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乱高下する日経平均株価、今後を見通す3つのポイント(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/162.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 30 日 22:42:20: igsppGRN/E9PQ
 

              東海東京調査センターの中井裕幸チーフグローバルストラテジスト(撮影:尾形文繁)


乱高下する日経平均株価、今後を見通す3つのポイント
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150930-00086510-shikiho-nb
会社四季報オンライン 2015/9/30 22:11 島 大輔


 8月中旬以降、先行きを見通すのが難しい不安定な状況が続いている日経平均株価。10月以降は株価に影響を及ぼしそうな重要なイベントが控えており、中旬からは国内企業の決算発表も本格化する。東海東京調査センターの中井裕幸チーフグローバルストラテジストに、今後の見通しを聞いた。

 ――全体相場の乱高下が続いています。

 日経平均株価の8月から9月にかけての調整は予想していたものの、海外ファンドの利益確定売りや損失穴埋めが先物を通じて一気に出たことにより、想定以上に下げた。しかし、日本市場自体にそれほどの悪材料があるわけではない。

 過去を振り返ると、世界的な株価の急落には2通りある。1つは、1987年10月のブラックマンデー型で、これは値幅の調整を終えれば回復する。もう1つは、金融危機へと発展してベアマーケットが長期間続く2008年のリーマン・ショック型だ。今回の急落は、主要国の金融政策のゆがみが不安心理を増幅させてリスク回避につながったという点で、ブラックマンデー型だと考えている。

 ――全体相場が上昇トレンドを取り戻すには何が必要でしょうか? 

 ポイントとなるのは、中国の景気対策、米国の利上げ時期とペース、そして、日本の金融政策だ。

 まず、中国では10月に、経済5カ年計画を討議する五中全会(中国共産党中央委員会第5回全体会議)がある。ここで財政出動を含めた景気対策を決定することが、世界的な景気減速を強めないためには大切だ。底入れを示唆する中国の経済指標が出ることも待たれる。

 米国の利上げについては、ジャネット・イエレンFRB議長は年内の開始を示唆しており、株式市場もその影響をある程度は織り込んでいる。あとは、緩やかなペースで利上げすることを明示してくれればいい。利上げを来年以降に先延ばしすれば米国経済がバブル化する危険性もあるし、利上げ時期が取りざたされるのは米国経済が強いからでもある。

 そして、最後のポイントは日本における追加緩和の有無だ。原油価格低下の影響などにより、7―9月の消費者物価指数(CPI)が再びマイナスになるリスクが浮上している。黒田東彦日銀総裁の政策はインフレ期待に働きかける政策であり、その期待がなくなってしまえば元の木阿弥となってしまう。また、9月25日には安倍晋三首相と黒田総裁の会談が行われている。過去の安倍・黒田会見の後には、マーケットの転機となることが多かった。

 10月30日に予定されている日銀の展望レポート発表のタイミングで、追加での金融緩和が発表される可能性が浮上している。黒田総裁はサプライズを好むため、10月6〜7日に予定される日銀政策決定会合後のタイミングで発表する可能性も捨てきれない。ただ、10月後半から本格化する国内企業の決算発表では、業績上振れを見込む強気なアナリスト予想に対して、計画を据え置く会社が多くなるかもしれない。このあたりの株式市場への影響を見極めつつという意味で、10月末のタイミングのほうが適しているとみている。

 ――日銀の追加緩和があるとすれば、どのような内容になると考えられますか? 

 地方債や政府関係機関債の新規購入などが想定されるが、緩和をやり続けるという強い姿勢をはっきりと示すことがカギとなってくるだろう。

■ 今後の注目セクターは? 

 ――そのような背景を踏まえて、今後の注目セクターと日経平均株価の見通しは? 

