジメント能力の低さを露呈してしまっている。6月の上海株急落後のなりふり構わぬ株価テコ入れ策といい、8月の人民元切り下げ後の人民元買い・ドル売り介入といい、ちぐはぐな政策対応ぶりが続いている。

言うまでもなく、現在最も警戒すべきシナリオは、中国発のデフレリスク伝播であり、それが新興国経済のみならず先進国経済の下押し圧力となり、世界経済が3%の成長ラインを割って失速することである。こうしたシナリオは数カ月前までは杞憂だったが、今ではそうとも言い切れない情勢になっていると考えている。

<ルビコン川を渡った中銀に英労働党が新たな提案>

問題は、世界経済が明らかに変調をきたしているにもかかわらず、主要国の金融・財政政策に手詰まり感が強まっていることだ。

ちなみに、FRBの場合、もっと早く利上げを行い、ゼロ金利から脱していれば、今頃は0.25%から0.5%の利下げの「のりしろ」があった。追加緩和が必要な状況になっても、伝統的金融政策で対応することはある程度可能だったわけだ。

しかし、今や利上げの好機は逸してしまったように思われる。景気サイクルの面から考えても、米国の景気拡大期はすでに6年を超え、5年弱という戦後の平均を上回っており、今後減速に向かう可能性は低くない。そうした場合、FRBは量的緩和第4弾を求める政治圧力にさらされないとも限らないだろう。

それならば、欧州中銀(ECB)や日銀の追加緩和に期待すればよいとの見方もあるかもしれないが、量的緩和の限界は、三度行いながら、インフレ率もさほど高まらず、労働市場の改善ペースも足踏みしている米国の状況が示している。日銀の異次元緩和も思ったような成果をあげられていないのが実情だ。

財政政策に目を移しても、米国は来年、大統領選を控えており、大規模な財政出動には共和党の激しい抵抗が予想される。欧州でもドイツや英国は財政緊縮下にあるし、日本の財政余力の低さはあらためて説明するまでもないだろう。また、財政余力を残す中国にしても、過剰投資体質からの脱却途上にある以上、リーマンショック後の4兆元投資のような大盤振る舞いは期待薄だ。とどのつまり、政策的な制約とけん引力不在の中で、世界経済は深刻なデフレリスクに直面しかねない状況にある。

こうした中、非常に興味深い政策アイデアだと思えたのが、9月に英労働党の新党首になったジェレミー・コービン氏が掲げている「People’s Quantitative Easing(国民のための量的緩和)」だ。簡単に説明すれば、国債購入を中心とする既存の量的緩和とは違い、インフラ投資事業を中銀がファイナンスするものだという。

むろん、文字通りの財政ファイナンスであって、劇薬だ。伝統的金融政策の立場からすれば、禁じ手以外の何物でもない。ただし、その意味では既存の量的緩和も同じであり、日米欧はじめ多くの主要国中銀はすでにそのルビコン川を渡ってしまったと言える。

「国民のための量的緩和」の理屈は、既存の量的緩和が資産効果(株価・不動産価格)に働きかける金持ち優遇政策であるのに対して、インフラ投資によって広く国民に利益が直接届くというものだ。高インフレを招くとの批判も聞こえてきそうだが、既存の量的緩和でもインフレにならない現状に鑑みれば、その理屈を一方的には否定できないだろう。

確かに、対象プロジェクトの制限など具体的な政策設計で議論すべき点は数知れない。だが、主要国の低インフレ・低成長が長期化し、世界経済の失速リスクも高まる中、金融先進国の英国から浮上してきた新たなアイデアは少なくとも傾聴に値するのではないか。

