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日本経済マイナス成長へ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4945629.html
2015年09月30日 NEVADAブログ
8月の鉱工業生産指数が発表され、予想は+1.0%でしたが、発表された数字は<−0.5%>となり、大きく外れています。
更に9月の予想も+0.1%となり、7−9月期も4−6月期に続き、減産となる可能性が強くなり、これを受けて2期連続でGDPがマイナス成長となる可能性が高くなってきたとされています。
何度もこのブログで指摘してきましたが、実際の経済は成長などしていないとしていましたが、数字でも証明された訳です。
このGDP成長ですが、大きく見過ごされていることがあります。
中国人等による爆買い効果です。
この爆買いがあってGDPがマイナス成長となっているということです。
この爆買い効果で1,000億円以上消費がかさ上げされているはずですが、それでもGDP統計上は消費を押し上げる効果は極めて僅かとなっているのです。
また、今回の株の暴落で5月から世界で12兆ドル、円換算で1400兆円も時価総額が減少したと報じられており、これが影響しないはずがありません。
今までは株高効果で消費が増えるとマスコミで何度も指摘されてきていましたが、今回の株の暴落では一切いわれていません。
都合が悪いからです。
1400兆円も株の時価総額が減って、経済が無傷であるはずがないのは誰が見ても明らかであり、今後世界中のGDP成長率引き下げにつながるはずです。
そしてこのGDP成長率引き下げが株売りの材料になるのは避けられず、いわばスパイラル的に下落していくことなるかも知れません。
昨夜のNYダウはかろうじて引け前の買い上げで上昇して引けていましたが、ダウで16,000ドルを守るということになっているようですが、ナスダック総合指数は上昇するまでにはいかず、下落したままで終わっています。
世界の株式市場は今や経済の悪化を目の当たりにして右往左往しており、今後総投げに発展しましても
何ら不思議ではありませんが、それまでには買い上げ等で上昇等もあるのでしょうが、実態経済の悪化の前には小手先の買い上げではどうしようもありません。
因みに鉱工業生産指数ですが、2010年が100となっており、現在は97であり、2010年より下回っているのです。
即ち、日本の生産現場は2010年より悪化しているとなり、この間に設備投資をしたり増産をした企業は今や過剰生産・過剰在庫で大変な事態に陥っていると言えるのです。
シャープが営業赤字になるのも売れていない液晶を作りづづけているからであり、本来なら生産を止める必要がありますが、仮に生産を止めれば減損会計という事態になり、会社はその時点で倒産となりかねないために、在庫が積みあがりましても生産を止める訳にはいかないのです。
このような会社は多くあるはずですが、今後、在庫が積みあがり過ぎて「突然死」する会社が多く出るかも知れません。
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