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バター不足でも輸入拡大NO? 政府、乳製品全体の需給調整重視 しわ寄せは消費者に:TPP発効に向けた“事前調整”
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/219.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 8 月 30 日 14:38:22: Mo7ApAlflbQ6s
 


[エコノフォーカス]バター不足でも輸入拡大NO?
政府、乳製品全体の需給調整重視 しわ寄せは消費者に

 バターの品不足が続いている。都内のスーパーでは「お一人様1点限り」といった購入制限も見られ、価格も上昇傾向だ。政府は年内にバターを1万トン追加輸入するが7月末の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉ではニュージーランド(NZ)による乳製品の輸入拡大要求に強く反対した。足りないのに輸入拡大をためらう理由を探った。(御調昌邦、古賀雄大)


 「昨秋から満足な入荷ができない深刻な状況が続いている」。東京・練馬の食品スーパー、アキダイではバターを仕入れても1カ月の約4分の1は店頭に必要な商品が足りない状況になる。

 総務省の統計によると、東京都区部の7月の小売価格(箱入り、200グラム)は436円で1年前より21円高い。東京・世田谷のアーモンド洋菓子店は「国産品にこだわりがあり、欲しい量の6割くらいしか確保できない」と打ち明ける。

 バターが品薄な理由は大きく2つある。まず、酪農家の離農が広がり、乳牛の頭数もバターの原料になる生乳(搾ったままの乳)の生産も細り気味なことだ。

 2015年の酪農家戸数は前年比5%減の1万7700戸。この10年で1万戸減った。14年度の生乳生産も前年度より1.6%少なく、2年連続減だ。業界は今年度の生産をほぼ前年度並みと見込むが「猛暑で生産が落ちる恐れもある」(生産団体関係者)という。

 もう一つはバターの輸入がコメや麦などと並んで政府が輸入量や価格水準を厳しく管理する「国家貿易」の下にあることだ。輸入は原則として独立行政法人の農畜産業振興機構が担う。民間による輸入には国産品の卸売価格を上回るように高率の関税をかけている。

 農水省はなぜ自由貿易を認めないのか。それはバターや脱脂粉乳が生産量の不安定な乳製品全体の「需給の調整弁」だからだ。林芳正農相は「生乳はバターになるし牛乳としても飲める。難しい需給のバランスを取る面がある」と解説する。

 酪農家は生乳をまず鮮度が大事で利益も出やすい飲料用の牛乳に充て、残りを生クリームなどに回す。保存しやすく取引価格の低いバターや脱脂粉乳は後回しとなる。

 14年度の場合、牛乳向け生乳は1.4%減で供給に大きな支障は来さなかった。しかし、バター・脱脂粉乳向けは4.1%減と不足に陥った。

 バターという需給の調整弁がないと余った生乳は捨てなければならず、酪農家の経営は不安定になる。1万7700戸の酪農家を保護する結果、しわ寄せは消費者や食品・外食産業に行く。農林系議員も「バター不足の中で需給安定のために国内生産者を保護すべきだと説明するのは容易でない」と漏らしている。


製品、TPPでも争点

 バターを含む乳製品の輸入問題は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉でも大きな焦点だ。

 「一部の国は法外な要求をしている」。甘利明経済財政・再生相は7月末に米ハワイ州で開いたTPP閣僚会合の閉幕後、ニュージーランド(NZ)による乳製品の交渉姿勢を非難した。

 日本はNZ、米国、オーストラリアの3カ国向けに生乳換算7万トン程度(バター換算で約5700トン)の低関税の輸入枠を認める案を用意した。農林系議員に言わせれば「ギリギリの譲歩案」だが、年内に予定するバターの追加輸入の「1万トン」と比べても少ない。当然のようにNZのグローサー貿易相は大幅に上回る要求を突きつけた。

 農林水産省の資料によると、NZの生乳1キログラムあたりの生産費は約27円。日本の3分の1以下だ。日本乳業協会は「いかに合理化努力をしても(海外との)差を埋めることは不可能」という。一方「農業であっても効率化すれば各国と競争できる」(法政大の小峰隆夫教授)との声もある。

 TPPは本来、各国が市場を開き、生産性の高い国が生むモノやサービスを自由に取引して利益を共有する仕組みだ。東大の伊藤元重教授は「理想をいえば農業分野も開放すべきだが、現実には国内政治などを瀬踏みする必要がある」と自由貿易の難しさを指摘する。

[日経新聞8月24日朝刊P.3]


 