*本稿は、倉都康行氏へのインタビューをもとに、同氏の個人的見解に基づいて書かれています。

*倉都康行氏は国際金融評論家。独立系シンクタンク・RPテックの代表取締役。東京大学経済学部卒業後、東京銀行に入行。新商品開発、マーケットメイキング、リスク管理など国際金融市場全般に携わる。バンカース・トラストとチェース・マンハッタンのマネージングディレクター、チェース証券会社取締役東京代表などを経て、2001年4月にRPテックを設立して独立。「投資銀行バブルの終焉」「予見された経済危機」「12大事件でよむ現代金融入門」など著書多数。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。(こちら)
http://jp.reuters.com/article/2015/10/05/opinion-yasuyukikuratsu-idJPKCN0RZ0AM20151005


[32削除理由]:削除人:無関係の長文多数

2. 2015年10月06日 07:59:43 : jXbiWWJBCA

【第386回】 2015年10月5日 広瀬 隆雄
唖然とする米雇用統計でアメリカの利上げは遠のいた!NY市場は毎年10月から1月の相場が強いため いまが一番の買い時だ!
<今回のまとめ>
1.雇用統計は「あっ!」と息を呑む悪い内容だった
2.利上げは遠のいた
3.キャピチュレーション(白旗降参)が出た
4.S&P500指数はダブルボトムを形成
5.アノマリー的には今が一年で最も株を買うのに適している
6.センチメントは陰の極に振れており、相場が反発しやすい
唖然とする悪い雇用統計に
含み損を抱えた投資家が投げ売り
先週金曜日に発表された雇用統計は、「あっ!」と息を呑む悪い内容でした。 
まず非農業部門雇用者数は予想20万人に対し14.2万人でした。 

そればかりか7月と8月の数字も、合計5万9000人分下方修正されました。 

失業率は5.1%でした。 

これは事前の予想通りですが、内容を見ると職探しを諦めてしまった人が多かったので、見かけ上、失業率が良かったという事情があります。 
注目された平均時給は−0.01ドル(=9月の黄色の部分)でした。8月の平均時給も−0.01ドル下方修正されました。 

このように今回の雇用統計はどこから見ても悪かったのです。これで 10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが発表されるリスクは完全に払拭されたと言えます。
この数字が発表されると、これまで含み損を抱えながらもフンギリがつかず、だらだらとポジションを持ち続けていた投資家から投げ売りが出ました。 
相場の世界では、このような投げ売りのことを キャピチュレーション(白旗降参)と言います。それは、相場反転のきっかけになることが多いです。
案の定、金曜日の立会ではニューヨーク市場は安寄りした後、バーゲンハンターが殺到しました。 

結局、下髭(したひげ)をつけた後、高値引けとなっています。これはマーケットが8月の安値を試し、それを死守することに成功し、 ダブルボトムを付けた可能性が高いことを示唆しています。
NY市場は10月から1月の相場が強い
いまが一年で一番の買い時だ
ニューヨーク市場は10月から1月にかけては1年で最も相場が強い時期であることが知られています。 

つまり 今は一年のうちで最も株を買うのに適した時なのです!
市場参加者は極端な弱気に。
センチメントまでが味方している
おまけにこのところの下げ相場で、市場参加者のセンチメントは極端に弱気に偏っています。下はブルベア指数と呼ばれるものです。 

この指標は、いわゆる「逆指標」で、 弱気が多ければ多いほど、マーケットは買い場であると解釈できるのです。
以上をまとめると、雇用統計が悪かったので 当座の利上げの心配は吹き飛びました。低金利は株式にとって追い風です。キャピチュレーションが出たので、引かれ腰の弱い投資家は全部売り切りました。チャートはダブルボトムを描きつつあります。これから1月にかけて米国株は季節的に最も上昇しやすい時期に入ります。しかもこのところの下げでセンチメントは極端に弱気に振れており、相場は反発しやすくなっているのです。

