http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/665.html
Tweet |
いつ我が身にふりかかるかわからない(C)日刊ゲンダイ
荒川決壊なら51万世帯が水浸し…「水害」で頼れる保険は何?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/164138
2015年9月18日 日刊ゲンダイ
火災保険を契約する際に真っ先にリストラされがちなのが、「水災」の特約。川や海から遠く離れているのに保険料がもったいないからだ。ところが、今回の鬼怒川の堤防決壊では8キロ先の常総市役所にまで水が入り込んでいる。やはり水災特約は必要なのか?
鬼怒川氾濫の惨状を見れば、次は我が身か。昨年は広島市で土砂災害があったし、考えたくないが、二度あることは三度あるともいう。
内閣府「中央防災会議」の想定では、東京都北区で荒川の堤防が決壊すると、約110平方キロメートル(今回の鬼怒川での浸水範囲の約3倍)のエリアが水没し、浸水51万世帯、死者は約2000人に達する。
そんな時に頼りになるのが、「火災保険」だ。特約で“水災”を付ければ、洪水被害も補償される。ただ、実際の加入率は全体の14.6%と少なく、地震特約の加入率68・9%と比べても、いまいち関心が薄い。
では、保険料はどれくらいなのか。損保ジャパン日本興亜の「THE すまいの保険」(ベーシックT型=地震保険あり)で見てみると、「東京都」「一戸建て」「木造耐火構造」「築15年」「建物2000万円」「家財1000万円」「5年契約・年払い」の条件で、年間保険料の目安は6万1000円ほど。保険料は損保会社によってバラツキがある。
「もちろん、水災被害の際は、テレビや冷蔵庫など家財の損害も補償されます。また、雨による土砂崩れも補償対象です」(損保協会関係者)
だが、ここでひとつ注意が必要。水災で保険金が下りるのは、床上浸水(地盤から45センチ以上の浸水はOK)になることが条件。床下浸水だと残念ながら保険金はナシだ。床上浸水の一例としては152.7万円が支払われたケースがあり、これぐらいあれば、傷んだ畳の張り替えや壊れた冷蔵庫も買えるだろう。
■冠水路で止まったクルマの補償は?
水没してしまった「自動車」はどうか? 荒川が決壊すれば、銀座で水深は約2メートル、浅草で水深2.1メートルになる。すべての車は水の底だ。
もっとも、任意の自動車保険の「車両保険」に入っていれば、設定した金額が補償される。保険料はウン十万円だが、フェラーリも大丈夫だ。また、台風・竜巻、洪水、高潮などの水災がすべて保険対象で、マンションの地下駐車場で車が水没してもOK。それどころか、道路を走行中、冠水路に無理に突っ込んで廃車になっても補償される。
ちなみに、車が動かなくなる水深の目安は、日本自動車連盟(JAF)の検証によると、マークXなどのセダンで水深60センチならアウト。ランドクルーザーなどのSUVは60センチでも時速10キロ程度で走れば大丈夫だが、時速30キロで走行するとエンストしてしまった。
「猛スピードで巻き上げられた水でエンジンに水が入ったためです。ただ、ゆっくり走ればいいというのではなく、冠水路に遭遇したら迂回することが大事。途中で止まっても災害時は付近の道路の多くが通行止めになっているため、JAFのスタッフもすぐに駆けつけられません」(JAF広報担当)
保険に入っていても、命あっての物種だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民100掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。