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コメント
 
1. 2015年8月30日 15:57:07 : b5JdkWvGxs
本当の理由は

マーガリンが売れなくなると困るからさ


欧米でまマーガリンは有害物質として発売禁止だからね


2. 2015年8月30日 16:32:53 : nJF6kGWndY

>既得権者を

あほらしい

何度も言うように、どうしても保護したいなら、ルールを明確にして日本も補助金を出せばいいのだ

そうすれば既得権者のために国民がどれだけ負担しているか明らかになるし

海外から関税で叩かれる必要もなくなるし

隠れて既得権を掠め取る天下り官僚などへの利権誘導も減る


3. 2015年8月30日 16:44:38 : nJF6kGWndY

>>01 欧米でまマーガリンは有害物質として発売禁止

確かにデマだなw

http://chiebukuro.atarashisouta.com/archives/478.html
マーガリンが危険!というは嘘?


http://www.foocom.net/column/answer/12562/
「海外ではマーガリン禁止!?」のウソ・ホント〜トランス脂肪酸のまとめ


デンマークのように独自の規制を行う国もありますが、EUとしては、現在のところ、トランス脂肪酸について特に規制を行っていません。
 EUの食品表示では、脂肪、飽和脂肪酸の表示義務化はされていますが、トランス脂肪酸は表示義務対象ではありません。

 また、英国では、トランス脂肪酸の平均摂取量は、最大でも摂取エネルギーの2%未満にすべきだとしており、国民のトランス脂肪酸の摂取量はその半分の1%程度にとどまっています。英国ではトランス脂肪酸よりも飽和脂肪酸を大量に摂取していることから、脂質の量に関しては、「飽和脂肪酸の低減に注力することがより重要」としています。

 オーストラリアとニュージーランドでは、トランス脂肪酸の摂取量が摂取エネルギーに占める割合は、平均でオーストラリアでは0.5%、ニュージーランドでは0.6%と推定され、WHOの勧告値である1%未満をかなり下回っています。また、産業界がすでに製品中のトランス脂肪酸を相当減らしており、食品中のトランス脂肪酸の量はリスクとなるレベルよりもかなり低くなっているとしており、トランス脂肪酸の表示の義務付けはしていません。「問題は自分たちの飽和脂肪酸摂取量が多いことだ」としています。

 トランス脂肪酸についての諸外国の取り組みについては、農林水産省のウェブページ「トランス脂肪酸に関する情報」に詳細がまとめてあります。

 また、各国のサイトも参考になります。
デンマーク/ 米国/英国/オーストラリア・ニュージーランド

・米国の暫定的方針

 「マーガリン/トランス脂肪酸は諸外国では一切禁止」との誤った情報が散見されますが、どこからこのような情報がくるのでしょうか。
 米国では2013年に、トランス脂肪酸の摂取源となる部分水素添加油脂についてGRAS(一般に安全と認識される)とみなさないとの暫定的な決定がされました。
 このことが「トランス脂肪酸全面禁止」との誤解を生んだ可能性があります。
 この暫定的な決定については、FDAがパブリックコメントを募集(2013年11月〜2014年3月)しましたが、その後、まだ確定はされていません。海外のメディアでは、この5月〜6月にも最終決定が下されるのでは、との記事も見られます。

<日本の食品の含有量>

 日本人のトランス脂肪酸摂取量は、平均約0.7g。摂取エネルギーに占める割合は約0.3%です。
 WHOの勧告値の「1%未満」の範囲内に十分おさまっています(食品安全委員会の季刊誌30号)。

雪印メグミルク株式会社 http://www.meg-snow.com/news/2014/pdf/20141001-920.pdf及び、日本生協連 http://jccu.coop/food-safety/qa/qa01_02.htmlより作成
雪印メグミルク株式会社 http://www.meg-snow.com/news/2014/pdf/20141001-920.pdf及び、日本生協連 http://jccu.coop/food-safety/qa/qa01_02.htmlより作成

 では、食品中にはどの程度トランス脂肪酸が含まれているのでしょうか。
 日本ではトランス脂肪酸の表示は義務付けられていませんが、一部のメーカーは公表しています。
 飽和脂肪酸の情報もあわせて公表している商品の例を下に紹介します。

 注目していただきたいポイントは2点。まず、米国の表示制度では、1サービング当たり0.5g未満であれば「ゼロ」と表示できることは前述しましたが、日本で流通している商品でも、米国の制度では「ゼロ」と表示できるレベルのものが多く見られること。
もう1点は、トランス脂肪酸が少なくても飽和脂肪酸が多いものがあること。トランス脂肪酸だけに注意するのではなく、脂質全体を考える必要があります。

 実は、国内のマーガリン類のトランス脂肪酸含有量は減少傾向にあり、飽和脂肪酸は増加傾向にあります。2010年度の食品安全委員会の調査では、2006年度比で、トランス脂肪酸含有量の平均値はマーガリンで約41%、ファットスプレッドで約19%減少し、業務用マーガリンとショートニングの平均値は1/10以下に減少しましたが、飽和脂肪酸は業務用マーガリンで約1.4倍、業務用ショートニングで約1.9倍増加していました。トランス脂肪酸の低減が進む一方で、代わりに飽和脂肪酸が増加している様子がうかがえます。(食品安全委員会の評価書より)