http://diamond.jp/articles/-/79496


3. 2015年10月06日 11:09:49 : OO6Zlan35k
インド株(終了):年初来2番目の大幅高−米利上げ先送り観測で
2015/10/05 20:48 JST
    (ブルームバーグ):5日のインド株式相場は上昇し、指標のS&P・BSEセンセックスは6週間ぶり高値を付けた。2日発表された米雇用統計が失望を誘う内容だったことを受け、米金融当局が利上げを来年に先送りするとの観測が強まった。
自動車メーカーのタタ・モーターズの上げが目立った。スポーツ型多目的車(SUV)「レンジローバー」と「イヴォーク」の米国販売が9月に61%伸びたことが買い材料。住宅金融でインド最大手のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)は3営業日ぶりに上昇、民間銀で最大手のICICI銀行は5カ月ぶり大幅高となった。一方、マルチ・スズキ・インディアは6週間ぶりの大幅下落。同銘柄の投資判断をジェフリーズが引き下げた。
センセックスは前営業日比2.2%高の26785.55で取引を終了。これは1月15日以来の大幅高で、8月21日以来の高値となった。30銘柄中11銘柄の上昇率が3%を超えた。2日のインド株式市場は祝日のため休場だった。
原題:India’s Sensex Has Second-Biggest Gain of 2015 on Fed Outlook(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ムンバイ Rajhkumar K Shaaw rshaaw@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Richard Frost rfrost4@bloomberg.net
更新日時: 2015/10/05 20:48 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVQVDG6TTDS401.html

[32削除理由]:削除人:無関係の長文多数
4. 2015年10月06日 18:48:20 : OO6Zlan35k
日本株は素材、資源中心上昇、流動性期待とTPP−指数伸び悩みも
2015/10/06 13:06 JST
    (ブルームバーグ):6日午後の東京株式相場は、鉄鋼など素材、鉱業や石油など資源、機械など輸出関連株中心に上昇。経済統計の低調で米国の利上げが先送りされるとし、流動性相場への期待感が続くほか、欧米株高を受けたリスク資産見直しの動き、環太平洋連携協定(TPP)交渉の大筋合意などがプラス材料だ。ただ、主要株価指数はきょうまで5連騰となっており、売りも出やすい。
午後0時51分現在のTOPIXは前日比15.66ポイント(1.1%)高の1479.58、日経平均株価は168円4銭(0.9%)高の1万8173円53銭。日経平均は朝方に一時367円高の1万8372円まで買われ、投資家の短期売買コストを示す25日移動平均線をおよそ2カ月ぶりに完全に上抜けた。
米給管理協会(ISM)が5日に発表した9月の非製造業総合景況指数は56.9と前月の59から低下、市場予想の57.5を下回った。同日時点の金利先物市場が示す米利上げの可能性は、10月が10%、12月が35%、来年1月が43%。5日の米国株はS&P500種株価指数が1.8%高、欧州株は総じて上昇率が2−3%だった。
また、12カ国による関係閣僚会議で5日、TPP交渉が大筋合意した。TPPが批准されれば、世界経済の40%を担う貿易圏が誕生、政府間の通商協定としては約20年ぶりの大規模なもので、貿易障壁を取り除く新たな前例になる。
東証1部33業種は鉄鋼、水産・農林、石油・石炭製品、鉱業、情報・通信、機械、精密機器、非鉄金属、銀行などが上昇。ゴム製品や医薬品、小売は下落。鉄鋼は、日経平均が直近高値の8月11日から安値の9月29日までの下落率トップで、買い戻しが入りやすい状況にあった。機械など輸出関連は、午後のドル・円が1ドル=120円40銭台と前日の日本株市場の終値時点120円4銭に比べ円安方向で推移する点もプラス。鉱業や石油は、前日のニューヨーク原油先物が1.6%高の1バレル=46.26ドルと続伸したことが好感されている。
きょうのアジア株は、台湾や韓国、シンガポールがプラス推移と堅調。インドネシアのジャカルタ総合指数は連日の大幅高で、通貨ルピアは2009年4月以来の大幅上昇となっている。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、中国経済や米国利上げに対する懸念が後退しており、「これまで売りにさらされてきた新興国や資源国通貨・資産、エネルギーや素材、資本財セクターに巻き戻しのショートカバーを誘発した」と言う。
東証の空売り比率は5日時点で36.9%。過去最高を記録した9月29日の43.4から急ピッチで低下し、9月11日以来の低さとなっている。
関連ニュースと情報:日本株の関連情報 NI JPS JBN NI KOBETSU
記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2015/10/06 13:06 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVRR0I6K50Y901.html

