1. 2015年9月19日 14:15:40
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インタビュー:米利上げ、12月の公算大=資産運用大手幹部[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロック(BLK.N)のグローバル債券担当最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏は18日、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げを実施する公算が大きいとの見通しを示した。 同時に、12月利上げが確実であるとは断言できないとも述べた。 リーダー氏はロイターに対し、10月27━28日に開催される次回の連邦公開市場委員会(FOMC)までに、政策変更が正当化されると判断し得るほど十分な経済指標の発表がないことを指摘。「10月(の利上げ実施は)は検討されていないと考える」と述べた。 12月の利上げの可能性については、ホリデーシーズンに消費が高まるといった年末要因が出てくることから、実際に利上げに踏み切ることができるか定かではないとした。 CMEのフェドウォッチによると、先物市場に織り込まれた10月利上げの確率はわずか14%、12月は42%となっている。 リーダー氏は前日のFOMCまで利上げの確率が五分五分とみていたが、利上げ見送りの決定は驚きではなかったと述べた。半面、イエレンFRB議長が毎回のFOMCで利上げの決定をすることが可能で、10月もこれに含まれると言明しながらも、10月に一段の利上げ余地を残さなかったことは「驚きだった」と強調した。 さらに、FRBの透明性を評価するとしつつも、FRBが注視している一連の指標をより明確にすることが市場にとって有益との考えを示した。 また、継続中の先行き不透明感に加え、FRBの利上げ見送りを受けたボラティリティの高まりを踏まえ、ブラックロックが短期の財務省証券や投資適格級のクレジット商品に投資妙味を見い出しているとした。工業セクターを中心とした投資適格級の企業クレジットを買い増していることも明らかにした。 また同社のストラテジストは、17日のFOMC政策決定を受け、上場投資信託(ETF)「iシェアーズ」の米長期国債などへの資金流入が目立つと話した。 http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/fed-rate-hike-dec-blackrock-idJPKCN0RI1SN20150918
英中銀、次は利上げでなく利下げか=理事
[ロンドン 18日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のチーフ・エコノミスト、アンディ・ハルデーン理事は、中銀の次の動きについては利上げではなく利下げになる可能性があると示唆した。 新興国経済の低迷が世界全体の成長に悪影響を与えているためだという。 ハルデーン理事は演説で、雇用関連の経済指標や、製造業および建設業の生産が弱含んでいると指摘し、英国の下期の経済成長や物価上昇率の回復が想定を下回る可能性があると述べた。 新興国市場での問題も英国の成長の重しとなっているとし、それらの逆風が早期に弱まることは見込みにくいと話した。 さらに、英経済成長やインフレ率へのリスクは向こう2年間、著しく下振れる方向と指摘。「下振れリスクが現実化すれば、英成長を下支えし、インフレ率を目標水準に戻す次の方策として、金融政策の引き締めよりも、緩和が必要となる可能性がある」と述べた。 http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/britain-boe-haldane-idJPKCN0RI17Z20150918
米国株が下落、米利上げ見送りで世界経済に懸念高まる [ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日の米国株式市場は下落して取引を終えた。前日に米連邦準備理事会(FRB)が利上げを見送ったことで、世界経済の低迷が長引いて米企業の業績に打撃となる可能性が不安視された。 ダウ工業株30種平均は290.16ドル(1.74%)安の1万6384.58ドルで取引を終えた。 S&P総合500種指数は32.17ポイント(1.62%)安の1958.03。 ナスダック総合指数は66.72ポイント(1.36%)安の4827.23だった。 週間ではダウとS&Pがそれぞれ約0.3%と約0.1%の値下がりとなった。一方でナスダックは約0.1%高だった。 この日は、株式オプションと株価指数オプション、株価指数先物と個別株の先物が同時に期日を迎える「4重ウィッチング」だったことで売買が加速。相場不安定化の一因となった。 S&Pの主要10部門全てが落ち込んだ。中でもエネルギー株指数は原油下落が嫌気されて約2.6%低下し、部門別で最も大きなマイナスとなった。工業株指数と素材株指数も2%以上の値下がりだった。利上げによる利益増が期待されていた銀行株が売られ、金融株指数も約1.9%安となった。 騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では下げ2139で上げ929(比率は2.30対1)だった。ナスダックは下げ1856で上げ1026(1.81対1)だった。 米取引所の合算出来高は109億株を超え、 過去20営業日の平均である81億株を上回った。取引高は中国懸念で売りが集中した8月24日の142億株以来の多さとなった。 http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/us-stx-idJPKCN0RI2IY20150918 ドルが3週間ぶり安値から回復、テクニカル要因で=NY外為 [ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが当初つけた3週間ぶり安値から持ち直した。 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを見送るとともに、世界経済の先行きの不確実性に言及するなど、ハト派的な見方を示したことで、ドルはこの日も売りが先行していた。 だが終盤にかけて、ユーロや円などの買い持ち高に対し利益確定の動きが出たことなどがドルを支援した。 コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「これは単なるテクニカルなドルの調整」とし、FRBの決定は市場のボラティリティーを高めたと述べた。 市場では、年内利上げの観測が後退しており、目先、ドルの投資妙味が低下する可能性がある。 短期金利先物が織り込む10月の利上げ予想確率は11%と、前日序盤の41%から低下した。 12月の予想確率は42%、1月は52%となった。 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数は0.7%上昇の95.191。一時は3週間ぶりの低水準となる94.063をつけた。 豪ドルは対米ドルで0.3%高の0.7189米ドル。ニュージーランドドルは米ドルに対し0.3%高の0.6400米ドルとなった。 ユーロ/ドルは直近で1.2%安の1.1294ドル。 ドル/円は横ばいの119.96円をつけた。 http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/ny-forex-idJPKCN0RI2IU20150918
米景気先行指数、緩やかな拡大ペース示す=コンファレンス・ボード [ワシントン 18日 ロイター] - 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が18日発表した8月の景気先行指数は0.1%上昇で、前月から伸びがやや加速した。経済が緩やかなペースで拡大し続けていることを示唆した。
市場は0.2%の上昇を見込んでいた。7月の当初発表の0.2%低下から横ばいに上方修正された。 CBのビジネスサイクル・成長研究部門の責任者、アタマン・オジルディリム氏は「製造業の平均労働時間と新規受注は弱含んでおり、産業部門がさらに減速していることを示す。ただ、雇用や個人所得、製造業や通商の売り上げは全て伸びており、最近の工業生産の弱さを相殺している」と述べた。 http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/us-conference-board-economic-indicator-a-idJPKCN0RI1PS20150918 中国5%成長でも世界に破壊的影響ない=JPモルガンCEO [ニューヨーク 18日 ロイター] - 米金融大手、JPモルガン・チェース(JPM.N)のダイモン最高経営責任者(CEO)は18日、第3・四半期のマーケット部門収入について、競合他社と同程度との認識を示した。 投資家の会議で発言した。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N)やシティグループ(C.N)の幹部らは先に同会合で、第3・四半期のマーケット部門収入が前年同期比で約5%減ると見通している。 ただダイモン氏は、予想される自社の減収幅について明言しなかった。 中国経済の成長減速についてダイモン氏は「自動車を減速させるために路面に作られた隆起」と表現。成長率が5%になっても、「世界に破壊的な影響をもたらさない」との見方を示した。 また、欧州の各金融機関に弱含みもみられる中、資本市場事業でシェア拡大を目指すとも表明した。
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