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中国の勝ち(インドネシア 高速鉄道)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4945496.html
2015年09月30日 NEVADAブログ
高速鉄道に中国案採用、菅氏「理解しがたい」
インドネシアのソフヤン・ジャリル国家開発企画庁長官は29日、菅官房長官と首相官邸で会談し、日本と中国が受注を争ってきたインドネシアの高速鉄道計画について、中国案を採用する方針を伝えた。
安倍首相は経済政策「アベノミクス」の具体策としてインフラ(社会資本)輸出の拡大を掲げており、今後の影響も懸念される。
インドネシアのジョコ大統領の特使として来日したソフヤン氏は会談で、中国案の採用理由について「財政負担や債務保証を伴わない新たな提案があった」などと説明した。菅氏は「(選定の)経緯について理解しがたい。極めて遺憾だ」と述べ、インドネシア政府の対応に強い不満を示した。
高速鉄道計画はジャカルタ―バンドン間の約140キロ。日本の新幹線方式の導入を前提に進んでいたが、中国は巨額融資をアピールして昨年末から巻き返しを図っていた。
インドネシアが計画していました高速鉄道に中国案が採用されたことに対して、菅官房長官は「経緯について理解しがたい。極めて遺憾だ」と伝達にきたインドネシアのソフヤン・ジャリル国家開発企画庁長官に伝えていますが、中国の戦略勝ちと言えます。
この高速鉄道計画はジャカルタ―バンドン間の約140キロであり、日本と中国が争い、日本が有力といわれていましたが、突然計画が白紙になり、仕切り直しとなっていましたが、ふたを開ければ中国が水面下で工作をして計画をさらった形になっています。
これで中国はロス・ラスベガス間の高速鉄道計画に続く、高速鉄道計画を受注したことになり、アメリカとアジアで
中国新幹線計画が輸出されることになります。
日本は2連敗したことになり、今計画されていますボストン・ニューヨーク・マイアミ間の東海岸計画がどうなるのか、注目されます。
表面的な政治情勢からすれば中国が受注することはあり得ませんが、裏の工作段階では中国が有力となっているようで、中国が受注出来ないのであれば発注を止めるというロビー活動をしているとも言われており、なんとしても日本に受注させない工作をしているといわれています。
勿論、日本の新幹線技術は世界一ですが、これも家電と同じで、複雑な世界最高技術は必要とされていないのです。
例えば、ボストン・NY・ワシントン・マイアミ間は幹線ですが、5分おきに定刻通り運行する必要はないとされているのです。
30分に一本の高速鉄道があればよい訳であり、需要が増えましても15分に一本で十分であり、ならば日本の精密な運行システムは必要ないとなるのです。
インドネシアも同様で、如何に安く高速鉄道が導入されるのかが最大問題であり、これに中国はすべて中国が仕切るとし、運行(経営)も中国が引き受けるという条件を出してきたもので、これでは日本は勝ち目はありません。
中国が採算度外視の国家威信をかけたプロジェクトとして取り組んできたことを日本が甘くみていたと言えます。
中国の戦略勝ちとなりますが、このようなことを繰り返していれば、中国に『新幹線は中国が最初に開発した』という誤った”歴史”を作られかねません。
アベノミクスでインフラを輸出するという掛け声は勇ましいですが、戦略がなければ勝ち目はありません。
相手は死に物狂いで事業を取りにきているもので、日本ももし本気で事業をとるのであれば、国家事業として
採算度外視をして取り組む必要がありますが、日本がそのようなことは出来るはずもなく、結果、指を咥えて見ているしかないのかも知れません。
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