きょうの国内市況(10月6日):株式、債券、為替市場
2015/10/06 15:41 JST

  (ブルームバーグ):国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。
●株5連騰、流動性期待とTPP合意−輸出や素材、水産・農林買い
(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)
東京株式相場は5連騰。経済統計の低調で米国の利上げが先送りされるとし、流動性相場への期待感が続いたほか、欧米株高を受け投資家の間でリスク資産見直しの動きが優勢だった。環太平洋連携協定(TPP)交渉が大筋合意した点もプラス材料で、機械や精密機器など輸出関連、鉄鋼など素材関連、水産・農林や情報・通信株など幅広い業種が高い。
TOPIXの終値は前日比11.92ポイント(0.8%)高の1475.84、日経平均株価は180円61銭(1%)高の1万8186円10銭。
富国生命保険の山田一郎株式部長は、「世界的に米国の利上げが来期という見方が増え、株式が買われている。国内の追加緩和期待もあるため、リスクオフに傾き過ぎていた反動がみられる」と話していた。
東証1部33業種は水産・農林、鉄鋼、倉庫・運輸、情報・通信、精密、鉱業、石油・石炭製品、パルプ・紙、機械など28業種が上昇。ゴム製品や繊維、金属製品、小売、その他金融の5業種は下落。鉄鋼は、日経平均が直近高値の8月11日から安値の9月29日までの下落率トップで、買い戻しが入りやすかった。機械など輸出関連は、きょうのドル・円が1ドル=120円20−50銭台と前日の日本株市場の終値時点120円4銭に比べ円安で推移した点もプラス。鉱業や石油は、前日のニューヨーク原油先物が1.6%高の1バレル=46.26ドルと続伸したことを受けた。
売買代金上位ではソフトバンクグループやファナック、キーエンス、JT、KDDI、マツダ、NTT、新日鉄住金、HOYA、クボタ、積水ハウスが高く、上昇率上位には野菜・果物種苗のサカタのタネや食品商社の三菱食品などTPP関連銘柄が並んだ。半面、アルプス電気とブリヂストン、アイフル、川崎汽船、アサヒグループホールディングスは安い。東証1部の売買高は24億3836万株、売買代金は2兆3948億円、上昇銘柄数は1363、下落448。
●債券下落、世界的リスクオンの流れで売り優勢−追加緩和観測下支え
(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)
債券相場は下落。世界的なリスクオン(選好)の流れを引き継いで売りが優勢の展開となった。半面、日本銀行による追加緩和観測を背景にした買いなどが相場を下支えした。
6日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比10銭安の148円36銭で開始し、直後に148円29銭まで下落した。午後に入ると水準を切り上げ、5銭安まで戻す場面もあったが、買いは続かず、結局は寄り付きと同水準の148円36銭で引けた。
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「株高・円安を受け、債券はこのところの上昇相場が一服して売りが優勢となった。追加緩和が取り沙汰されるが、国債増額の場合に需給がタイト化する超長期債は一進一退にとどまっている」と話した。一方、「5年債利回りが0.05%を割り込んだのは付利下げがあったら怖いとの警戒感からとみられ、追加緩和がなければいったん売りが広がる可能性もある」との見方を示した。
現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の340回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.325%で開始し、午前は同水準で推移した。午後に入るといったん0.32%に戻したが、再び0.325%に上昇した。前日は0.31%と約5カ月ぶり水準まで低下した。
財務省がこの日午後零時45分に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差が0.009%、募入平均利回り較差は0.007%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象。投資家需要の強弱を示す応札倍率は2.93倍と、同年限を対象とした前回の3.63倍から低下した。
●ドル・円は120円台前半、日銀会合控えて円の下値限定
(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)
東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=120円台前半で推移。日米の株価上昇を背景に円売りが先行したものの、日本銀行の金融政策決定会合の結果発表を翌日に控えて、円の下値は限定的となった。
6日午後3時20分現在のドル・円相場は120円28銭付近。一時120円57銭と9月28日以来の水準までドル高・円安が進んだ後、午後の取引終盤に120円25銭まで円が値を戻した。
ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、低金利環境の継続期待によるグローバルな株高を受けて120円台半ばまでドル高・円安が進んだが、あすの日銀会合を控えて、きょうはボリュームも少なく、様子見状態になっていると説明。日銀会合については、30日の次回会合に向けて、「景気認識の引き下げがあるかどうかが焦点」と言い、「仮になければ失望的なリアクションで120円を割り込む動きになるだろう」と予想する。一方で、緩和期待を高めるものになった場合、122円に向かって堅調に推移すると見込む。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 青木 勝 +81-3-3201-7461 maoki6@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds +61-2-9777-8695 greynolds1@bloomberg.net 青木 勝
更新日時: 2015/10/06 15:41 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVSBN06S972801.html