 内需関連の中で、割高になっていない銘柄に注目だ。食品やインバウンド関連にはすでに買われている銘柄が多いが、たとえば建設関連では割安な銘柄も見られる。また、マイナンバー制度の導入で需要増が見込まれるソフトウエア関連にも、出遅れている銘柄がある。

 ほかには、物言う株主の影響力で、自社株買いなど株主還元が期待できそうな銘柄もある。また、中長期の投資と割り切って、大型優良株で割安水準となっている銘柄を探す方策もある。ESG(環境・社会・企業統治)投資も、公的年金資金などの運用テーマとなれば中長期でクローズアップされてくるはずだ。

 米国経済は好調さを維持しており、中国もハードランディングにはならないと見ている。また、国内企業の増益基調は崩れておらず、日本株優位という基本軸に変更はない。今後の見通しは、従来予想よりも発射台が下がってしまったものの、年末に1万9000円から2万円、年度末には2万1000円まで上昇するとみている。

 目先の不安定な状況の潮目が変わるかどうかの分水嶺として、今後1カ月の動向が非常に大切となってくる。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
 

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コメント
 
1. 2015年10月01日 00:51:04 : HueQJItKsQ

15000円以下になったらどう責任とるんでえ?売文屋

2. 2015年10月01日 07:36:25 : jXbiWWJBCA
中国の経済成長率、「実感は3─5%」=多国籍企業幹部 
[上海 30日 ロイター] - 中国経済は公式統計では7%のペースで成長しているが、ロイターが多国籍企業の中国事業幹部13人に行ったインタビューでは、9人が実際の成長率は3─5%程度ではないかと感じていると答えた。9人は銀行、消費財メーカー、広告、重機、商業用不動産業界の幹部。

ショッピングモール業界の幹部1人は、売上高が前年比で横ばいだと指摘。教育、ヘルスケア、電子商取引業界の幹部3人は、まだ2桁成長を維持していると回答した。

コメルツ銀行のシニアエコノミスト、Zhou Hao氏は「電力消費、鉄道貨物など、伝統的に信頼できる指標はGDP統計と大きくかい離している。実際の経済成長率は誰にもわからない」と述べた。

上海で大型ショッピングモールの運営を担当している幹部は、上半期に2桁増だった売り上げが、ここ2カ月で鈍化していると指摘。「消費者は高級ブランドの購入に以前より慎重になっており、コストパフォーマンスの良い商品を選ぶ傾向が見られる」と指摘。

重機業界の幹部は、不動産市場の低迷などを背景に、受注が前年比で半減していると述べた。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/30/china-economy-companies-idJPKCN0RU19W20150930


3. 2015年10月01日 14:30:35 : OO6Zlan35k
中国発の連鎖、世界各国の市場揺るがす

中国発の連鎖、世界各国の市場を揺るがす PHOTO: ILLUSTRATION BY JOHN UELAND FOR THE WALL STREET JOURNAL
By CAROLYN CUI
2015 年 10 月 1 日 14:13 JST

 新興諸国を揺るがした広範な下げ相場が拡大する兆しを見せている。

 投資家が不安視する原因は中国経済にある。今年の中国経済は、過去6年間で最低の成長にとどまろうとしている。もう一つの大きな懸念材料は、米国での利上げの影響だ。連邦準備制度理事会(FRB)関係者の多くは、年内利上げの可能性が高いと発言している。

 多くの原材料について世界最大の輸入国である中国の景気減速で、商品(コモディティー)相場は落ち込み、世界の貿易は圧迫された。これらの要因が他の新興諸国にも重圧となっている。

 7-9月期は中国の問題が世界中に反響したが、資金運用担当者の多くは米国や他の先進諸国があまり大きな被害を受けずにこの逆風を乗り切ることができると引き続き自信を持っていた。だが、世界の成長見通しが悪化し続けるにつれ、この自信も次第に揺らいできた。

 一部の投資家は、スイスの商品取引・鉱業大手グレンコアの株価急落や世界各地で企業のデフォルト(債務不履行)率が上昇していることは、夏の半ば以降に金融市場を揺るがした景気悪化が新たな局面を迎えた証拠かもしれないとみている。

