1. 2015年9月10日 14:05:47
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ベネズエラが典型だが、国内に大した産業もないのに大衆迎合してバラマキと腐敗した政治を続けている国では、 こうした外的ショックで頼みの資源が暴落すれば破綻する ただ危機感を抱いた政府の財政再建を期待して通貨が上がっているのは皮肉だなw http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H1M_Q5A910C1EAF000/ ブラジル債、7年4カ月ぶり投機的水準 S&Pが格下げ 2015/9/10 10:03 【サンパウロ=宮本英威】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、ブラジルの長期外貨建て債務格付けを1段階引き下げ「ダブルBプラス」にすると発表した。新たな格付けは投資対象として「投機的」と見なされる水準。格付けが投機的水準になるのは2008年4月以来、約7年4カ月ぶりだ。格下げは通貨レアルの下落を促し、政策運営の足かせとなっているインフレ圧力を一段と強める懸念がある。
今回の財政悪化局面でブラジルを投機的等級に格下げするのは、主要格付け会社ではS&Pが初めて。ブラジルは厳しい経済情勢が続き、赤字財政に陥っている。政府が8月に示した2016年度予算案でも財政収支の黒字転換が実現せず、格下げにつながった。今回の格下げ後も見通しは「ネガティブ(弱含み)」とし、「3分の1より大きい確率でさらなる格下げの可能性がある」と指摘した。 格下げの背景には、国営石油会社ペトロブラスを巡る汚職問題で「当面は政治的に不安定な状態が続く」と判断していることもある。資源価格の下落やインフレに直面するブラジル経済の景気後退局面は「より深くより長引く」と指摘した。 S&Pはこれまでブラジルの格付けを、投資適格の最低水準である「トリプルBマイナス」としていた。7月には格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げており、将来的な格下げが視野に入っていた。格下げは通貨安に加え、ブラジル政府や企業の借り入れコストの上昇につながる可能性が高い。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUFK596JIJUY01.html (ブルームバーグ):9日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落。上昇する場面もあったが、原油安を受けてブラジル石油公社(ペトロブラス)が売られ、引けにかけて下げに転じた。 米国の石油在庫が増加したとの予想を受けて、世界的に過剰な原油供給に終わりが見えないとの懸念が広がり、ペトロブラスが指数の下げを主導した。ブラジル最大の貿易相手国である中国が景気てこ入れのために支出を増やす方針を示したことを好感し、ボベスパ指数は上げる場面もあった。 イタウ・ウニバンコ・ホールディングやブラデスコ銀行などの金融株は高い。証券取引所運営のBM&Fボベスパは2週間ぶりの大幅高。現金調達のために保有するCMEグループ株の20%相当を売却したことが材料視された。 ボベスパ指数は前日比0.2%安の46657.10で終了。通貨レアルは続伸し、1.1%高の1ドル=3.7801レアル。レアルは先週は過去最安値近くまで下げていた。
http://www.sankei.com/world/news/150808/wor1508080045-n1.html 熱波なのにビールがない! ベネズエラ、外貨不足で原材料枯渇…国民いら立ちに拍車
7月28日、ベネズエラの首都カラカスで、ビールの空き瓶を返却し、異なるメーカーのビールを購入する客(AP) チャベス前政権以降のばらまき政策や最近の原油安の影響で外貨が不足する南米ベネズエラで、8割のシェアを持つビール会社が大麦やホップなどの原材料を輸入できず、醸造所を相次いで閉鎖。ビール好きの国民を品薄で閉口させている。AP通信が伝えた。 ベネズエラは最近、熱波に襲われており、首都カラカスでも連日、気温が30度に達している。ベネズエラ国民1人当たりのビール消費量は、日本の約1・6倍(キリンビール調べ、2013年)。ベネズエラでは牛乳やトイレットペーパーなど生活必需品の不足が深刻で、ビールの品薄も国民のいら立ちに拍車を掛けている。 主要輸出品である原油の値下がりにより、ベネズエラは外貨不足に苦しむ。ビール会社は原材料の輸入に必要な外貨の供給を政府から十分に受けられず、醸造所の閉鎖に追い込まれた。生産回復の見通しは立っていない。(共同) http://www.sankei.com/world/news/150909/wor1509090038-n1.html ベネズエラから避難 コロンビア人1万5千人超 迫害恐れ 近隣国も動揺 ベネズエラでは、反米左派のマドゥロ政権が誕生した2013年4月以降、価格統制された廉価な商品の不足が目立っている。こうした中、小麦やガソリン、などの統制品がコロンビアで安く転売されている事態に政権が頭を痛め、密輸業者の摘発を進めてきた。 マドゥロ政権は先月19日、コロンビアとの国境付近で治安部隊兵3人が密輸業者らとの銃撃戦で負傷したことを受け、ベネズエラに住むコロンビア人約560万人のうち約1300人を強制追放。令状もなく一帯で家宅捜索を進め、民家を無差別に破壊した。 コロンビアのサントス大統領は「コロンビア人をこのように扱うのは許せない」と憤慨し、大使の召還を発表。これに対し、ベネズエラ側も大使召還を発表するなど、非難の応酬合戦が続いている。 国連によれば、密輸と関係ないコロンビア人が危機感を募らせ、1万5千人以上がコロンビア東部のククタなどに避難。ロイター通信によれば、親子が引き離されている例もある。 冷蔵庫や家具などを家から運び出し、着の身着のままヤギや鶏を連れて国境の川を横断する様子は近隣国に衝撃を与えている。ブラジルとアルゼンチンの両外相は今月4日、コロンビアの首都ボコタで会談し、人道上の観点から早期に対話を開始するよう2国に求める声明を発表した。 |