★阿修羅♪ > 経世済民100 > 245.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
物価と消費が低迷、異次元緩和の効果とは
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/245.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 31 日 16:22:00: igsppGRN/E9PQ
 

物価と消費が低迷、異次元緩和の効果とは
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kubotahiroyuki/20150831-00049012/
2015年8月31日 9時57分 久保田博幸 | 金融アナリスト


8月28日に発表された7月の全国消費者物価指数は日銀の物価目標となっている相互で前年同月比プラス0.2%、物価のベンチマークとなっている生鮮食料品除く総合で前年同月比0.0%、食料及びエネルギーを除く総合で前年同月比プラス0.6%となった。

7月の生鮮食料品除く総合は前年比マイナスとなるのではないかとの予想が多かったが横ばいに止まった。消費者物価の上昇抑制要因としては、電気代、都市ガス代、ガソリンなどの下落幅が大きかったことが指摘されており、原油価格の下落による影響も大きいとみられる。甘利明経済財政・再生相は会見で、エネルギー価格下落という要因を除けば、消費者物価は「そこそこで推移している」と指摘していた。

これに対して食料品の上昇率は大きく、また上昇した品目数の方も多く、消費者はむしろ物価は上がっているとの実感を持っていたのではなかろうか。それを示していたのが、やはり28日に発表された7月の家計調査の内容か。2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.2%減少していた。市場では猛暑やボーナス増の効果などで1.0%増との予想(QUICK)となっていたが、結果はマイナスとなっていた。

8月17日に内閣府が発表した2015年4〜6月期GDP速報値によると、物価変動の影響を除く実質で前期比0.4%減、年率換算では1.6%減となった。GDPの過半を占める個人消費は、食料品や日用品の相次ぐ値上げなどが相次いだが、そこに賃金の伸びが追いつかず消費者心理が冷え込んだとされる。

甘利明経済財政・再生相は、このGDP速報値の発表後の記者会見で、前期比0.8%減と落ち込んだ個人消費について「すべてとは言わないが、一時的要因が大きかったと思う」との認識を示した。エアコン需要の伸びや、プレミアム付き商品券の執行率などへの期待もあったようだが、どうやら個人消費は7月に入っても落ち込んだままのようである。

28日発表された7月の労働力調査によると、完全失業率は3.3%とななり、前月に比べ0.1ポイント低下した。そして7月の有効求人倍率は前月比0.02ポイント上昇の1.21倍と、1992年2月の1.22倍以来、23年5か月ぶりの高い水準となった。雇用の改善傾向は見えていても、それが個人消費には直結せず、食料品等の値上げも影響しているとみられる。しかし、全体の物価は低迷するなど、25年ぶりのデフレからの脱却というイメージにはほど遠いようにも思える。

少なくとも日銀が異常なくらい国債を買い込めば、インフレ期待が強まり、消費を含めた景気が回復し、物価も上昇するとのシナリオは崩れていると見ざるを得ない。そもそも日銀が国債を大量に買えばデフレから脱却できるという理屈そのものを点検する必要もあるのではなかろうか。


久保田博幸
金融アナリスト
フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年8月31日 17:23:19 : OO6Zlan35k

