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米国株式市場は大幅続落、弱い中国指標で世界経済懸念強まる(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/288.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 02 日 08:24:00: igsppGRN/E9PQ
 

9月1日、米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は469ドル値下がりしたほか、主要株価指数は軒並み3%近い下げとなった。写真はニューヨーク証券取引所。8月撮影(2015年 ロイターT/Lucas Jackson)


米国株式市場は大幅続落、弱い中国指標で世界経済懸念強まる
http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/us-stocks-idJPKCN0R14RT20150901
2015年 09月 2日 06:46 JST


[1日 ロイター] - 1日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は469ドル値下がりしたほか、主要株価指数は軒並み3%近い下げとなった。中国の経済統計が弱い内容だったことで、世界経済をめぐる懸念が強まった。

ダウ工業株30種.DJIは469.68ドル(2.84%)安の1万6058.35ドル。

ナスダック総合指数.IXICは140.40ポイント(2.94%)安の4636.11。

S&P総合500種.SPXは58.33ポイント(2.96%)安の1913.85。

S&P総合500種は5月につけた最高値からの下げが10%に達した。

中国国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月実績を下回り、3年ぶりの低水準だった。米主要統計も8月のISM製造業景気指数が2年3カ月ぶりの水準に悪化した。

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が世界経済の成長は当初予想を下回る可能性があるとの見方を示したことも市場の不安感をあおった。

経済指標の悪化を受けて原油相場は7%強下落。米連邦準備理事会(FRB)の9月利上げの観測も一部で後退した。

動画配信サービス大手のネットフリックス(NFLX.O)は8.0%安。アップル(AAPL.O) が独自の動画配信サービスを計画しているとの報道を嫌気した。アップルは4.47%下げた。

エクソン・モービル(XOM.N)は4.19%、シティグループ(C.N)は4.75%それぞれ下落した。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

終値         16058.35(‐469.68)

前営業日終値    16528.03(‐114.98)

ナスダック総合.IXIC

終値         4636.11(‐140.40)

前営業日終値    4776.51(‐51.82)

S&P総合500種.SPX

終値         1913.85(‐58.33)

前営業日終値    1972.18(‐16.69)


 

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コメント
 
1. 2015年9月02日 10:15:53 : jXbiWWJBCA
コラム:FRBのジレンマは「朗報」か

[ニューヨーク 31日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国のインフレ率は、原油価格やドル高による下押し圧力が後退するのに伴い、間もなく上向く可能性がある。フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長はジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムで、こうした見解を示した。この発言は待ちに待った利上げの開始を示唆するものだ。

一方でFRB内のハト派は利上げに消極的な姿勢を崩していない。このように意見が割れることは、米経済の傷がついに癒えつつあることの証左といえる。

金融市場が数日にわたって動揺したことで、先週は姿勢を転換するFRB幹部がまた一人増えた。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに着手すべきだとの考えを後退させた。

これとは対照的に、フィッシャー副議長とイングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁はともに29日、世界の金融市場の急落を招いた中国の景気減速について、徐々に金融緩和を解除することを妨げる要因にはならないとの見解を示した。

ダドリー総裁は当面、この意見にやんわりと異を唱えるかもしれない。ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は、もっと以前からハト派的姿勢を貫いてきた。インフレ率がFRBの目標である2%を下回っている内に利上げを実施すれば、誤ったメッセージを送ることになると懸念しているのだ。

ハト派の主張は次第にほころびが目立ってきたようだ。フィッシャー副議長は原油安とドル高がインフレを抑えてきたと指摘した。こうした動きが終われば物価上昇圧力が生じ始め、段階的な利上げが正当化される。こちらは直観的な説得力がある。

しかしジャクソンホール会合では、本当にセントラルバンカーが考えるほど金融政策はインフレ制御に有効なのか、という自己省察も行われた。有効でないとすれば、成長重視のタカ派よりも、ハト派の主張にとって不利になる。現在、米国の雇用市場──FRBのもう一つの主要な関心分野である──は持続的な完全雇用という政策目標に向けて着実に改善を続けている。