債券は下落、世界的リスクオンの流れで売り優勢−追加緩和観測下支え
2015/10/06 15:31 JST

    (ブルームバーグ):債券相場は下落。世界的なリスクオン(選好)の流れを引き継いで売りが優勢の展開となった。半面、日本銀行による追加緩和観測を背景にした買いなどが相場を下支えした。
6日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比10銭安の148円36銭で開始し、直後に148円29銭まで下落した。午後に入ると水準を切り上げ、5銭安まで戻す場面もあったが、買いは続かず、結局は寄り付きと同水準の148円36銭で引けた。
SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「株高・円安を受け、債券はこのところの上昇相場が一服して売りが優勢となった。追加緩和が取り沙汰されるが、国債増額の場合に需給がタイト化する超長期債は一進一退にとどまっている」と話した。一方、「5年債利回りが0.05%を割り込んだのは付利下げがあったら怖いとの警戒感からとみられ、追加緩和がなければいったん売りが広がる可能性もある」との見方を示した。
現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の340回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.325%で開始し、午前は同水準で推移した。午後に入るといったん0.32%に戻したが、再び0.325%に上昇した。前日は0.31%と約5カ月ぶり水準まで低下した。
モルガン・スタンレーMUFG証券の河野研郎チーフ債券ストラテジストは、債券相場について、「リスクオンの流れで米国債利回り上昇、新興国通貨買い、米国・日本株の上昇を受けて売りが優勢」と説明した。日銀金融政策決定会合については、「追加緩和を期待している人の多くは、30日の方だろう。ただ、昨年の件でサプライズの思惑もある」と話した。
5日の米国債相場は下落。米10年国債利回りは前週末比6bp高い2.06%程度で引けた。米株式相場が連日大きく上昇したことが売り手掛かり。S&P500種株価指数は年初来で最長の5営業日続伸となった。この日の東京株式相場は大幅上昇。日経平均株価は前日比180円61銭高の1万8186円10銭で引けた。一時は300円を超す上げ幅となった。
高値圏で良いガス抜き
メリルリンチ日本証券の大崎秀一債券ストラテジストは、「相場が高値圏にある中で、朝方は海外株高や債券安を受けて売り先行した」と説明した。ただ、「米国の利上げ観測の後退が背景にあるため、債券にとっては積極的な売り材料にはならず、円債もあくまで持ち高調整の範囲内だ」と言い、「足元の調整は高値圏の債券には良いガス抜き」との見方を示した。
日銀はきょうから、7日までの日程で金融政策決定会合を開く。今回の会合について、ブルームバーグがエコノミスト36人を対象にした調査では2人が追加緩和を予想した。日銀は30日に今月2回目の会合を開催し、経済・物価情勢の展望(展望リポート)を公表する。
財務省がこの日午後零時45分に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差が0.009%、募入平均利回り較差は0.007%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象。投資家需要の強弱を示す応札倍率は2.93倍と、同年限を対象とした前回の3.63倍から低下した。
今回の流動性供給入札について、モルガン・スタンレーMUFG証の河野氏は、「特にサプライズはない結果だった」と話した。
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更新日時: 2015/10/06 15:31 JST
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5. 2015年10月06日 18:49:08 : OO6Zlan35k
グロース氏:米国株はさらに10%下落へ−投資家はキャッシュで待機を
2015/10/06 11:05 JST
    (ブルームバーグ):多数の資産クラスが値下がりして今年1年を終えると1月に予想したビル・グロース氏は、米国株がさらに10%下落すると述べ、投資家がキャッシュで待機しながら今の相場動揺が落ち着くのを待つべきだと語った。
グロース氏は2日、ブルームバーグとのインタビューで、緩慢な米雇用統計に対する市場の反応は、株式や高利回り債、一部新興国債券などの市場がカジノのような取引となっていることを示していると指摘した。
同氏は、米国株がさらに10%下落すると予想する理由として、企業業績が上向いていた2013年のような経済状況からの追い風がない点に言及。今の企業業績は横ばいで、資源安がエネルギー企業に打撃となっていると指摘した。同氏は今年、ドイツ国債や中国株の先行きを予知するような見通しを示していた。
ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用するグロース氏は「さらに良くない数字が待ち受けている。弱気相場を20%の調整と定義すれば、半年から1年のある時点で、古典的な弱気相場に入るだろう。それはさらに10%の下落を意味する」と語った。
同氏は「キャッシュは何も生まないが、失う物もない」とも述べ、リスク資産で4−5%のリターンに対してコマーシャルペーパー(CP)で25−50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を得ながら待機してもさほどのペナルティーにはならないと指摘。「投資家は冷たい水を顔にかけ、波乱が過ぎ去るのを待つ必要がある」と付け加えた。
原題:Gross, Seeing Stocks Plunging Another 10%, Urges Flight to Cash(抜粋)
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更新日時: 2015/10/06 11:05 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVRY086K50Y801.html