中国は6-7%の成長が可能だという黒田総裁

2015/08/27 (木) 11:55

 本日は、上海総合指数が反転しています。欧米の市場が反発していることで、中国も少し元気を取り戻したのでしょうか?
 やっぱり株というものは分からない!
 しかし、実体経済の方は分からない筈がない。そうお思いになりませんか?
 何度も言っていますが、中国の鉄鋼の生産量、電力の消費量、或いは貨物の運送量など、どれをとっても、中国の成長率が相当落ち込んできている、否、場合によってはマイナスになっていることを想像させるものばかりです。
 いずれにしても今の状態が続くならば中国が目標とする7%の成長率に達することはほぼ不可能だと思っていいでしょう。
 しかし、そんななか、黒田日銀総裁が米国で中国について触れているのです。
 「中国は今年、来年と6〜7%の成長は可能だ」
 「市場は中国に悲観的になりすぎている」
 市場の不安を何とか収束させたいという気持ちは分からないでもありません。しかし、今年、そして来年も6-7%の成長が可能だと断言をしているのです。
 この人、本気でそんなことを言っているのでしょうか?
 多分違うでしょう。だって、この人、そんなに知的レベルが低い筈がないからです。否、自分が一番賢いとさえ思っているかもしれません。そんな人が、中国の経済の実情を知らない筈がないのです。
 でも、黒田総裁は、中国は、今年、そして来年も6-7%の成長が可能だと言う。
 何故でしょう?
 それは、正直ではないというそれだけのことなのです。少々の嘘は許される、と。市場を安定されるために言っているのだから許される、と。
 そして、人々に対しては、お上が発表する数字は、疑問を差し挟まずに信じることが大切だと言いたいのでしょう。信じれば救われる、と。
 確かに信じ続ければ、株価の低下は止まると思います。
 しかし、それでは余りにも国民をなめていると思います。
 それに、中国の生産設備が多くの産業に渡って過剰になっていることはもう何年も前から中国国内においても問題視されていることなのです。
 では、何故過剰になるほど設備の増強を続けたのか?
 いろいろな理由が考えられますが、そのうちの一つは、設備投資を抑えれば、当局が目標とする経済成長率の達成がより困難になるからということがあったと思うのです。
 目標を掲げたからには、何としても達成をしなければいけない。
 その志は立派。しかし、無理をしてはいけません。そのようなことはいつまでも続ける訳にはいかない訳ですから。
 要するに、中国の経済の成長率は普通に対応していたならば、もっと下がっていてしかるべきだというだけの話なのです。
 そんな状況にあるのはもう十分明らかになっているのに、今年も6-7%の成長は可能だと言い切る黒田総裁!
 益々黒田総裁の発言の信頼性がなくなってしまうでしょう。

http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2015/08/27/024373.php


[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数

2. 2015年8月31日 17:24:12 : OO6Zlan35k
小笠原誠治 日本の財政基盤は盤石だというChikirin
2015/08/28 (金) 11:55
 「日本の財政基盤が盤石な理由」というタイトルをみて、またまた根拠のないことをいう輩がいるものだと思いました。誰がそんな記事を書いているのかと言えば、Chkirinとかいうネットでは有名な人なのです。
 こういう記事を書く目的はなんなのでしょうね。釣り?
 いずれにしても、何を根拠にそのようなことを言っているのかと記事を読んでみると、全く支離滅裂。
 この人、財政赤字を減らすのに2つの方法があると言います。
 一つは、輪転機を回してお札を刷る方法です。但し、この人、輪転機で刷ったお札で国債を償還すればいいとはいいません。そうではなく、そのようなことをすれば通常は酷いインフレが発生し、そうなると借金の負担が軽くなるので、借金が実質的に減ると言いたいようなのです。
 どうして、刷ったお札で借金を返せばいいと言わないのでしょうね。
 いずれにしても、この人によれば、その方法は現実的ではないのだ、と。何故ならばどれだけ日銀が国債を市場から買い入れても2%のインフレさえ起すことできないからだ、と。
 この人、本当に真面目に記事を書いているのでしょうか?
 そもそも、そうやって国の借金を減らすことを考えなければいけないこと自体が、財政が危ういということを物語っているではありませんか。
 もう一つ、この人は財政赤字を解消する方法を提唱します。それは、徴税の強化だと。
 徴税の強化とは増税のことです。いいでしょうか? 財政基盤が本当の盤石なら、どうして増税などする必要があるでしょうか。つまり、そうやって徴税を強化する必要があるということ自体が、これまた財政が危ういということ物語っているのです。
 もうこれ以上この記事を読む必要はないのかもしれません。しかし...折角ですから、もう少しこの人の言い分を聞いてみることにします。
 こんなことを言っています。
 「税収を増やすための徴税強化が、日本は他国と比べて圧倒的にやりやすいんです」
 でも、幾らそんなことを言われても、実際には、増税に対する反発が強いので、日本の例えば消費税の税率は他国と比べて低いものに留まっているのです。
 因みに、この人、日本で徴税強化が何故やりやすいかといえば、日本は、他国に比べて治安が良く、平和で、民主的で、衛生状態や教育環境などもよく、さらに食べ物もおいしい...つまり日本が大変魅力的な国であるから、幾ら増税が行われても日本から抜け出したいと思う者など殆どいないからと言います。
 確かに、仮に所得税などが大増税されたとしても、それほど多くの人が国外に脱出してしまう可能性は他国に比べたら小さいかもしれません。
 しかし、問題は、その大増税をどうやって実施することができるかなのです。幾ら日本から脱出することを考えるお金持ちが少ないとしても、そもそもその増税を実施することができなければ、財政赤字を減らすことなどできません。
 いざとなったら法人税を倍にする手段もあると言います。
 本当に冗談も休み休み言って欲しい。
 いいでしょうか。政府が一番やってはいけない政策とは、このように所得税を一気に倍にしたり、或いは法人税を倍にしたりするなど制度を急変させることなのです。そのような急変がどれほど甚大な影響を実体経済に及ぼすか分かっているのでしょうか。仮に増税するのであれば、少しずつやることが大事なのです。
 この人、最後には、消費税を25%にしたら基礎的財政収支が均衡するし、そして、そのような状況になっても、国外脱出する日本人は少ない筈だなんて言っています
 しかし、繰り返しになりますが、その消費税の増税がなかなかできないので、財政が危機的状況にあるのです。
 なんか読んで損をしたような気分になりました。
 やっぱり釣り?
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2015/08/28/024380.php

