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東京市場、当面不安定か 米利上げ見送り 株安、円高進む
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150918-00000001-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/9/19 08:15
米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送り、18日の東京市場では株安と円高が進んだ。市場関係者の間では今回の利上げ見送りは予想通りとの受け止めが多いが、肝心の利上げ時期をめぐっては不透明感がくすぶったままだ。中国経済の減速懸念とも相まって、株式相場や為替相場では当面、神経質な値動きが続く可能性がある。
「米国の利上げに関する不透明感は払拭されておらず、不安定な相場展開がしばらく続くだろう」。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストはこう指摘する。その上で、「新たな悪材料が出なければ、目先は日経平均株価は1万8000円前後で下値を固めて、円の対ドル相場は1ドル=120円前後で落ち着きどころを探っていく」との見方を示す。
FRBのイエレン議長は記者会見で年内利上げに前向きな姿勢を堅持したが、利上げ時期についての新たな示唆はなかった。市場では、利上げは来年にずれ込むと見る向きもある。米国の金融政策の先行きが見通しにくい状況が続けば相場の重荷になりかねない。
中国経済の減速懸念も、市場では引き続き懸念材料だ。注目イベントだった9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を終えて、投資家の視線は再び中国経済に向かう。23日には中国の景況感を示す9月の製造業購買担当者指数(PMI)が発表される。内容が予想を下回れば投資家心理を冷やし、大型連休明けの東京市場が荒れる恐れもある。
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