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アメリカ(雇用統計の異変)と金融緩和(NEVADAブログ)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/243.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 03 日 19:31:25: igsppGRN/E9PQ
 

アメリカ(雇用統計の異変)と金融緩和
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
2015年10月03日 NEVADAブログ


アメリカの雇用統計が発表され、7月から連続して下方修正されるという異常事態となっています。

8月 +136000人
(−59000人)

9月 +142000人
(事前予想 +203000人)

9月は予想外の少なさとなっていますが、8月も59000人下方修正されており、このぶれは2ヶ月で10万人を超えます。

更に問題は内容です。

労働人口 −35万人
就業者数 −23.6万人労働参加率 62.4%

中でも労働参加率は1977年以来の最低となっており、これがため失業率は低いままとなっているのです。
もし通常の労働参加率であれば失業率は軽く8%を超えるとも言われておりとても利上げできる経済状況ではないと言えるのです。

では今までの金融緩和で一体どのような効果があったのでしょうか?

金融緩和が株式と不動産を上げるだけの効果しかなく、国民には全く効果がなかった(恩恵がない)となればFRBは大批判を浴びることになります。


今後FRBの金融緩和政策に疑問がつけられるのは避けられず、すなわち、FRBへの不信任となれば金融市場は更に大荒れになります。

既に株式、為替が金曜日には大変動していますが、新興市場を中心に来週から更に資金流出が加速するかも知れません。


 

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コメント
 
1. 2015年10月03日 20:39:37 : nJF6kGWndY

>7月から連続して下方修正されるという異常事態

別に異常でもなんでもない


米国は、既にドル高に転換し、量的緩和による景気刺激効果は、ほぼ消滅している

遅行指数である雇用改善が終わるのは当然だ

最近のように、投資が停滞し、産業の潜在成長率が低下している場合、

ドル高転換により、一般国民(特に非正規低所得層)の賃金上昇効果も、ほとんど表れないままリセッションへと入っていくことになる


こちらも何度も言われていることだが

日本の場合は、原発停止や、既得権者優遇の規制のため、さらに潜在成長率が低く、生産性上昇が期待できないため、より下振れしやすく

しかも中国の影響を受けやすいから、世界景気減速の影響でリセッションに入っていくのが自然な道筋ということだ。

その場合、早めの景気刺激が本来必要だったということになるだろうし、いずれ追加緩和の声が高まるだろうが、
例によってメディアの反緩和・反財政拡張の動きが大きすぎて、無視される場合、過去同様、資産価格の下振れと円高デフレ不況へと陥っていく可能性も、そう低くはない。


2. アミタバ 2015年10月03日 21:46:19 : ta/w.GwmlsPxg : GGNJIqrDLM
アメリカ→日本・EUの順でゼロ金利・量的金融緩和(QE)を行い、紙幣をジャブジャブにして実体経済のマイナス成長を誤魔化して、巨大な株式・不動産バブルを生んだ付けを払う時期が近づいた訳ですね。麻薬が切れれば七転八倒の苦しみが襲ってくるように、ドル崩壊、全世界の金融システムの崩壊とともに世界恐慌が始まる寸前ですね。もし起これば1929年の大崩壊以上の規模になるでしょうね。その先には第三次世界大戦が待ち受けているかもしれません。恐ろしい時代が幕を開けようとしているように思います。

3. 2015年10月03日 22:16:10 : T3g8rFipWI
昨日の雇用統計後の株急上昇には面食らった。

おおかたゲンダイが報じてるように、またぞろ売国バズーカ砲を準備中なんだろう。

欧米金融資本に干天の慈円といったところか。

それにしてもぼくが投資を始めた20年前より、相場ははるかに複雑怪奇で難しくなったな。


4. 2015年10月04日 03:00:21 : EAkIk2fULU
米国が覇権国家でなくなる前後で失望感から恐慌状態となることは避けられない
気がするなあ。

そこから利上げ、ドル高による製造業の縮小、つまり英国と同じ道をたどる。
問題はここでいかにソフトランディングさせられるか。出来なければそれこそ
第三次世界大戦となる。