Chikirin2015年08月27日 00:00日本の財政基盤が盤石な理由


ギリシャなど他国で財政危機が発生するたび、対GDPの借金比率などを日本と比較し「日本もめちゃ危ない!」的なことを言う人がいます。

オオカミ少年みたいに、何年も前から繰り返し「このままでは日本国債は暴落する。円も無価値になる」と脅し続けてる人もたくさんいます。

まっ、そういうこと言ってる人の大半は、

「だから消費税を上げないとダメ」「だから福祉レベルを落とすのは仕方ない」 と言いたい官僚か、

「だから新興国の投信や通貨に投資しましょう」と勧めたい金融機関だったりするわけですが、

一般の人でも「日本の借金は過大すぎて危ないのでは?」と思ってる人はいますよね。

もちろん私も、規律も際限もなく財政赤字が拡大してもいいとは思わないし、グローバルな金融市場には悪意をもって特定の通貨や債券を狙ってくるファンドもあるので、国債の暴落がありえないとは言いません。

んが、

イザという時、日本ほど金融的にも財政的にも安心な国は他にないとも思っているので、今日はその理由について書いておきます。
 


まず、財政赤字を解消する方法としてベストなのは、経済成長して歳入が増えることですが、これが簡単にできればどの国も困りません。

なのでここでは「低成長時代に、多額の財政赤字を解消する方法は?」という前提で考えます。

よく言われるのは「輪転機を回してお札を刷る」という方法です。独自通貨を持たないギリシャには不可能ですが、日本など独自通貨を持つ国ならこの方法もあり得るように見えます。

が、これも現実的じゃないんだよね。

ここ数年、黒田日銀総裁は最大限のお金を市場に供給してるにも拘わらず、インフレターゲットの 2%さえ実現できてないんですよ。

こんな状態の国で、財政赤字をチャラにするほどの高率なインフレなんて、どーやって起こすの??って感じです。

でもいいんです。財政赤字を解決するにはもうひとつ、とても有力な方法があり、日本はそれが簡単にできる国だから。

その方法?

徴税強化です。

 

財政赤字は、「税収を上げる」か「支出を減らす」ことで改善します。

支出側は、バラマキ大好きな公明党と、農村と高齢者の票に支えられた自民党が政権をとっている限り減らせません。

でも、

税収を増やすための徴税強化が、日本は他国と比べて圧倒的にやりやすいんです。

なぜだって?

