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スズキが小型車の増産を計画する相良工場=静岡県牧之原市
自動車業界で国内回帰相次ぐ スズキ、ホンダなど 円安で開発力維持狙う
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151003-00000504-biz_san-nb
SankeiBiz 2015/10/3 19:01
自動車各社が国内生産への回帰を加速している。スズキは平成28年度にも小型車の拠点である相良工場(静岡県牧之原市)の生産能力を倍増し、年15万台近くまで引き上げる。ホンダは排気量50cc以下の原付きバイクの生産を中国やベトナムから熊本製作所(熊本県大津町)に移管。日産は28年春から北米向けのスポーツ用多目的車(SUV)を九州で年約10万台生産する。外国為替市場の円安基調を追い風に、コスト競争力の向上や生産技術の開発力維持を狙う。
スズキの相良工場は小型車「スイフト」やセダン「キザシ」をつくり、26年度の生産実績は7万6千台。8月には小型車「ソリオ」の全面改良を機に生産を湖西工場(静岡県湖西市)から移し、年約4万2千台を上積みする。
欧州向けの生産拠点であるハンガリー工場で生産する「スイフト」も相良工場からの輸出に切り替える見込み。ハンガリー工場はSUVなどの生産を集約し、最適な生産体制を整える。
ホンダは先月、熊本製作所で16日に発売する原付きバイク「ジョルノ」の新型の生産を開始した。従来は中国でつくってきたが、現地の人件費が上昇しているため、円安で相対的に国内との生産費用の差が縮まった。
28年度末までにベトナムでつくる「ダンク」「タクト」の2車種も生産を移管し、原付きバイクの年10万台超の生産のうち約8割を同製作所でつくる見込みだ。青山真二・二輪事業本部長は「日本で生産しても求めやすい価格を実現できる」と語る。
また、日産も北米向けSUV「ローグ(日本名・エクストレイル)」を生産子会社、日産自動車九州(福岡県苅田町)で来春から生産する。25年に発売した現行モデルは、米テネシー州や、米国との自由貿易協定(FTA)で関税の安い韓国のルノーサムスンで製造してきた。
北米市場での販売好調で増産を検討し、「コスト競争力が高い日産自動車九州で生産することにした」(グローバル企業広報部)。その結果、26年度に87万台だった国内生産台数は、28年度に100万台を回復する見通しだ。
日本自動車工業会によると、自動車の国内生産は2年に過去最高の1348万6796台を記録したが、リーマン・ショック後の21年以降は1千万台割れが続いている。池史彦会長は、「開発や技術の深掘りには最低限の(生産)規模が必要だ。日本は際どい水準まできている」と危機感を語る。
国内回帰の加速で生産技術などを進化させ続けることができるかどうかが、日本メーカーの今後の競争力を左右しそうだ。(会田聡)
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