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「仮に一生働かなくても生活できるくらいのお金を手に入れたとしたら、何をしますか?」と聞いた結果。
一生働かなくても生活できるお金を手に入れたら何をする?
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150919-00010003-biz_dime-nb
@DIME 2015/9/19 18:00 DIME編集部
日々の生活の大部分を占める「仕事」。生活していくために決して避けては通れないものだが、もし仮に、一生働かなくても生活できるくらいのお金を手に入れたとき、社会人はどのような選択をするのだろうか。そこから、仕事に対して感じている意義なども見えてくるかもしれない。オウチーノ総研が20〜59歳の就労中男女1,731名を対象に「『仕事』に関するアンケート調査」を行ったところ、「仮に、一生働かなくても生活できるくらいのお金を手に入れたとしたら、何をしますか?」と聞いた結果、「旅をする」が45.6%、「今と同じ仕事をする」が33.0%、「趣味・習い事をする」が19.3%、「投資する」が15.7%、「今とは違う仕事をする」が15.0%、「田舎暮らしをする」が10.1%、「勉強・留学・資格取得をする」が9.4%、「海外移住をする」が8.6%、「起業・開業する」が7.7%、「ボランティアをする」が6.8%、「主婦・主夫になる」が4.4%、「その他」が7.2%だった。また、48.1%が「今と同じ仕事をする」、「今とは違う仕事をする」、「起業・開業をする」のいずれかを選択し、働く必要がなくても働き続けたいと考えていることが分かった。
■3人に1人が、仮に一生働かずに生活できても「今と同じ仕事をする」と回答
はじめに、「仮に、一生働かなくても生活できるくらいのお金を手に入れたとしたら、何をしますか?」と聞いた結果、「旅をする」が45.6%、「今と同じ仕事をする」が33.0%、「趣味・習い事をする」が19.3%、「投資をする」が15.7%、「今とは違う仕事をする」が15.0%、「田舎暮らしをする」が10.1%、「勉強・留学・資格取得をする」が9.4%、「海外移住をする」が8.6%、「起業・開業する」が7.7%、「ボランティアをする」が6.8%、「主婦・主夫になる」が4.4%、「その他」が7.2%だった。
ちなみに年代別に見ると、「旅をする」は20代が39.3%、30代が44.5%、40代が45.9%、50代が52.9%。「今と同じ仕事をする」は20代が29.2%、30代が31.4%、40代が35.3%、50代が36.1%。「趣味・習い事をする」は20代が19.8%、30代が15.4%、40代が21.6%、50代が20.5%となっている。
■48.1%は、働く必要がなくても「働きたい」と回答
今回の調査では、48.1%が「今と同じ仕事をする」、「今とは違う仕事をする」、「起業・開業をする」のいずれかを選択した。つまり約半数が、仮に一生働かずに生活できても、働き続けたいと考えていることが分かった。
「今と同じ仕事をする」と回答した人からは、「残業せず、プライベートを満喫しながら続けたい」という声が最も多く挙がった。他には「出世や給与のことを考えず、気楽に働きたい」や「今と同じ生活を送りたい」などの声も聞かれた。「今と同じ仕事をする」と回答した人にその理由を聞くと、「今の仕事が好きだから、合っているから」が最も多く、具体的には、「今の仕事が好きだし職場の人間関係も良好だから」(33歳/女性/会社員)や「今の仕事には、金銭面以外にもやる意義を感じているから」(36歳/男性/会社員)などが挙がった。
次いで、「今の生活スタイルを壊したくないから」が多く、例えば、「生活のリズムは崩したくないから」(29歳/女性/会社員)や「人間関係をそのまま保ちたいから」(46歳/女性/会社員)などの声が挙がった。他には、「働かないとだらけた人生になりそうだから」(45歳/女性/会社員)、「クビ、失敗を恐れて普段はできないチャレンジもできそうだから」(35歳/男性/会社員)、「生活がかかっていなければ、自分のペースで働けるから」(49歳/女性/自営業)などが挙がった。
次に、「今とは違う仕事をする」では、「パート・アルバイトや時短勤務で働きたい」や「やりたかった仕事に就きたい」という声が多かった。理由としては「今の仕事は合っていないから・辛いから」が最も多く、具体的には「今の仕事はサービス残業が多く、定時を過ぎても拘束されるのが当たり前になっているから」(28歳/女性/会社員)や「今は収入面を考えて仕事を選んでいるが、本当は自分の好きなことを自分のペースでやりたいから」(30歳/女性/会社員)などが挙がった。
続いて、「夢、憧れの仕事があるから」が多く、「自分がやりたかった仕事にとにかくこだわりたいから」(49歳/男性/会社員)などが挙がった。そして次に多かった、「社会との繋がりは必要だから」では、「全く仕事をしないとお金の価値観がおかしくなるから」(43歳/女性/自営業)や「社会と繋がっていたいし、ある程度のストレスは大切だと思うから」(37歳/男性/会社員)などが具体的に挙がった。
「起業・開業する」では、「趣味を活かして起業したい」や「自分のお店を持ってみ
たい」という声が多かった。理由は、「やりたいことがあるから」が最も多く、具体的には「自分の好きな仕事、やりたい仕事に集中するため」(45歳/男性/会社員)などが挙がった。次に、「社会貢献のため」が多く、例えば「リストラされたシニアの受け皿を作って社会に貢献したいから」(58歳/男性/自営業)や「不幸なペットを引き取り、飼育・引き取り先を探す施設を建設したいから」(44歳/女性/会社員)などが挙がった。
■仕事による時間的・経済的制約で、諦めていることがある人は多い。
今回の調査で、最も多くの人が選択したのは「旅をする」だった。その理由を聞くと、「今は時間がないから」が最も多く、具体的には、「長期休暇を取ることができる状況でないとできないことだから」(35歳/男性/会社員)や「なかなかまとまった時間が取れず、のんびりと観光する時間がないから」(28歳/男性/会社員)などが挙がった。次いで「今は金銭的余裕がないから」が多く、例えば、「お金があれば仕事を長期間休めるから」(30歳/女性/会社員)や「お金があるなら世界中を見てみたい」(29歳/男性/会社員)などが挙がった。
「今は時間がないから」や「今は金銭的余裕がないから」という理由は、「趣味・習い事をする」でも同様に多く挙がった。具体的には、「時間がかかる趣味にじっくりと取り組みたかったから」(39歳/女性/会社員)や「時間とお金がなく、延ばし延ばしになっているから」(33歳/女性/会社員)、「今は、趣味の道具をかなり妥協して調達しているから」(40歳/男性/会社員)などが挙がった。仕事・プライベート問わず、仕事の時間的、金銭的制約により何かを諦めている人が多いことが分かった。
一方で、半数近くが働く必要がなくても働き続けたいと考えており、社会人にとっての「仕事」は、収入以上の意義があるようだ。
■調査概要
・有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20〜59歳、就労中男女1,731名
・調査方法 インターネットによるアンケート調査
・調査期間 2015年6月12日〜6月19日
@DIME編集部
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