だって日本は、世界でもっとも住みやすい国のひとつだからです。

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、と言ってもいいし、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリンやフランクフルト、東京、と言ってもいいのですが、これらの国&都市は、他の国に比べて突出して住みやすいです。

理由は下記

・民主主義かつ法治国家で、

・戦争状態になく

・治安がよく

・衛生状態が良くて空気も水もキレイな上、

・教育や医療などの社会インフラのレベルが世界最高レベルで、

・食や文化の幅広さと奥深さが圧倒的

刺激的でありながら安定が享受でき、多様でありながら秩序だっている。便利でありながら、ものすごく尖ったモノにもアクセスできる・・・

これらの国&都市は、住みやすさという点で他国の都市とは比べものにならないくらい高い水準にあります。

特にこれらの国で生まれ育った“ネイティブ国民”にとっては、他国に住むのと自分の国に住むのは、決定的に快適さが違います。

また大都市は、お金がある人にとってはパラダイスと言えるほど住みやすいため、富裕層ほど東京の住みやすさ、楽しさ、奥深さ、快適さ、を理解しています。

だから彼らは、少々税金が高くなっても日本を出て行こうとはしません。

日本の大金持ちで、「資産だけ税金の安い他国に移したい」と思っている人はたくさんいますが、「人生の大半を外国で暮らしてでも、払う税金を安くしたい」と思っている人は、非常に少ないんです。

ところが、たとえばギリシャのお金持ちの中には、アテネに住むよりパリに住む方が楽しい、南仏の別荘で暮らしてもなんの問題もない、ニューヨークの方が快適だ、と本気で考えている人がたくさんいます。

だから徴税強化をすると、富裕層の資産がすぐに逃げ出してしまいます。

海外にネットワークを張り巡らせている大金持ちの華僑も同じです。めちゃな税制改正があったら、すぐに拠点を動かしてしまう。

ところが、資産をテクニカルに海外に移すことはできても、「金持ちが実質的な意味で他国に逃げ出す」みたいなことは、日本では起こりません。

しかも「テクニカルな資産の海外移転」は、法律を変えることで大幅に抑止できます。実際、最近はその動きがとても顕著です。

だからホントに税金を払いたくないなら、ホントに日本を出て行くしかなくなる。

でも、日本の金持ちでそんな覚悟のある人はほぼいない。

「死ぬ前の 10年間だけ海外に在住してたら相続税がゼロになります」と言われても、死ぬ間際の 10年間、自分の国である日本以外の国で過ごしたいお金持ちなんていないんです。

そのもうひとつの理由が、日本人は「他国に移るための障壁が極めて高い」ってことです。

ニューヨークやロンドンで生まれ育った人は、英語ができるので他国に住むことが日本人に比べて圧倒的に容易です。

フランス人やドイツ人は、英米人に比べれば動きにくいけど、それでも最近はユーロ圏内のモノ、人、お金の移動は非常に容易くなってます。

また、欧米のエリート&富裕層は(母国語がなんであれ)非常に高い確率で英語も堪能です。

これに比べ、日本人の場合は、

・日本語は他国では通じない。富裕層の英語力も決して高くない。

・社会慣行も商取引慣行も、食事も文化もまったく他国と異なる

ため、めちゃくちゃ他国に逃げにくい。

これは企業も個人も同じです。

経団連は「法人税が高いと国際競争力が弱まる」と言いますが、イザ、日本が財政破綻するかもという段になって、政府が法人税を 60%に上げたら、これらの企業はすぐさま本社を海外に移せるでしょうか?

P&G と花王では、本社を他国に移せる機動力や決断力は、全く異なっています。トヨタ自動車だって、相当のことが無い限り、中京圏から本社を移すことはできないでしょう。

てか、トヨタ自動車なんて「名古屋より東京の方が法人税が安い」みたいになっても三河から動きそうにない。

だからいざという時(=日本が本気でデフォルトを心配する必要がでてきた時)には、政府には法人税を一気に倍にする、みたいな選択肢があるんです。

もちろん企業の場合、テクニカルな節税方法は今でもたくさんあるし、税率が上がればそういった動きは一層加速します。

でもそれらは、個人が「日本に住みながら、相続税がゼロの国に土地を買う」のと同様、テクニカルな節税方法ばかりです。

さきほども書きましたが、テクニカルな節税は法律改正があれば一気に難しくなります。

結局は、日本国内に本社や研究所を構え、そこでたくさんの人を雇っている限り、政府は企業からいくらでも税金を徴収することが可能なんです。

だからといって、テクニカルな節税が難しくなった時、「だったらホントに本社を海外に移します」と言える日本企業って、どれだけあるんだろう?