中国経済の減速による影響を心配する政策担当者にとっても、利下げ余地はあった方が望ましいはずだ。ゼロ金利は歴史的に見て変則的であり、金融危機から経済が着実に立ち直ってきた現在は、これをリセットするチャンスだ。真のジレンマが存在し、ハト派が抵抗しているという事実は、実際には概ね朗報と言ってよい。

●背景となるニュース

*フィッシャーFRB副議長は29日、カンザスシティーのジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムで、ドル高による下押し圧力が後退すれば米国のインフレ率は上向くとの見方を示した。

*副議長はまた、原油安と労働市場のスラック(緩み)が過去数カ月間、物価上昇を抑圧する要因として働いてきた可能性があると指摘した。

*ただ副議長は、9月16─17日のFOMCで利上げに着手すべきかどうかについては言及を避けた。4日に発表される8月の米雇用統計が政策決定にとって重要になるとも示唆した。

*副議長と併せ、やはりシンポジウムに出席したカーニーBOE総裁が慎重ながらも自信を示したことで、少なくとも2つの主要中銀が、中国発の金融市場の混乱に囚われない構えであることが読み取れる。


世界の株式ファンド、過去最大の資金流出 中国懸念で=バンカメ 2015年 08月 31日
為替こうみる:ドル125円回復は来年か、年内追加緩和の思惑も=三菱UFJMS証券 植野氏 2015年 08月 25日
http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/column-frb-dilemma-idJPKCN0R12J120150901?sp=true


2015年 09月 2日 09:48

中国主導のインフラ銀、世銀と比べ融資条件緩く=関係筋


[北京 2日 ロイター] - 中国主導で設立協定が結ばれた国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が、世界銀行と比べ融資条件を緩くする見通しであることが分かった。事情に詳しい関係筋4人が明らかにした。

関係筋によると、AIIBは融資対象となるプロジェクトに対し法的な透明性、および社会や環境の利益を保護するよう求めるものの、民営化などを借り手に求めない見通し。

世銀が後押しする自由市場志向の経済政策を要求しないことで、欧米が主導する国際開発金融分野に一石を投じる。

関係筋の1人は匿名を条件に「民営化は融資条件にはならないだろう」と指摘。「規制撤廃も条件とはならないだろう」と付け加えた上で、「AIIBは各国の国内の条件に従う。外部からあれをしろ、これをしろとは強制しない」と述べた。

AIIBからはコメントを得られなかった。

また、関係筋によると、AIIBはコストを抑制し、官僚主義を排除するため、ほかの国際金融機関よりもプロジェクトに対する内部審査・リスク評価システムを簡素化することを目指す。

一例として、他機関とは異なり、全ての参加主体によるデューデリジェンスのために一部プロジェクトの認可が数カ月遅れることはない見込みだという。

オフィスや職員の数も制限し、支出を最小化する。職員数は500─600人で、世銀の5%、アジア開発銀行(ADB)の約6分の1となる見通し。

AIIBをめぐっては、これまでに約50カ国が設立協定に署名。今年末までに業務を開始する予定となっている。


コラム:中国株急落で深く傷ついた共産党の威信 2015年 07月 10日
UPDATE 1-インドネシア高速鉄道、中国案採用に傾く=政府筋 2015年 08月 31日
株式相場、短期的に一段安の恐れ=フィデリィティ 2015年 08月 25日
http://jp.reuters.com/article/2015/09/02/aiib-china-loans-idJPKCN0R201320150902

2015年 09月 2日 09:52 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス
8月末マネタリーベースは327.4兆円、13カ月連続で過去最高

[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日発表した市中の現金と金融機関の手元資金を示す日銀当座預金残高の合計であるマネタリーベース(資金供給量)の8月末の残高は327兆4457億円となり、13カ月連続で過去最高を更新した。

