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焦点:ドル調達コスト、欧州危機以来の高水準 対外投資に冷水(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/642.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 17 日 19:21:45: igsppGRN/E9PQ
 

9月17日、日本勢のドル調達にかかわる上乗せ金利が、欧州債務危機以来3年9カ月ぶりの水準まで上昇している。写真はドル紙幣、2014年11月撮影(2015年 ロイター/Gary Cameron)


焦点:ドル調達コスト、欧州危機以来の高水準 対外投資に冷水
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/dollar-japan-idJPKCN0RH17Y20150917
2015年 09月 17日 18:59 JST


[東京 17日 ロイター] - 日本勢のドル調達にかかわる上乗せ金利が、欧州債務危機以来3年9カ月ぶりの水準まで上昇している。9月期末越えの季節的な上昇圧力に加え、米利上げ予想や中国など新興国の自国通貨防衛に伴うドル資金需要も影響を及ぼしているもようだ。

ドル調達コストが高止まりすれば日本勢の外貨資産投資に冷や水を浴びせかねない。

<低迷する円需要と旺盛なドル需要>

本邦機関投資家の多くは、対外投資に伴う為替リスク回避のため、為替スワップ取引などで、円を担保として差し入れ、外貨(ドル)を借り入れるオペレーションを行う。ただし、このオペレーションは、海外勢の間で相応の円資金需要が存在することが前提だ。

しかし、海外金融機関の円資金ニーズは、日本のソブリンリスクの上昇というクレジット要因や9月期末を控えた外貨ポジションの圧縮という季節要因によって、低下している。

さらに最近では、中国などの新興国が自国通貨防衛のため外貨準備を取り崩してドル資金を確保しており、この動きもドル調達コストの押し上げに関係しているという。

SMBC日興証券シニア金利ストラテジストの野地慎氏はドル調達コストの高騰について、「米利上げ期待の広がりに加え、通常は円資金の取り手である海外中銀が、通貨防衛のために外貨準備で保有する円資産を取り崩し、ドル資金の取り手になっている可能性がある」との見方を示した。

海外勢の円需要の低下を反映して、ドル/円スワップ1カ月物では、円投/ドル転に際してのジャパン・プレミアム(日米金利差からのかい離)が92.74ベーシスポイント(bp)まで拡大。欧州危機が深刻化した2011年12月15日以来、3年9カ月ぶりの高水準となった。同3カ月物でもプレミアムが47.38bpと2011年12月16日以来の高水準に達した。

ドル/円ベーシス・スワップ1年物では、ドル・ディスカウント幅が52.09bp(ビッドサイド)と、2011年12月27日以来の水準まで拡大している。

ベーシス・スワップは、異なる通貨間でスタート時とエンド時に元本を、期中とエンド時に変動金利を交換するスワップ取引。ドル/円ベーシス・スワップの場合、ディスカウント幅の拡大は、本邦投資家の円投/ドル転コストの上昇を意味する。

他方、本邦勢の対外証券投資は6月にいったん売り越しとなったが、その後、7月に3兆1713億円の買い越し、8月に2兆9044億円の買い越しと高水準を維持している。

本邦投資家の対外投資は、アベノミクスのねらいの1つ。円資金需要の低迷と依然高水準のドル資金需要という不均衡が、結果的に、ドル調達コストの高騰を招いている構図だが、このままコスト高が続けば、順調に拡大してきた対外投資に水をさすことになりかねない。

(森佳子 編集:伊賀大記 石田仁志)

 

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コメント
 
1. 2015年9月18日 00:58:11 : jXbiWWJBCA
3月までの1年間の米雇用創出、20万8000人の下方修正へ
[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省は17日、ことし3月までの1年間の雇用創出が今までの発表よりも20万8000人少なかったとの推計を公表した。

数字は、市場が注目する雇用統計の年次改定の推定速報値。労働省は年に一度、月ごとに実施する雇用主へのサンプル調査の数字と、より完全なデータである失業保険税の記録と照らし合わせて非農業部門の雇用者数の数字を改定する。最終的な改定は、1月の雇用統計とともに2月に発表される。労働省はこれを基に3月の前や後の数字に修正を加える。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/usa-economy-employment-idJPL4N11N4L620150917

米経常赤字大きく縮小、貿易・海外投資収入増加
[ワシントン 17日 ロイター] - 米国の第2・四半期経常赤字は大きく縮小、市場予想より少なかった。ドル高にもかかわらず、海外からの貿易・投資収入が増えた。

商務省が17日明らかにした。経常赤字は前期比で7.3%縮小して1097億ドル。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、1113億ドルの赤字だった。