 

さらに日本は、もっとも回避しにくい消費税の上げ余地が大きい。

企業や富裕層と比べても、国を逃げ出しにくいのが普通の人です。英語もできず、専属の国際税理士もいない。外国なんて住んだこともないという人にとっては、どんだけ所得税や消費税が上がっても・・・海外に引っ越したりできないでしょ?

もし消費税がヨーロッパ並の 25%になったとしましょう。今の 8%の 3倍ですから、消費税収は 17兆円から 51兆円へと 34兆円ほど増加します。

年間の借金は 37兆円だから、これだけで財政の基礎収支はほぼトントンにできる。他税を合わせれば「日本はいざとなればいつでも、財政収支をバランスさせられる」んです。

※参考サイト 平成27年度一般会計の概要

みなさん、消費税が 25% になったら日本を出て行きます? 

どこの国に行く? 家はどーすんの? 仕事は?

もちろんそんなことしたら最初は消費も落ち込みます。

でもね、実際にヨーロッパではみんなそういう消費税率の国で生活してるわけで、25%って決してあり得ない税率でもないんです。

国債暴落の危機とかに直面したら、当然やるべき増税のひとつに過ぎません。

消費税 25%じゃ暮らしていけないって? 

大丈夫。国連が発表する国民の幸福度ランキングで常に上位に入ってる北欧諸国の消費税は、軒並みそのレベルなんだから。

てか消費税 8%の日本の幸福度は世界で 46位、消費税 25%のデンマークは幸福度 3位です。(2015年調査) 消費税を上げたほうが、幸せな生活が待ってるかもよ?

もうちょっと現実的なところでは、固定資産税が倍になったら自分はどうするだろうと考えてみてね。

分譲マンションに住んでる人、持ち家の一戸建てに住んでる人、そうなったら家を売りますか? 売って、賃貸住宅に住み替える? 

アパート経営してる人、そのアパート売ります? ローンの残高が、売却代金より多かったりしない?  

私の予想では、大半の人は黙って粛々と倍になった固定資産税を払い続けると思います。だから固定資産税の収入を倍にするのも日本では全く難しくない。

自国内での分譲マンションから賃貸アパートへの引っ越しさえしたくない人に、海外移住なんて無理でしょ。

このように、日本という国は世界の他の国とは大きく異なる特徴をもっており、それが、日本が止めどなく借金を増やせる(ようにみえる)理由です。

だから借金の大きさ(対経済規模比)の国際比較なんてしても、意味はありません。

比べるべきは「徴税強化の容易さ」です。だってそれこそが、日本と他国の決定的な違いなんだから。

必要になれば、消費税も所得税も法人税も固定資産税も相続税も、いくらでも上げられる。

万が一の時、日本ほど財政的に踏ん張りのきく国は他にはなく、日本の財政破綻なんて、まったくもって非現実的な話なのです。

ほんまかいな?

f:id:Chikirin:20150810175729j:image:medium

そんじゃーね!

タグ:
日本経済
支持する(35)
コメント(85)
この記事を筆者のサイトで読む
FacebookでBLOGOSをフォロー


Chikirin
フォローする
社会派ブロガー
急成長する読書市場
富岡製糸場に学ぶ世界に通用する企業の作り方
言論の自由は今でも命がけ
「権力に対抗しうるメディア」実現の条件
最初に働く場所の選び方
記事一覧へ
あわせて読みたい