当然軍事産業は戦争をやりたがる。経済界がそれに対してどう動くかがカギ。

現在米国は70兆円規模の国防予算を持っているが、覇権国家でなくなるまでに
30兆円規模まで減らすだろう。主に兵士の数を減らすことで予算を削るが、
少なからず軍事産業にも影響が出る。つまり、食っていけなくなる。

だから、戦争するしかないと考える。それに対して、中国米国のそれぞれの
経済界が反発するのか、同調するのか。当然軍事産業は武力で脅しをかけて
くるが、それに勝つのか、負けるのか。

遠い将来、国民は経済を自分の手に取り戻すので、戦争をやるかやらないかは
国民が決めることができる。今の段階では、相当の覚悟でなければ、戦争を
するかしないかを国民が決めることはできない。


5. 2015年10月07日 17:35:41 : OO6Zlan35k
社説】低調な米雇用統計という衝撃
2015 年 10 月 5 日 12:46 JST

 米国の景気の回復具合はあまりぱっとしないが、それでも労働市場は強みのはずだ。だから、2日発表の9月の雇用統計が低調だったことは、投資家にとって、そしておそらく米連邦準備制度理事会(FRB)にとっても衝撃だった。問題は今回の景気回復が始まってからこれまでもたびたびあったような一時的な停滞がまた起きているだけなのか、それともさらに悪い何かが起こる警告なのか、という点である。

 9月の雇用統計に多くの好材料を見つけるのは確かに難しい。非農業部門の就労者数は前月比14万2000人増で、民間部門の就労者数は11万8000人増にとどまった。7月と8月の就労者数の伸びはそれぞれ下方修正され、前回の発表より合わせて5万9000人減少した。第3四半期の1カ月当たりの平均就労者数は16万7000人増にとどまり、年初から9月までの平均19万8000人増を下回っている。これも昨年の平均26万人増と比べれば大幅減である。

 さらに悪いことに、労働参加率――労働市場の健全性を測る主要な指標だ――が1997年以来最低の62.4%にまで低下した。1977年と言えば、米国経済は1970年代半ばの厳しい景気後退局面から回復の途上にあったころだ。9月の労働人口は約35万人減少し、雇用創出があまり良くなかったが失業率は5.1%にとどまった。米大統領経済諮問委員会(CEA)は2日、ブログにコメントを掲載し、雇用情勢の停滞は「海外の成長鈍化と世界的な金融の混乱」が原因という見解を示した。それ自体は正しい。しかし、CEAは指摘していないが、その混乱と成長鈍化の一因は、FRBの政策によって新興市場が経験した二重の損失にあった。

 FRBが積極的に国債を購入した当時、新興市場には資本が殺到したが、FRBが利上げを検討する今、資本はドル資産に再び流入しつつある。ドル高が進んだため、商品(コモディティー)市況も下落、米国経済の中では珍しく好調だった米国の石油・ガスブームに大きなダメージを与えた。

 しかし、いつ起きるにせよ、こうした事態は避けられないものだった。FRBは、米国経済が新興市場や商品市場の修正に十分に耐えられるほど回復するだろうと思っていた。問題は、2009年以降、2.2%という低成長が常態化し、米国経済が世界の他の地域の成長ショックの影響を非常に受けやすくなっているということだ。9月の雇用統計によると、平均時給は前月比横ばいで、前年同月比でもたった2.2%しか上昇しておらず、資金が米国に流入しても米国人の生活水準が向上しているわけではない。

 こうした現状は金融政策に対するFRBのジレンマを増幅させている。FRB関係者は9月にゼロ金利政策を解除することを期待させてきたが、結局、政策を変更しなかった。その後、イエレンFRB議長らは年末までに解除したい意向を示しているが、そのためには労働市場が9月の水準から回復しなければならない。

