http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/374.html
Tweet |
慌てて出社しなくていい(C)日刊ゲンダイ
リクルートHDは全社導入 「在宅勤務」成功のコツとデメリット
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/163392
2015年9月5日 日刊ゲンダイ
ウチにも欲しい――。そう思った人は多いはずだ。リクルートHDが、実験期間を終えて10月にも在宅勤務を全社に導入するという。未就学児をもつ社員を対象にするトヨタや、一部の部署に限って週2回までとするカルビーなど在宅勤務の導入企業は増えているが、全社が対象で、日数制限ナシは画期的だ。
「在宅勤務と報道されていますが、働く場所は自宅でもカフェでもどこでもよく、弊社では『リモートワーク』と呼んでいます。導入は個人ではなく、グループ単位。新入社員と派遣社員は対象外です。6月の第1クールの試験導入では、主に労働時間短縮効果が大きく、約8割の140人が継続を希望。いまは第2クールの途中で、正式導入は検討中ですが、評判がよく、10月にはHD全社員400人と一部子会社の約1600人に広げることになりそうです」(同社広報担当者)
一体、どんな一日なのか。たとえば、月1回の取締役会と月2回の経営戦略会議の運営を担当する経営企画室の社員は、あらゆる部署から相談が寄せられるが、それでも週に3回ほどリモートワークだとか。
“開店メール”でグループメンバー全員に「その日にやることと勤務時間」を伝えて“出社”。上司や同僚、ほかの部署の人に質問や相談などがあれば、チャットやTV電話で対応する。そこに加わる人の数はその都度変わる。“定時”になったら、“閉店メール”で「その日の成果と課題や翌日の目標」などを連絡してお疲れさん。出社するのは、来客があるときや社外持ち出し禁止の資料が必要なときなどで、週に2、3日という。
タブレットやスマホでかなりの仕事ができる今、全員が机を並べる必要はない。それくらいは想像がつくが、ほかにどんなメリットやデメリットがあるのか。
「まずデメリットは、主に2つ。ある種のデータは、社内からのアクセスに限られているため、そういうデータをメーンに扱う部署は仕事がしにくい。総務部とのやりとりは、対面が必要なことが多く、不便でした」
■会議はテレビ電話とリアルを使い分け
メリットで大きかったのは、会議の見直しだ。
「中には、結果報告だけというケースもあり、そういう会議はTV電話で十分ということが判明。時間が大幅に短縮され、余った時間を自分の仕事に充てられると評判でした。一方、みんなでアイデアを出し合って議論するようなケースは、リアルな会議の方がうまくいくことが分かり、会議の見直しが進んだのです」
ビジネスコンサルタントの新田龍氏は、「在宅勤務は、確実に広がる」と言い切る。なぜか。
「核家族化が進んでいますが、行政の育児サポートは不十分で、親の介護不安が重くのしかかっています。そうなると、現役世代は自宅で仕事をすることが必要です。その解決策が、在宅勤務。今後は育児サポートだけでなく、介護サポートの一環で導入する企業が増えるでしょう。成功のカギは、リクルートのように実験して、必要なシステムを整え、評価を公平にすることです」
営業や開発など結果が見える部署はいいが、人事や経理など事務系は上司のサジ加減に左右される。そのために重要なのが、リクルートの“開店・閉店メール”のような仕組み。上司が仕事を細かく区切って締め切りを設定し、部下の仕事量を把握すればいいという。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民100掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。