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7割が解禁前に内定 「就活後ろ倒し」は正直企業がバカをみた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/164837
2015年10月2日 日刊ゲンダイ
まだ終わらない学生もいるのに(C)日刊ゲンダイ
従来より4カ月遅れの8月1日にスタートした就活スケジュールは1日、正式な内定日を迎えた。表向きのゴールとはいえ、企業からも学生からも不満ばかりが聞こえてくる。
「ウチも、経団連の方針に沿って8月から1次面接を行ったのですが、フタを開けてみたら、ほかの会社の内定ホルダーがごろごろいた。しかも、ちょうど面接時期が3年生向けの夏のインターンシップの時期と重なったものだから、指導役の現場の若手と人事はテンヤワンヤ。そのうえ、9月上旬に内々定を出したところ、とっくに行き先が決まっていて逃げられた。“正直者”がバカを見た格好です」(広告代理店人事担当者)
経団連に属さない外資が例年、優秀な学生を“先取り”するのは有名だが、今年は日本企業でも掟破りが相次いだのだ。「リクルートキャリア」の調査によると、8月1日の解禁日前の内定率は65%に上る。昨年の4月1日の解禁日は19%だったから、今年の解禁破りの割合はすごい。首都圏の私立大就活担当者がこう漏らす。
「業界として、経団連のスケジュールを守ったのは、商社と不動産の2つのみ。この2つは学生に人気で、先に他社の内定が出ていても、ひっくり返せると強気でした。しかし、ほかの業界は企業によってバラバラ。8月の解禁前に先手を打った企業は6月から“面談”と称して学生との面接を重ねていて、7月には内々定を出していました」
もっと熾烈なのは、学生の就職ルートとして定着したインターンシップだ。
「一番熾烈だったのは、昨年12月〜今年2月にかけてのインターンシップで、この選考に2回の面接があって、2回目の役員面接とインターンシップの結果を総合判定して内々定を出した企業がありました。インターン導入企業は、採用予定数の3分の1がインターン組なのです」(前出の就活担当者)
経団連は学生の学業に支障が出ず、なおかつ留学生にも不利がないようにと採用活動を8月に後ろ倒ししたが、結局、企業も学生も冬から“マラソン”を強いられ、ヘトヘトなのだ。
「就活に参加する留学生は全体のわずか1%。そのために99%の学生と企業が、表向き2カ月の採用活動に振り回されたのです。そのスケジュールを経団連に働きかけて主導したのが、安倍政権。威信を見せたつもりでしょうが、企業の現場を理解できていないことが浮き彫りになりました」(一橋大特任教授・西山昭彦氏=経営学)
来年は解禁日が見直されるだろう。
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