米ゴールドマン:米利上げ、16年にずれ込む可能性−さらなる遅れも
2015/10/06 15:28 JST

    (ブルームバーグ):米金融当局の利上げ開始は2016年に入ってしばらくの間ずれ込む公算があり、さらに遅れる可能性もあると、米ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
ゴールドマンのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏はリポートで、今年12月の利上げ開始というのが依然として同社予想の中心であるものの、生産と雇用の減速を理由に事実上のゼロ金利政策がこの予想よりも「はるかに長引き、2016年に入ってからもしばらく続く、あるいはさらに遅くなる可能性がある」との見方を示した。
先物トレーダーらは年内の利上げ予想を後退させており、依然として年内の行動を想定しているイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長やダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言と食い違いつつある。
ブルームバーグのデータによれば、先物市場が織り込む年内利上げ確率は35.2%と8月末の60%から低下した。2日発表された9月の米雇用統計内容を受けて市場が織り込む10月27、28両日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率はわずか10%となった。
三菱UFJ国際投信の下村英生チーフファンドマネジャーは、雇用についての弱い数字の後に利上げをするのは当局にとって極めて難しいと指摘。予測の範囲内にある近い将来において利上げはないと考えていると述べた。
米労働省が2日発表した9月の非農業部門雇用者数は前月比14万2000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万人増だった。前2カ月の雇用者数は合わせて5万9000人、下方修正された。
ハッチウス氏は「生産や雇用でさらに悪いデータが出れば、金融政策見通しが非常に大きく変化する可能性がある」とし「従って、成長と雇用市場についての今後2、3カ月の数字は通常よりもさらに重要になるだろう」としている。
原題:Goldman Sachs Says Fed May Delay Rate Increase Well Into 2016(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シドニー Candice Zachariahs czachariahs2@bloomberg.net;シンガポール Wes Goodman wgoodman@bloomberg.net
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更新日時: 2015/10/06 15:28 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVS8VH6S972801.html



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