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は30日、世界の成長見通しを再度下方修正すると語った。

 国際金融協会(IIF)の推計によると、7-9月期に世界の投資家は新興諸国の株と債券から400億ドル(約4兆8000億円)の資金を引き揚げた。これは金融危機真っ盛りの2008年10-12月期以降では最も大量な資金流出だ。

 MSCI新興国指数は29日までの7-9月期に20%低下した。これは11年7-9月期以降、四半期としては最悪の動きだ。新興国株を対象にするMSCIワールド指数は、この間に9.3%下落し、ダウ工業株30種平均は8.9%下げた。

 だが多くのエコノミストは、90年代に新興諸国を襲ったような本格的な危機が訪れる公算は小さい、とみている。変動相場制を採用する国が増え、外貨準備が大量に積み上がっているためだ。

 中国は8月11日の通貨切り下げが金融市場に招いた一連の混乱を食い止めるために、外貨準備に手をつけた。人民元相場はその後、ドルに対する下げ幅を半分以上も縮小した。一部のアナリストらは、これで新興諸国が短期間に大幅に売り込まれることは避けられるとみている。

 だが既にかなりの損害が生じている。通貨安はその国の輸出部門の競争力を高める傾向があるが、その国の借り手にとってはドル建て債務の返済費用が一段と大きくなる。また、その国のインフレを高め、消費者の購買力を弱める。

 29日までの7-9月期中でドルに対する下落率が最も高かったのはブラジルレアルの22%だった。このほか、南アフリカランドは12%、マレーシアリンギは14%下落した。これらの国々は主な中国向け商品輸出国で、中国からの需要減少見通しと商品相場の下落の両方から打撃を受けている。商品24品目を対象とするS&P GSCI商品指数は8月下旬、過去6年余りで最低の水準をつけ、引き続きその近辺で推移している。

 商品相場下落の被害を最も受けた一つがグレンコアだ。同社は信用格付けや巨額の債務が懸念される中、株価が28日に急落した。29日には持ち直したが、この問題は新興国通貨と商品相場の大幅な下げが世界の金融システムに及ぼすリスクへの注意を投資家に喚起した。グレンコアは、銀行との強い関係があるため、信用枠は維持していると述べている。

 国際決済銀行(BIS)は9月の報告書で、一部の新興国で信用が急拡大した結果、金融危機の差し迫った恐れがあると警告した。中国では民間向け信用の国内総生産(GDP)比が25%と最高水準にあり、これにトルコの17%とブラジルの16%が続いている。これらの国々は成長率の低下で債務返済力が損なわれ、銀行部門の不良債権が急増する可能性がある。BISによると、これまでにこの比率が10%を超える国は、3分の2の確率で3年以内に「銀行システムに深刻な緊張」が生じている。BISは、「金融ストレスの早期警戒指標が、強い信用の伸びからリスクが生じていることを示している」と指摘した。

 IIFによると、新興諸国の非金融機関が発行する社債市場の規模は、09年以降倍増して14年には過去最高の2兆4000億ドル超に達した。だが、ムーディーズ・インベスターズ・サービスによれば、ブラジルでは今年すでに10社がデフォルトに陥っている。14年は通年で6社だった。ブラジルは深刻なリセッションと高インフレ、国営石油企業での不祥事の拡大に悩まされている。ムーディーズによると、6月までの1年間での中南米諸国のデフォルト率は4.2%で、前年同期の3.1%から上昇している。

 FRBが大方の予想通り10-12月期中に利上げすると、新興諸国でも資金調達コストに上昇圧力がさらに加わる可能性があり、デフォルトに追いやられる企業が増えるだろう。エコノミストや政策担当者らが最近、中国について一段と懸念を深めている一つの理由は、まさに大量な企業の借り入れにある。


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