ちきりんが語る"財政赤字対策"は支離滅裂?
小笠原誠治

安住淳氏 株価下落への政府の対応を指摘
民主党

株安対策にまた旧態依然のバラマキするのか
大串博志

不安定な日本経済 中国の動きに注意が必要
中田宏

甘利氏"企業の内部留保を未来への投資に"
甘利明
「日本経済」の記事一覧へ
トピックス
http://blogos.com/article/130659/



[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数

3. 2015年8月31日 17:25:23 : OO6Zlan35k

三橋貴明
第320回 エアコン経済(1/3)
2015/08/25 (火) 13:02
44−6月期の経済成長率が発表になった。予想通り対前期比▲0.4%と、マイナス成長に終わった。
『2015年8月17日 NHK「GDP4月〜6月 3期ぶりにマイナス」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150817/k10010192711000.html
 ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は、個人消費が大幅に落ち込んだことや円安にもかかわらず、輸出が減少したことなどから、前の3か月と比べて実質でマイナス0.4%、年率に換算してマイナス1.6%と、3期ぶりにマイナスとなりました。
 内閣府が発表した、ことし4月から6月までのGDPの伸び率の速報値は、物価の変動を除いた実質で前の3か月と比べてマイナス0.4%となりました。この伸びが1年間続いた場合の年率に換算しますと、マイナス1.6%となり、3期ぶりにマイナスとなりました。
 主な項目では、GDPのおよそ60%を占める「個人消費」が、天候不順の影響でエアコンなどの売り上げが振るわなかったことや、食料品や日用品の相次ぐ値上げを背景に、マイナス0.8%と大幅な落ち込みとなりました。(中略)
◆甘利大臣「もう一段の努力が必要」
 甘利経済再生担当大臣は、ことし4月から6月までのGDPが3期ぶりにマイナスに転じたことについて記者会見で、「輸出の減少と消費の弱含み、それに設備投資も期待されているような上昇局面にない」と述べました。
 そのうえで、甘利大臣は「生活必需品や生鮮食品など身近なものの価格が上がっているため、物価の上昇に賃上げが追いついていないという肌感覚が広がっている。ただ、先月から今月にかけては真夏日が続き、エアコンの需要も伸びているので、個人消費が回復する見込みはかなりあると思う」と述べました。
 そして甘利大臣は「企業収益が過去最高水準にあるが、経済の好循環につなげていくためには賃上げと設備投資のもう一段の努力が必要だ」と述べました。(後略)』
 我が国の国民経済は、エアコン需要に左右される。日本の経済は、エアコン経済なのである。
 と、皮肉は置いておいて、「エアコン云々」は、別に甘利大臣が思いついたレトリックではないだろう。恐らく、内閣府の官僚なのだろうが、国民はとことんバカにされている。エアコンが売れなかったため、マイナス成長。分かりやすいが、間違っている。
 記憶を探ると、消費税増税後の需要不足について、
「需要不足ではない。野菜不足などの供給不足で消費を増やしたくても増やせない」
 という、物凄いレトリックを使った慶応大学教授(土井丈朗氏)がいた。本当に供給不足が発生しているならば、インフレ率がもっと高まるはずだろうに。
 誰が考えたかはともかく、甘利大臣の今回の発言も、土居氏に匹敵する迷言であることは間違いない。
「エアコンの需要も伸びているので、個人消費が回復する見込みはかなりある。」
 とりあえず、今後のエアコン様の動向に期待したい。
もっとも、筆者は別に、甘利大臣を揶揄したくて、本稿を書いているわけではない。
 経済成長率がマイナスになったならば、「原因」を追究し、「対策」を講じるべき。と、極々当たり前のことを言いたいだけだ。
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2015/08/25/024344.php 

