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金融市場の巻き戻しと忘れた破壊
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4928846.html
2015年08月28日 NEVADAブログ
今、金融市場は暴落などなかったように平穏な空気が流れ、買い戻しが発生していますが、これほどまでに大きな破壊が発生した以上、どこかで更に大きな「き裂」が発生し、次には本格的な大暴落が発生するのは避けられません。
今はあちらこちらで絆創膏を貼り、何とか事態を表面化させないようにしており、一見何もなかったかのような
平穏となっていますが、内実は破壊が起こり、き裂が走っており、いつ何時土台から崩壊するかわからない状態にあります。
リーマンショックもそうでしたが、いきなりリーマン社が破たんしたのではなく、その前にスミスバーニーの破たん等が発生しており、その前に音もなく株式市場が急落していていたのです。
明らかに前兆だった急落がその後上昇したことで、見過ごされ、本格的な暴落を招いた訳ですが、中には危険を感じて準備をしていた者もいます。
その準備をしていた者はリーマンショックでは全くという程打撃を受けず、その後の回復で膨大な富を構築したようですが、今回がそのリーマンショックをはるかに超える破壊が起こり、かつ回復する手段さえありません。
何故なら、第2の中国がいないからです。
50兆円を超える景気対策を打った中国ですが、これで世界は回復したとなっていますが、その中国は既報の通り、あの時の50兆円で犠牲を払ったと言いだしており、次にはどこが50兆円を超える景気対策を打てるでしょうか?
日本は精々10兆円規模の補正しか打てないでしょうし、アメリカは9月の利上げをする環境が再度整ってきており、景気対策どころの話ではありませんし、ヨーロッパはギリシャ・ウクライナ問題等があり、とても景気対策を打てるお金などありません。
それどころか、中小国の為替問題(通貨の急落等)があり、次にドルのペッグ制を放棄する国がどこかとなりつつあり、通貨危機の連鎖が起こり始めており、ドルが回復をしている今、苦境に陥り始めている国が複数出てきており、いつペッグ制を放棄するかわからず、仮に放棄した場合、通貨の暴落は避けられませんので、過剰債務問題、輸入インフレ問題が一気に表面化し、公定レートと闇レートの差が拡大することは避けられず、国家財政が破たんの危機に直面する中小国が続出することもあり得ます
今は一見平穏となっていますが、その中ではとんでもない破壊が進みつつあると言えます。
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