 われわれを含め、さまざまなところで指摘されているように、FRBはゼロ金利政策にとらわれているようだ。ゼロ金利政策が投資をゆがめていることを承知していながら、解除したときの経済的な影響を恐れているのだ。われわれはFRBがもっと早く多少でも金利を引き上げておくべきだったと考えていたが、FRBは既にそのチャンスを逃してしまったのかもしれない。FRBが今すぐ利上げに踏み切っても踏み切らなくても、金融政策の限界は明らかになっている。

 米国経済が減速しているとしても、米国政府に多大な支援を期待してはいけない。ホワイトハウスのエコノミストたちは先に紹介したブログにこう記した。「われわれは、米国経済がこの数年間享受してきた国内の勢いを持続させるために対策を講じなければならない。それには、予算の自動削減を無効化し、米国経済の成長維持に役立つ重要な投資を行うための予算を成立させること、米国企業が海外で対等に渡り合うことができるように輸出入銀行を再承認すること、インフラ投資を増やすことが含まれる」。

 やることはそれだけなのか。融資保証を実施する銀行を復活させ、道路や橋にさらに資金をつぎ込むというのか。本気なのだろうか。今のホワイトハウスは知性を使い切ってしまったのか、それとも税制改革や規制改革など共和党が提案している成長政策を検討するには党派にこだわりすぎているかのいずれかである。先週、政権は大気中のオゾン濃度を制限するという金のかかる規則をまた1つ、米国経済に押し付けた。オゾン濃度が現行基準を大幅に上回っているのはカリフォルニア州の一部だけであるにもかかわらず、だ。

 どうやら、オバマ大統領は民間経済が積み重なる負担をものともせず、悪影響も受けずにこうした措置を全て吸収できると思っているようだ。だからこそ、景気拡大が6年も続いているというのに、労働参加率は62.4%という水準にとどまっているのだ。

米雇用、労働参加率低下の背景に低い失業保険受給率
米国では失業保険を受給している失業者が珍しくなっている PHOTO: M. SPENCER GREEN/ASSOCIATED PRESS
By
ERIC MORATH
2015 年 10 月 6 日 14:56 JST
 米国の失業者数は9月に2008年以降では初めて800万人を割り込んだ。だが、この数字は雇用の伸びを反映したものとばかりは言えない。
 米労働省によると、失業者が減る一方、9月は35万人が労働力人口から離脱した。米国の労働力人口は5月に過去最高をつけたが、その後4カ月中3カ月で減少している。
 長期失業者が求職活動をあきらめている、と言うのがこの傾向についての一つの説明だ。失業者支援組織の全米雇用法プロジェクトで政策分析を担当するクレア・マッケンナ氏によると、労働力人口からの離脱者は、短期失業者よりも長期失業者の方が急増している。マッケンナ氏は、「見た目の数字は雇用市場のぜい弱性を覆い隠している」と指摘した。
 労働力人口から離脱する理由としては、失業保険の受給者数が比較的少ないことが考えられる。失業保険受給者数は9月に15年ぶりの低水準をつけた。
ENLARGE
大半の失業者は失業保険を受けていない
 労働省の統計によると、先月の受給者数は失業者全体の28%に満たない。前年9月は31%だった。また、緊急措置として大半の州で支給期間を26週以上最大99週に延長した2010年9月には67%で、これをはるかに下回っている。この緊急措置は13年末に失効し、受給者の急減につながった。
 失業保険の受給期間が切れると、需給対象者は低賃金の仕事を受け入れるか、労働力人口から離脱する例がよく見られる。退職や復学、あるいは家庭で子供や老人の世話をするか何らかの別のかたちでの政府援助を求める方が金銭面でみて合理的だと考えて、労働力人口から離脱するのだろう。労働参加率は、1970年代以降では最低の水準で推移している。
 全米雇用法プロジェクトの資料によると、12の州において失業者に占める失業保険受給者は5人に1人に満たない。同プロジェクトが今年初めに発表した分析では、失業保険受給者の比率は72年以降の統計で最低となった。労働省の最新統計では、総失業者数が減ったため、この比率が今年は落ち着き、やや高まっている。
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