第320回 エアコン経済(2/3)
2015/08/26 (水) 11:03
今回の経済成長率のマイナスは、消費税増税による実質賃金の低下(物価「だけ」が上がった)により、国民の購買力が相当に痛んでいることの表れである。何しろ、最大の需要項目である民間最終消費支出が「対前期比▲0.8%」となってしまったのだ。年率だと、マイナス幅は3%を超える。日本の民間最終消費支出は約300兆円なので、10兆円規模の需要縮小となる。消費税増税のインパクトは、改めて凄まじい。
 大変、興味深いことに、今回のマイナス成長について論評している「識者」の多くは、「消費税」という言葉を使っていない。財務省の情報統制か何かが、かかっているのではないだろうか。と、疑いたくなるほどの、消費税という言葉を避けている。 
 いずれにせよ、今こそ「補正予算」でデフレギャップを一気に埋める絶好のチャンスである。今、動かなければ、国会議員は国会議員たる資格はない。都合よく、国会も延長されている。
 ところが、甘利大臣は、
「ただちに補正(予算)のような経済対策は想定していない」
 と、会見である意味で予想されていたことを語った。
 経済政策を司る政治家が経済対策を講じず、エアコンに期待するようでは、我が国は真の意味で「政治不在」に陥っているとしか表現のしようがない。
8月18日の株式市場は、景気減速を受け、夏休み明けに安倍政権が補正予算を組む「のではないか」という期待から、建設株が大幅高になった。と言うより、当たり前の話として補正予算が組まれなければならない局面である。
 実は、安倍政権は当初予算において、公共事業関係費をほとんど増やしていない。今年度、このまま補正予算を組まなかった場合、普通に「緊縮財政」になってしまう。デフレ期に、消費増税と公共事業費削減。まさに、橋本龍太郎政権そのままだ。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言うが、経験にも歴史にも学べない安倍政権は、果たして何と呼ぶべきなのだろうか。
 思えば一年前の今頃、政府は、
「消費税増税で一時的に景気が悪化したが、V字回復する!」
 と、言い張り、現実には景気が回復しないことを受け、やれ天気のせいだ、やれ自然災害のせいだと言い訳していたわけだが、こと経済については、安倍政権は平気でウソをつく。日本国民はせめて、一年前の経験からは学べる愚者になるべきだろう。
図の通り、消費税増税後の日本の実質消費は、ひたすら低迷を続けた。2015年5月にV字回復しているように見えるが、それは2014年5月の落ち込みがひどかった反動である(本グラフは対前年比)。逆に、2015年3月の落ち込みは、14年3月の駆け込み消費の反動になる。
 いずれにせよ、日本国民は中期的に実質消費を減らし続けている。すなわち、朝日新聞チックなレトリックを使うと、
「ご飯を食べられなくなっていっている」
 という話なのだ。この時点で、政府は「政府失格」である。国民の実質消費を減らすとは、そういう意味だ。
【図 日本の実質賃金と実質消費の推移(対前年比%)】