日銀は、マネタリーベースを年間約80兆円増やすペースで資産買い入れを続けており、今年末見通しの350兆円程度に向けて積み上げは順調に進んでいるとみている。

8月中のマネタリーベースの平均残高は、前年比33.3%増の322兆9269億円で過去最高を更新。マネタリーベースの構成要因ごとの月中平均残高は、金融機関の手元資金を示す当座預金が前年比50.3%増の227兆2613億円。紙幣は同5.3%増の91兆0354億円、貨幣は同0.6%増の4兆6302億円だった。紙幣は今年度に入って伸び率を高めており、8月は2003年7月の同5.3%増以来の伸びとなった。

(伊藤純夫)


日銀が景気判断を小幅上方修正、政策は現状維持
ドル上昇、アトランタ連銀総裁が9月利上げ支持=NY市場
米インスタグラムが新機能、メッセージや動画シェア可能に
米6月CPIは5カ月連続プラス、年内利上げ後押し
訂正:NY外為市場=ドル上昇、FRB当局者が9月利上げの可能性排除せず

http://jp.reuters.com/article/2015/09/02/monetary-base-idJPKCN0R201520150902


2. 2015年9月02日 20:29:50 : OO6Zlan35k
2015年 09月 2日 17:17

アングル:米公的年金基金、世界株安で脆弱さ露わに

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 先週の世界的な株価の乱高下は、ここ数年でリスク性資産を買い増してきた米国の公的年金基金の脆弱性を露わにしそうだ。

米連邦準備理事会(FRB)のデータによると、米国の公的年金の総資産規模は4兆ドル近くに達し、その70%超が株式やコモディティ、ヘッジファンドといったリスク性資産で運用されている。イリノイ州のように多額の積み立て不足に陥っている州の年金基金は、さらに不足額が大きくなりそうだ。

金融危機以来、多くの公的年金基金は野心的な想定利回りを達成するために高リスク資産への投資を増やしてきた。全米州退職金管理者協会(NASRA)が5月に公表した報告書によると、大半の基金の想定利回りは7─8%だ。

年金基金はまた、今後数年高い利回りが見込めない米国債など、安全資産の比率を落としている。

業界の専門家によると、大半の主要年金基金は「ボラティリティ・マネジメント」や「ダイナミック・アセット・アロケーション」など、市場全体が売りにさらされた際に損失を一定限度に食い止めるための戦略を採用していない。

<外国株の組み入れ拡大>

過去25年で米国株と債券の比率を減らして外国株を増やす変化も起こったため、最近の欧州や新興国の株価急落による影響はさらに大きくなりそうだ。

CEMベンチマーキングの最新データによると、公的年金基金による株式の直接的な組み入れ比率は1992年の52%から2014年末には49%に下がったが、国際株式の比率は4%から27%に増えた。

債券は40%から25%に減少し、プライベートエクイティが2%から10%に、コモディティなどの実物資産は7%から11%に、それぞれ拡大した。1992年には年金と無縁だったヘッジファンドは現在5%を占める。

金融危機によって多くの年金基金は積み立て不足に陥っており、想定利回りの達成がいやが上にも重要性を増している。ウィルシャー・コンサルティングの2014年の調査によると、公的年金基金は債務に対し平均78%の資産しか積み立てていない。1990年にはこの比率が99%だった。

しかもこれは7─8%という想定利回りを用いて割り引いた数字で、より実勢を反映する米30年国債利回りの3%を適用すると、積み立て不足はさらに大きくなると指摘されている。

(Edward Krudy記者)


豪政府:違法不動産取引の取締強化、中国人オーナーらに強制売却命令 2015年 08月 11日
超低金利による弊害増大「FRBも気づき始めた」、グロス氏警告 2015年 07月 31日
中国が三つのバブルに直面、株価暴落よりはるかに怖い=CS 2015年 07月 22日
http://jp.reuters.com/article/2015/09/02/us-pension-stocks-idJPKCN0R20NY20150902?sp=true