 「日本人の食事摂取基準(2015年)」では、飽和脂肪酸の目標量はエネルギー比7%以下ですが、2010〜2011年の国民健康・栄養調査では30〜49歳の女性で7.6%と目標量を超えているという現実があります。

 脂肪の摂取に関しては、メディアや世の中の関心はもっぱらトランス脂肪酸に向けられているようですが、そろそろ英国やオーストラリア・ニュージーランドのように、現状を見て問題を考える動きが出てきてもよいのではないでしょうか。


4. 2015年8月30日 17:59:52 : b5JdkWvGxs
>>3
トランス脂肪酸というより、水素添加加工があやしいんだ。

水素添加油の腎臓その他に病変を作るような害作用が、動物実験で広く認められている。

その原因は、トランス脂肪酸と同時に作られる、微量の有害物質。

一例は、ジヒドロビタミンKで、ビタミンK阻害作用があり、最近母乳児にビタミンK剤を投与することがやかましく言われる背景(母乳にビタミンKが少ない)になっている。

つまりバターに含まれるトランス脂肪酸は大丈夫だが、マーガリンはNG


5. 2015年8月30日 18:10:47 : OmzFHi7DQM
>日本人のトランス脂肪酸摂取量は、平均約0.7g。摂取エネルギーに占める割合は約0.3%です。

あくまで平均。日本人の食生活は多様で人によって大きく異なる。和食中心の人も養殖中心の人もスイーツ大好きな人もいる。それらを十羽ひとからげにして平均では意味がない。平均は「平均約0.7g」でも洋食中心の人ははるかにオーバーしている可能性もある。

そもそも欧州では日本やアメリカのような食品大企業は少ないんだよ。今でも地元の商店が手作りしているところが多い。そういう食品の工業化が「遅れている」地域と進んでいる日本では状況が異なる。規制がないのはそれほど深刻な事態になっていないということだろう。

>もう1点は、トランス脂肪酸が少なくても飽和脂肪酸が多いものがあること。トランス脂肪酸だけに注意するのではなく、脂質全体を考える必要があります。

動物や人体の構成物質である飽和脂肪酸をそうでない「トランス脂肪酸」を同列に論じるなど非科学的。

http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304555804579546852248520032

トランス脂肪酸以上に水素添加の油には未知の有害不純物が含まれているのではないかという説がある。マウスに食わせると大幅に寿命が縮まる実験結果がある。

http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/research/topic.html

>この暫定的な決定については、FDAがパブリックコメントを募集(2013年11月〜2014年3月)しましたが、その後、まだ確定はされていません。

一体いつの記事引用してるんだよ。
大昔だろ。とっくに確定しているぞ。


6. 2015年8月30日 18:20:58 : b5JdkWvGxs
とにかく

バターはトランス脂肪酸を沢山含んでいるけどいくら食べても大丈夫

マーガリンやショートニングは病気になる、


7. 2015年8月30日 18:23:22 : b5JdkWvGxs
 東北女子大教授の加藤秀夫氏(時間栄養学)はこう解説する。

「各国のさまざまな研究によって、トランス脂肪酸が体に悪影響を与えることははっきりしています。悪さはしても、プラスに働くことはない。体には必要がないものなのです。

すでに米国では食品への使用が禁止されていて、欧州では100グラム当たり2グラム以上のトランス脂肪酸を含む油脂の国内流通を禁止している国もある。南米やアジア各国でも食品への含有量表示を義務付けています」


■食品への表示義務化を再検討

 WHO(世界保健機関)も、トランス脂肪酸の摂取を抑えるべきだとして、1日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とすることを勧告している。日本人の場合、1日当たりの総エネルギー摂取量を2000キロカロリーとすると、トランス脂肪酸の摂取量は2グラム未満が目標値になる。


8. 2015年8月30日 22:13:13 : nJF6kGWndY

>>06 バターはトランス脂肪酸を沢山含んでいるけどいくら食べても大丈夫

いや、健康を考えたら、こちらも適量にした方が良い

油脂もバランスよく、そしてカロリーも考えてとるべきだな

>>03 確かにデマ >>01 欧米でまマーガリンは有害物質として発売禁止
>>05 とっくに確定している

正確には米国では3年後から発売禁止予定だな

ただポイントは有害性を示す研究データの安全率をかなり高めに考えているということだし

大量に摂取しない限り、現実に、ほとんど大して有意に害がないことも

これだけ膨大な人体実験がなされ続けているのだから間違いないw

http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm451237.htm
June 16, 2015

Based on a thorough review of the scientific evidence, the U.S. Food and Drug Administration today finalized its determination that partially hydrogenated oils (PHOs), the primary dietary source of artificial trans fat in processed foods, are not “generally recognized as safe” or GRAS for use in human food. Food manufacturers will have three years to remove PHOs from products.


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