2. 2015年9月17日 19:14:31
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GPIFや3共済:国債9577億円、日本株4068億円売り越し-4~6月 (1) 2015/09/17 11:20 JST (ブルームバーグ):年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や公務員らが加入する共済年金は4−6月期に、国債・財融債を9577億円、日本株も4068億円売り越した。海外の債券や株式は2兆1490億円買い越した。日本銀行が17日公表した資金循環統計で分かった。 GPIFや国家公務員共済組合連合会(KKR)、地方公務員共済組合連合会、日本私立学校振興・共済事業団、年金特別会計などの「公的年金」は国債・財融債を8四半期連続で売り越した。6月末の保有残高は52兆7834億円と2004年9月末以来の水準に減少。国庫短期証券はほぼ横ばいだった。 日本株の売り越しは6四半期ぶり。株価の上昇もあって保有額は41兆5926億円と4四半期連続で過去最高となった。外国証券は1−3月分の遡及修正の結果、5四半期連続の買い越し。残高は58兆7288億円と12四半期続けて増えた。 厚生年金と国民年金の積立金141.1兆円を運用するGPIFは昨年10月末、経済活性化による将来の金利上昇を視野に資産構成を見直し、国内債の目標値を60%から35%に下げ、内外株は12%ずつから25%ずつに、外債も11%から15%へ引き上げた。デフレに強い国内債偏重から、株・債券が半分ずつで国内6割・外貨建て4割の分散型に変えた。 ブルームバーグの試算によると、GPIFは6月末に年金特会の管理分も含めた144兆円のうち、国内債の残高が約54.6兆円、国内株は約33.7兆円、外債は約18.8兆円、外株は約32.1兆円だった。4−6月期に国内債を約2.1兆円減らす一方、国内株を約2兆円、外債は約0.7兆円、外株は約2.1兆円増やした計算だ。 長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは6月末に0.455%。3月末から5.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。TOPIXは5.7%高い1630.40。米国債の10年物利回りは2.35%と43bp上げた。米S&P500種株価指数は0.2%下げて2063.11だった。円の対ドル相場は1ドル=122円50銭と2%下落した。 1−3月の確報値 GPIFの資産構成見直しには公務員や大学関係者らが加入する合計約30兆円規模の共済年金が追随する。主要3共済は来月からGPIFと運用を一元化し、利回り目標やリスク許容度などを共有するためだ。3月には共同で策定した資産構成の枠組み「モデルポートフォリオ」を公表。うちKKRは2月、地共済も3月に、自身の資産構成をGPIFと同水準の目標値に変更した。 日銀は1−3月期までの確報値もこの日発表。1−3月期の国債・財融債の売り越し規模は速報時点の728億円から2兆847億円に、国内株の買い越しは2320億円から1兆1839億円に、対外証券投資は924億円の売り越しから2兆8945億円の買い越しに上方修正した。 速報値の発表は6月29日で、GPIFは約2週間後の7月10日に1−3月期の運用状況を公表した。年度末にかけて国内債の残高を約2.9兆円減らす一方、国内株は約4.3兆円、外債は305億円、外株は約2.9兆円増やしていた。 今回の統計によると、国債・財融債と国庫短期証券を合わせた「国債等」の6月末の残高は1037兆円。3月末の過去最大から約1兆円減った。公的年金は全体の5.1%に当たる約53兆円を保有。3カ月間で約0.3ポイント、約3兆円減った。 関連ニュースと情報: GPIFに代わり脚光、ゆうちょ銀が国債大幅削減で「一挙両得」 GPIF、日本株買い・国内債売り終盤戦−株安円高で余地拡大も (2) GPIF三谷理事長:目標値で「ピタッと運用するわけでもない」 (3) トップストーリー:TOP JK 年金関連記事:NI PENSION 新発10年債利回り:GJGBBNCH GPC TOPIX:TPX GPC 日本経済:ECST21 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 Yuji Nakamura ynakamura56@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 青木 勝, 山中英典 更新日時: 2015/09/17 11:20 JST 債券は上げ幅拡大、日銀オペで需給逼迫観測−長期金利は低下に転じる 2015/09/17 13:51 JST
(ブルームバーグ):債券先物相場は上げ幅を拡大している。日本銀行が実施した長期国債買い入れオペの結果で長期債などの需給の引き締まりが示されたことが手掛かり。長期金利は低下に転じている。半面、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることが重しとなっている。 17日の長期国債先物市場で12月物は前日比横ばいの147円93銭で取引を開始した。一時4銭安まで下げたが、午前10時10分の日銀オペ通知後にプラスに転じた。午後の取引開始後にいったん下げたものの、再び水準を切り上げ、12銭高の148円05銭まで上昇した。 現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の340回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.37%で開始。その後は徐々に水準を切り下げ、午後は0.36%に低下している。新発20年物の154回債利回りは横ばいの1.16%で開始後、1.155%に下げている。 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、「きょう発表の8月貿易統計は債券にポジティブ。輸出入ともに予想を下回り、実質輸出は前月比でマイナスの伸びになったとみられる」と言う。「日銀の超長期債オペがきょうを含めて今月3回見込まれることや、次の主要入札が10年債であることが先物対比で20年に優位に働く」と指摘した。 日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペ3本(総額7800億円程度)の結果によると、残存期間「5年超10年以下」と「10年超25年以下」の応札倍率が前回から低下し、売り圧力の弱まりを示した。一方、25年超は上昇した。今月は残り6営業日のうち、入札日を除く4営業日全てでオペが実施される見通しだ。 財務省がこの日午前に発表した貿易統計によると、貿易収支は5697億円の赤字。内訳は輸出が3.1%増の5兆8815億円と12カ月連続で増加、輸入は3.1%減の6兆4511億円と8カ月連続で減少した。ブルームバーグのエコノミスト調査による貿易収支の予想中央値は5400億円の赤字だった。 16日の欧州債市場ではドイツの10年債が3営業日続落し、利回りは2週間ぶりの高水準に達した。同日の米債市場では10年国債利回りが一時2.30%に上昇した。市場では今回16、17日のFOMCで利上げが決まるかどうかが最大の注目材料となっている。ブルームバーグのデータによれば、先物市場での今月の利上げ確率は3割と1カ月前の5割から低下している。 BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、今後の債券相場について、「シルバーウイーク明けでは月末に向けて日銀買い入れが3回あることや、上期末に向けて金利上昇局面での投資家の需要が見込まれることから、金利の上昇余地は限定的」と指摘。「月末までは10年債利回りで0.4%近傍、20年債利回りで1.1%台後半から1.2%手前というのが、買いの目線になりそうだ」と話した。 関連ニュースと情報:トップストーリー:TOP JK 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 山中英典 h.y@bloomberg.net;東京 赤間信行 akam@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 山中英典, 青木 勝 更新日時: 2015/09/17 13:51 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUREMC6KLVR501.html
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