 

焦点:政府内で9月米利上げ警戒論、株安で企業・個人心理に冷水

[東京 2日 ロイター] - 政府内では、米利上げが9月にあった場合、いくつかのルートで日本経済に悪影響が出かねないと警戒する声が台頭してきた。中国経済への懸念から足元ではすでに株価下落が顕著になっているが、米利上げ後に新興国通貨・株式が急落し、リスクオフから円高と株安が進めば、企業と個人の心理を冷やし、アベノミクスの景気拡大メカニズムに打撃となりかねないと懸念している。

<9月米利上げ、市場混乱に拍車も>

「9月利上げなら、相当大変なことになる」──。米連邦準備理事会(FRB)が9月利上げに踏み切るかどうか不透明な中で、政府高官の1人は「早過ぎる利上げ」に懸念を隠さない。

新興国経済は、すでに景気後退局面に入っているブラジルを先頭に、米利上げにより一段の資金流出による通貨安や株価下落が懸念される国もある。

また、中国発の金融市場の混乱で、株価が下落した日本や欧州などもショックから立ち直っていない。そこに米利上げを起点にしたマネーの流出入増大という「負荷」がかかれば、想定外のショックが起きるのではないかという懸念だ。

黒田東彦・日銀総裁は8月の定例記者会見で、米利上げの時期について「後ずれすることによるリスクというよりも、早く上げ過ぎた時のリスクの方が大きいのではないか」とのFRB関係者の見方を肯定し、「米国内におけるそういった考え方は、日本にとっても同じようなこと」と語った。

<日本経済への波及、2つのルート>

具体的に想定される影響は、大まかに分けて2つのルートがある。1つは実体経済への打撃。

米利上げによって通貨安に見舞われる新興国では、インフレと景気減速が同時に強まるリスクに直面する。

中国経済減速とそれに伴う資源安により、輸出が落ち込んでいる東南アジアでは、日本企業の事業は既に下振れし、日本からみた外需落ち込みが長期化する様相となっている。そこに米利上げによる新興国経済の減速が顕在化すれば、外需悪化を拡大させかねない。

ある政府関係者は「米国経済よりも中国経済の方が、アジアを通じて日本経済への影響力が大きい。経済・物価に放置できないくらいの影響があると予期できれば、日本の政策当局は動かざるを得ない」と話す。

もう1つのルートは、金融市場を通した影響だ。先の政府関係者は、米利上げ後に「リスクオフになるのかリスクオンとなるのか、見極めが必要だ」と指摘する。

与党関係者の1人も「東京市場の反応は、米景気の上向きサインに反応するか、ドル高を嫌気して株安になるか、どちらに振れるかまだ何とも言えない」と、市場反応の方向性に気にかけている。

中でも株価への懸念が、政府部内で高まりを見せている。政府関係者は、株価下落が消費者心理を下押しし、それが景気停滞の要因の1つとみている。

政府部内では、低所得層の所得が物価高に追い付かないことを挙げ、消費低迷のメカニズムを分析する見方があった。

だが、ここにきて株価の下落が、高所得層が多数を占める個人投資家の消費行動に悪影響を与え出していると分析している。

電通の調べでは、60歳代以上の世代で4人に1人が、株式投資で資産が増えたと回答、その7割近くが株高の恩恵部分を消費に回している。

為替の乱高下も景気に影響しそうだ。政府高官は「7月に上海株式市場が大幅下落した際には、円高が日本を襲った。米利上げが新興国経済に打撃と見られれば、ドル/円も円安ではなく、円高になる可能性もありえる」と指摘。そのうえで「一番困るのは相場が不安定化することだ。企業も消費者も立ち止まってしまう」と懸念する。

<9月FOMC、専門家も見方まちまち>

16、17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、どのような結論が出るのか、市場から距離を置く専門家の間でも見方が分かれている。

