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株価下落で「アベノミクス破綻」とはしゃぐ朝日・毎日は、「日本経済の崩壊」を望んでいるのか?(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/184.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 28 日 09:16:05: igsppGRN/E9PQ
 

株価下落で「アベノミクス破綻」とはしゃぐ朝日・毎日は、「日本経済の崩壊」を望んでいるのか?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44962
2015年08月28日(金) 長谷川 幸洋「ニュースの深層」 現代ビジネス


■「ゼロ金利解除」の意味を分かっているのか

中国経済の先行き不透明感を背景に、世界的な株式市場の乱高下が続いている。左派系マスコミは、ここぞとばかりアベノミクスの破綻や修正を訴えている。そんな主張をまじめに受け取って、その通り「政策」を実行すると、どんな結果を招くのか。

たとえば、朝日新聞は8月26日付けで「世界同時株安 緩和頼み修正の試練だ」と題した社説を掲げ、今回の同時株安には2つの原因があると指摘した。「中国経済の減速」と「『中央銀行バブル』の終わりを市場を覚悟し始めたこと」の2つである。

前者はその通りだろう。問題は後者である。

「中央銀行バブル」とは聞き慣れないが、朝日によれば「先進国の中央銀行がこぞって乗り出した大規模な金融緩和」だそうだ。バブルが起きていたのは世界全体ではなく中国だけなので、それを一括りに中銀バブルというのはミスリーディングだが、ひとまず措く。

朝日によれば、各国中銀の金融緩和が世界株高を演出してきた。そんな「異例の策は金利による市場の調整機能を損ね、政府の借金依存を助長するといった副作用がある。永久に続けることはできない」。「だから米国が年内にもゼロ金利を解除し、利上げに踏み切ろうとしているのは当然」という。

米国がゼロ金利を解除しようとしているのは景気がいいからで、べつに借金依存の副作用を心配しているからではない。そこからして認識がズレているが、問題はその後だ。

利上げに踏み切った結果「マネーの巻き戻しが株安につながるとしても、それはいつか通らねばならない試練である」と言っている。さらっと書いているが、ここに朝日のホンネがにじみ出ている。彼らは利上げで株安になっても仕方がない、と思っているのだ。

朝日が利上げを要求するのは米国だけではない。日本に対しても同じだ。朝日によれば、金融緩和を第1の矢に据えた「アベノミクスの限界も明らか」である。だから「副作用が深刻にならないうちに量的緩和の縮小など正常化の道を早く探ることが必要だ」と訴えている。

■中国以外はバブルではない

毎日新聞も似たようなものだ。25日付け社説は「株安連鎖 緩和依存の矛盾が出た」と題して、こう書いた。

「ゼロ金利や量的緩和といった極端な政策が長期化すれば、株価や不動産価格のバブルが生じる。あふれ出したマネーがリスクを度外視し、より高い利回りを求めて、新興国はじめ世界のさまざまな市場で過熱を招くためだ」

ようするに、両紙は「金融緩和をさっさと止めろ」と主張しているのである。金融緩和をすると政府が借金依存体質になったり、バブルを招くからという理由である。

これは正しくない。日本政府の借金体質は官僚主導政治の下で続いた役所の無駄遣いが本質的な理由である。株高は中国を除いてバブルというほどの水準でもない。

当の中国は上海株暴落の後、どう対応しているかといえば、中国人民銀行が25日、貸し出しと預金の基準金利を0.25%引き下げた。引き下げは14年11月以来、5回目だ。

9月6日からは人民銀行が市中銀行から強制的に預かる預金の比率である預金準備率も0.5%引き下げる。いずれも金融緩和を一段と強化する対策である。だから朝日や毎日は「中国の政策は完全に誤っている」と主張しなければいけないだろう。

米国はどうか。連邦準備制度理事会(FRB)は9月に利上げする構えだった。朝日は政府の借金体質を改めるために利上げすべしと思っているようだが、FRBが利上げを検討してきたのは、そんな理由ではない。先に述べたように景気が良くなってきたからだ。

