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輸入レモンは超危険!国内禁止の毒性農薬使用 レモンサワーに要注意
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11724.html
2015.09.28 文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事 Business Journal
9月22日に筆者の最新刊『40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの』(KADOKAWA)が発売されました。その数日前から書店には並んでおり、すでにお読みくださった読者の方々から、温かい励ましのお言葉も頂戴しており、また書評を載せてくださるサイトもあり、非常に心強く思っております。
同書では、白米や精製された白い小麦、精製された白砂糖のことを「白い悪魔の三兄弟」と名付けて、これらの食品を食べてはいけない、と相も変わらず過激なことを述べておりますが、この連載を読んでくださっている皆様には、もうおなじみの話です。
「白い悪魔の三兄弟」を摂取することで結果的に起こる低血糖状態と、うつ病の症状がそっくりということで、このような単純炭水化物を食べるのをやめ、精製度の低い米や豆類などの複合炭水化物を食事の中心に据えるべきと論じております。異論がある方もいるでしょうが、筆者としては談論風発、大いに結構と思っております。ひとつの意見があれば、反対意見があるのは当然のことと考え、自分の意見だけに固執せず、広くいろいろな考えも受け入れ、その上でいずれ「食の安全」に関してのさまざまな見方、考え方をオープンに話し合えるシンポジウムを開けるよう計画・準備しておりますので、楽しみにしていてください。
ほかにも人工甘味料、高果糖コーンシロップ、化学調味料などにも言及し、塩についても書いております。挙句の果てに加齢臭についても書いておりますので、ご興味を持ってくださった方はぜひ、ご一読ください。「余計なことを……」と言われそうではありますが、本の中では、居酒屋に立ち寄ったときの食べ方についても触れております。参考にしていただけましたら幸いです。
■輸入レモンは農薬だらけ
おかげさまで、全国各地での講演・セミナーも増え、そのたびに思うのですが、街々にはいい居酒屋があります。初めて訪れた街で、いい店を即座に見つけ出すという特技を持つ筆者でありますが、時々外れることもあります。
そんな折、周りのお客を見回すと、同年代とおぼしきおじさんたちがクダを巻きながら酒を飲んでいる姿を目にすることもあります。クダを巻きたくなる気持ちもわからないではないのですが、お気を付けいただきたいのは、そのときに呑んでいるのがレモンサワーだったりした場合です。しかも、おじさんたちは、グラスに入っている薄切りのレモンを、よせばいいのに割り箸などをつっこんで突いたりします。レモンが含んでいる(と信じている)ビタミンCを搾り出そうという、けち臭い感じが漂っております。
そのレモンが国産のオーガニックのものであれば問題ないのですが、残念ながら多くの場合、そのレモンはアメリカ産です。ということは、そのレモンにはポストハーベスト(収穫後に果物や穀物、野菜などに散布する農薬のこと)として有害な化学物質が使われています。ポストハーベストは日本では禁止されており、本来ならそのような農産物は輸入禁止となるはずですが、アメリカの強い圧力に屈した厚生労働省が、これらの農薬をなんと「食品添加物」として認めた結果、レモンやオレンジなど輸入かんきつ類の表皮に農薬が残留するという由々しき事態が続いています。
チアベンダゾール(Thiabendazole/TBZ)、エニルコナゾール(Enilconazole/イマザリル)、オルトフェニルフェノール(Orthophenyl phenol/OPP)、ビフェニル(biphenyl/悪名高きポリ塩化ビフェニルの親戚)などが防かび剤として使われており、ほかにもフルジオキソニル、アゾキシストロビンなどの薬剤も使われています。これらの多くは、複合的に使うのですが、単体でも強い毒性があるのに、混ぜて使えばもっと危険になることは明白で、誰もが不安に思うはずです。
■輸入レモンを排除した食生活を
ではなぜ、こんな危ない農薬、薬剤、化学物質が、それも食品添加物として使われるようになったのかというと、それは政治的判断なのです。ことは、1970年代にまで遡ります。
当時、日本は自動車や家電製品をアメリカに輸出しようと躍起になっていたのですが、貿易の不均衡を解消するためにアメリカ側は果物などを日本が輸入することを交換条件にしてきました。
毒性が強いことで知られていたOPPは、そもそも農薬だったのですが、かんきつ類などの安全な輸送には欠かすことのできない薬剤として使われていました。日本の厚生省はOPPの使用を認めない方針でしたが、それを貫くとアメリカ側が自動車や家電製品の輸入を制限する制裁措置を取る可能性があったため、1977年4月にOPPの使用を認めたのです。
そして翌年8月にはTBZの使用も認め、その後は堰を切ったように次々と、毒性の高い薬剤を食品添加物として認めるという愚挙を繰り返したのです。筆者はよく、「食というのは極めて政治的な問題である」と申しておりますが、この一件にもそのことがよく表れております。
先日、内部告発サイト「ウィキリークス」が公表したところでは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が、日本政府の中枢約35カ所を標的にして盗聴を行っていたようです。同盟国といいながら、アメリカが日本に対してどのような思惑を持っているかがうかがい知れる一件ですが、その報告書の中ではアメリカ以外にイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(「ファイブ・アイズ」と呼ばれている)にも情報が提供されていたとされています。この5カ国は、互いに諜報活動を行わないという取り決めを結んでいます。純粋に消費者目線で考えて、このような国からの輸入食品をなんの疑いも持たずに食べろと言われても、それは無理という思いがあります。
皆さんは、どう思われるでしょうか。
それはともかく、居酒屋でレモンサワーを飲むときには「レモンなしでお願いします」と言ってオーダーしましょう。それをレモンサワーと呼んでいいのかどうかは別問題ですが。カフェに入って紅茶を飲む時にも「レモンもミルクもいらない。ストレートで」と言いましょう。
アメリカから国内に入って来るレモンなどなくても、私たちの食生活のレベルが落ちるわけではありません。ビタミンCを摂取する方法はほかにいくらでもあります。時々、国産のオーガニックのレモンが手に入ったときには、ありがたく感謝しつついただきましょう。
何を食べるかという選択は、私たちにとっての日々の投票行為でもあります。自分の意思を明確にして、自分や家族が食べるものを選ぶ基準を持つようにしましょう。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)
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