東京大学の河合正弘教授は「米国も自らのアクションが世界経済に与える影響や、自国に跳ね返ってくるリスクを真剣に考えるはず。市場に9月利上げ観測が浸透していない中で実施されたら、ショックが大きい。利上げは遅いほどいい」と述べる。 ある国際金融筋も「さすがに9月の利上げは無理だろう」との見方を示す。

一方、FRBの動向に詳しいある関係者は「9月にも利上げに踏み切れば、米国が中国問題の影響を相対的に小さくみていることになり、市場へのプラスのメッセージになるはず」と述べる。

こうした不透明感の強まりが、足元における株価の大幅変動につながっているようだ。

(中川泉 取材協力:伊藤純夫 梅川崇 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/2015/09/02/frb-fomc-idJPKCN0R20N820150902?sp=true


アングル:G20議長国トルコ、内政混乱で影響力発揮できず

[アンカラ 1日 ロイター] - トルコは今年、20カ国・地域(G20)の議長国を務めるにあたって新興国代表として世界の低成長問題への対応策を取りまとめ、新興諸国の発言力を高めようとの野望を抱いていた。

しかしその後トルコ国内で問題が山積したため、そうした役割は望むべくもなくなったようだ。

6月の総選挙で与党・公正発展党(AKP)が過去10年強で初めて単独過半数を失ったのに続き、クルド人の多い南東地域で紛争が再燃して3年に及ぶクルド和平交渉は崩壊の危機に瀕した。

7月にはシリアとの国境近くで過激派組織「イスラム国」が背後にいると見られる自爆テロが発生し、トルコは米軍主導の有志国連合による空爆に加わった。

トルコの経済成長率は減速し、通貨リラは過去最低水準に下落。企業幹部や投資家は既に、2015年はトルコ経済にとって「失われた年」だと呼ぶ有様で、G20をめぐる野望は脇に追いやられてしまった。

ロンドンのリスクコンサルタント会社ストロズ・フリードバーグのトルコアナリスト、ジョナサン・フリードマン氏は「G20議長国の立場を利用して明確な目的を達成しようと目論む余裕はなくなった」と指摘。「トルコのソフトパワーは過去2年間で急速に衰えた。トルコは数年前なら得られたであろうG20における信頼感を、もはや失ってしまった」と話した。

4、5日にトルコの首都アンカラで開くG20財務相・中央銀行総裁会議では、中国経済やギリシャ金融危機への懸念が優先議題となりそうだ。

世界経済の状況が悪化する中で、トルコが決定的な役割を果たすことは考えにくい。特に先週、組閣に失敗した与党が新たな総選挙に向け選挙管理内閣を発足させ、国際的な評価の高いババジャン前副首相が外れたことで、情勢はさらに悪化した。

<国際協調は無理か>

ノムラのクレジットストラテジスト、ティモシー・アッシュ氏は週末のG20財務相・中央銀行総裁会議について、「これまでならムードを好転させるためにある種の国際協調戦略を模索しただろうが、今回は疑問だ」と言う。

米連邦準備理事会(FRB)の利上げ、中国の根深い問題、多くの新興諸国が抱える個別の問題は、G20の制御が及ばないとアッシュ氏は指摘。「現時点でトルコに何ができるのか疑問だ。政権がろくに機能していないのだから」と語った。

コラムニストのジラ・ベンメイヤー氏はヒュリエト紙で、ババジャン氏が政権を外れたことで、国際的な金融界・政界で信頼される人物がいなくなったと記した。

「残念なことに、トルコは宣伝の重要な機会を逃してしまった。国際的なメディアの関心は政権の危機、テロ事件、難民危機といった問題に集中している」とベンメイヤー氏は語った。

(David Dolan and Dasha Afanasieva記者)
http://jp.reuters.com/article/2015/09/02/turkey-g20-chairman-idJPKCN0R20NU20150902?sp=true


[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数


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