国内総生産(GDP)に占める経常赤字の比率は2.5%で、第1・四半期の2.7%から低下した。

財輸出が0.5%増えて3848億ドルとなった。

海外投資収入は2001億ドルで、1930億ドルから増えた。アイルランド、オランダ、バミューダからの収入が増えた。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/us-current-deficit-q-idJPKCN0RH1UU20150917


フィラデルフィア連銀業況指数、9月は予想外のマイナス
[17日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀の9月製造業業況指数は予想外のマイナスとなった。マイナスは昨年2月以来。

指数はマイナス6.0で、8月のプラス8.3から低下、2013年2月以来の低水準だった。市場予想のプラス6.0を大きく下回った。

米製造業の健全性を推し量る先行指数として注目されている。ゼロが拡大と悪化の分岐点だ。

9月は強弱入り混じった内容となった。

新規受注指数が9.4と、8月の5.8から上昇。支払価格指数は0.5と、8月の6.2から低下した。

従業員数指数は10.2で、8月の5.3から上昇した。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/philly-factory-sep-idJPKCN0RH1ZT20150917


米住宅着工件数:8月は113万戸に減少−前月は下方修正
2015/09/17 23:24 JST

  (ブルームバーグ):8月の米住宅着工件数は前月比で減少した。
米商務省が17日発表した8月の住宅着工件数 (季節調整済み、年率換算、以下同じ)は、前月比3%減の113万戸。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は116万戸だった。前月は116万戸と、速報値の121万戸から下方修正された。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米経済担当の副責任者、ミシェル・マイヤー氏(ニューヨーク在勤)は「住宅市場は今後も起伏があるものの、回復は続くだろう」とし、「労働市場は改善され、景気も回復している。また住宅市場では累積需要が見られる。よって情勢は非常に明るい」と続けた。
着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数 は3.5%増の117万件。市場予想は116万件だった。前月は113万件。
一戸建ての着工件数は3%減の73万9000戸。前月は76万2000戸と7年ぶり高水準だった。集合住宅の着工件数は3%減って38万7000戸。
地域別では全米4地域のうち3地域で着工件数が減少。北東部が33.7%減と最も落ち込んだ。増加したのは南部のみだった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Housing Starts in U.S. Fall in Sign of Slow, Steady Recovery (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Michelle Jamrisko mjamrisko@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Vince Golle vgolle@bloomberg.net; Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net
更新日時: 2015/09/17 23:24 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUTREMSYF01V01.html

ブルームバーグ米消費者信頼感、9月の期待指数が4カ月ぶり低水準
2015/09/17 22:45 JST

    (ブルームバーグ):米国民の景気に対する期待感は9月に4カ月ぶりの水準に低下した。金融市場や世界経済の減速に対する懸念が背景にある。
17日発表された月間統計では、9月の米景気期待指数は44.5と、8月の46から1.5ポイント低下した。
また、13日終了週のブルームバーグ米消費者信頼感指数は40.2と、昨年11月以降で2番目に低い水準に落ち込んだ。前週は41.4だった。
ブルームバーグの委託でデータを作成するランガー・リサーチ・アソシエーツ(ニューヨーク)のゲーリー・ランガー社長は、「金利をめぐる決定時期が近づくなかで国内景気への懸念が表れている」と指摘した。
週間統計の項目別指数はそろって低下した。景況感の指数は30.9と、7月26日終了週以来の低水準。前週は33.3だった。消費環境の指数は34.9と前週から1ポイント低下。家計の指数は54.9(前週は55.1)だった。
原題:Americans’ Outlook for U.S. Economy Declines to Four-Month Low(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Ali Donaldson adonaldson16@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net
更新日時: 2015/09/17 22:45 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUT4GO6TTDSB01.html


米週間新規失業保険申請:2カ月ぶり低水準、4週平均も減少
2015/09/17 23:00 JST

  (ブルームバーグ):先週の新規失業保険申請件数は2カ月ぶりの低水準だった。
米労働省の発表によると、12日終了週の新規失業保険申請件数 は前週比1万1000件減少して26万4000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は前週から変わらずの27万5000件だった。今回の調査期間は7日のレーバーデーの祝日が含まれていた。
アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は、「米国の消費者にとって明るいニュースだ。労働市場が改善していることへの信頼感が強く表れているからだ」と述べ、「景気をめぐり、あらゆる騒音がある中で雇用面は引き続き改善している」と続けた。
より変動の少ない4週移動平均は27万2500件と、前週の27万5750件から減少した。失業保険の受給者総数は5日までの1週間で前週比2万6000人減の224万人。      
統計の詳細は表をご覧ください。   
原題:Jobless Claims in U.S. Decline to Lowest Level in Two Months (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net Vince Golle
更新日時: 2015/09/17 23:00 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUTPYWSYF01U01.html


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