出典:厚生労働省、統計局
 実質賃金の方だが、消費者物価指数がゼロに接近しているため、「きまって支給する給与」がマイナス0.1%と、ゼロに接近した。要は、「物価が下がった結果、実質賃金がプラス化しそう」というのが現状なのである。
第320回 エアコン経済(3/3)
2015/08/27 (木) 14:04
インフレ目標2%は、どこに消えたのか。
 ミクロ的に見た正しいデフレ脱却は、例えばインフレ率が2%で推移し、名目賃金が3%のペースで上昇し、実質賃金が1%増の状況が継続することになる。「物価が下がり、実質賃金がプラス化した」ではデフレ脱却にはならない。
 上記「インフレ率+、名目賃金がそれ以上の+、結果、実質賃金が+」を実現するためには、いかなる環境が必要だろうか。もちろん、マクロ的にはインフレギャップ(総需要>供給能力)、ミクロ的には人手不足である。
 人手不足の環境で「十分な給与」が支払われる状況になれば、上記の環境に近づく。例えば、介護分野や医療分、インフラ整備野など、需要が拡大し、人手不足が深刻化しようとしている産業に、「給与を高める」形で政府がおカネを使うべきなのだ。
 ところが、現実の安倍政権は公共事業を増やさず、介護報酬は削減(!)、次は医療費抑制を狙っているというわけで、これでデフレ脱却できたら「日本史上最大の奇跡」になる。
 しかも、日本国民のデフレマインドは深刻で、当座のデフレギャップを埋める補正予算は当然として、中長期的に「安定的」な消費拡大には、なかなか踏み込まないだろう。消費税増税という恒常的な「負の財政出動」により、国民の消費マインドを叩き落とした以上、継続的な財政政策も必要になる。
 すなわち、消費減税か所得減税(特に、消費税の影響をまともに受ける中間層から貧困層)という「継続的」な消費立て直し策だ。
 難しことは言っていない。
 補正予算で短期の需要不足を埋めると同時に、中長期的に「安定的」に国民が消費を増やす政策を採れという話に過ぎない。これは、ごく「普通」の経済政策である。
この種の普通の政策を打てなくなってしまったからこそ、我が国は長期のデフレーションに苦しめられ、国民が貧困化していっているわけだが、それ以前に、
「エアコンの動向に期待しましょう」
といった、国民を舐めているとしか思えない言い訳を続けるのは、いい加減にやめて欲しい。昨年の「天気のせい」「自然災害のせい」は、正しかったのか?
 6月の実質賃金が大幅にマイナスになったことを受け、日本経済新聞などの大手紙は、
「単にボーナスの支払いが後にずれたため、実質賃金や名目賃金がマイナスになっているだけである。心配いらない」
と、印象操作に必死だが、筆者が問題にしているのはボーナスを含む現金給与総額ではない。「きまって支給する給与」である。
 もちろん、7月の毎月勤労統計調査で「実は、ボーナスは後にずれたのではなく、そもそも払われる予定がなかった」場合、とんでもない話になってしまうが、とりあえず数字が判明していないため、ボーナスを含む現金給与総額の話は置いておく。
先述の通り、6月の実質賃金確報値において、筆者が注目している「きまって支給する給与」、すなわちフリードマンのいう「恒常所得」が、対前年比マイナス0.1%となってしまった。などと書くと、
「マイナス0.1%ということは、前よりは下げ幅が縮小し、改善しているのでは」
などと、感想を抱く読者が少なくないだろう。確かに、実質賃金(きまって支給する給与)の下げ幅は縮小してきている。とはいえ、指数の方を見れば分かるが、これは、
「2014年消費増税で実質賃金が大きく下落した時点と比較し、下げ幅が縮まった」
という話に過ぎないのである。
一年前の実質賃金が「高い」状況で、対前年比マイナス0.1%ならば、まだしも分かる。とはいえ、現実には消費税増税で実質賃金が大きく下げた一年前と比べ、「未だ、実質賃金が下がっている」のだ。
しかも、実質賃金の下げ幅が縮まった理由の一つが、消費者物価指数の上昇率が低下したことなのであるから、笑うしかない。繰り返しになるが、インフレ目標2%は、どこに消えたのか。
要するに、安倍政権の「総需要」「実質賃金」を重要視しないデフレ対策は、失敗したのだ。今後、安倍政権が正しい需要創出策に転じない限り、我が国は、
「貧困化している日本国民」
どころか、
「ひたすら、どこまでも貧困化していく日本国民」
の状況に至るだろう。
http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2015/08/27/024346.php 


[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数

4. 2015年8月31日 18:38:18 : nJF6kGWndY

>日銀が異常なくらい国債を買い込めば、インフレ期待が強まり、消費を含めた景気が回復し、物価も上昇するとのシナリオは崩れていると見ざるを得ない。

現状は、内需低迷、海外景気減速(輸出伸び悩み)と資源価格下落、そしてリスクオフによる円高期待も高まっているから

黒田日銀の当初の想定からは大分離れているということだ

さらに消費税増税不安による内需不足も加わっている


>そもそも日銀が国債を大量に買えばデフレから脱却できるという理屈そのものを点検する必要もあるのではなかろうか

本来は第3の矢である構造改革が同時に進んでいたはずだが、ほとんど動いていない

そして財政拡張も止まっているから、量的緩和だけでは、力不足ということだ

今後は、財政拡張期待と、消費税増税先延ばし論が強まりそうだが


>>02 小笠原誠治 消費税の増税がなかなかできないので、財政が危機的状況にあるのです
>>03 三橋貴明 当たり前の話として補正予算が組まれなければならない 

klug論客の、この二人は、昔から完全に矛盾しているが、どちらも自分の論理をチェックする気はなさそうだなw



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民100掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民100掲示板  
次へ