だが、ここへきて流れが変わった。同時株安で世界経済が動揺すれば、米国も多かれ少なかれ打撃を被る。となればFRBは当然、利上げが難しくなる。実際、市場では一転して「9月利上げは先送り」という見方が強まってきた。

たとえば、元財務長官のローレンス・サマーズ氏はフィナンシャル・タイムズへの寄稿で利上げは「重大な過ち」と指摘した。その後、ツイッターでは利上げどころか「量的緩和を再開すべきだ」と主張している。

もしもFRBが9月の利上げを見送ったら、朝日や毎日はやはり「FRBは間違いだ」と主張しなければならない。私は利上げ見送りの可能性が高いとみる。朝日や毎日の社説がなんと書くか、いまから楽しみだ。

■株安を望んでいる?

景気が悪化するとき金融緩和や財政出動(歳出拡大だけでなく減税もその1つ)で下支えするのは、経済政策のイロハである。だから、私は先週のコラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/44837)で「10兆円規模の景気対策でもおかしくない」と書いた。

日銀の追加金融緩和も考えられるが、政権与党内では景気対策の必要性がとりざたされている。日本経済新聞は27日付け社説で「金融市場の混乱があったからといって、一時的なカンフル剤のような景気対策を打つことが政府の役割ではない」と書いた。

日経は現状を単なる金融市場の混乱にすぎないととらえて、景気の転換局面ではないという認識のようだ。これもまた後で正しかったかどうか、問われるだろう。ついでに言えば、日経のスタンスは財務省とまったく同じスタンスである。日経はそういう新聞である。

さて、政策のセオリーに反して朝日や毎日が主張するように、世界経済が動揺している真っ最中に各国が金融引き締めに動いたら、どうなるか。言うまでもなく株価はいっそう暴落し、景気もあっという間に底割れしてしまう。

それは朝日も「株安はいつか通らねばならない試練」と書いているくらいだから、ご承知だ。つまり、朝日は「引き締めで株価が下がってもいい」と本心から思っているのである。毎日は「株安でも仕方ない」などとは書いていないが、同じ認識だろう。

株価が下がれば、企業はもちろん家計も困るのはあきらかなのに、両紙はどうして「それでもいい」と考えるのだろうか。ちょっと理解し難いところだが、あえて両紙のホンネに迫ってみたい。こういうホンネの話はなかなか表に出てこない。

あまりにばかばかしいから、だれも書かない。というより、左派リベラルの世界で「権威」になっている両紙に真正面から挑戦するのを避けている、というのが本当のところではないか。

ずばり答えを言えば、朝日や毎日は「景気が良くなる必要はない」「株価が高くなる必要もない」「国民はゼロ成長を受け入れるべきだ」と思っているのだ。これが1点。

そのうえで、政府や日銀の政策について言えば「政府は借金財政から脱却すべし」「日銀もゼロ金利は異常であり、そこそこ(たとえば1〜2%程度?)の政策金利を維持すべきだ」と思っている。それが正しい政府や日銀の姿と信じているのである。

■堂々とゼロ成長を説く朝日

まず最初の「景気が良くなる必要はないと思っている」というのは本当か、と思われる読者がいるかもしれない。もちろん朝日や毎日は表立って、そんなおバカな主張を唱えたりはしない。一見もっともらしいオブラートに包んだ言い方をするから、なかなかホンネが見えにくい。

だが、朝日は「株安は通らなければならない試練」と書いたくらいだから、実は景気悪化だって「通らなければならない試練」くらいに思っている。私はそう思う。ゼロ成長容認について言えば、これは本当である。かつて朝日は堂々とゼロ成長を勧める社説を書いた。

ゼロ成長論が左派リベラルの間で一時、大流行したのは、覚えている読者もいるだろう。それは、実はいまも生きている。たとえば民主党の枝野幸男幹事長は著書『叩かれても言わねばならないこと 「脱近代化」と「負の再分配」』(東洋経済新報社)で「成長はもはや幻想だ」と書いている。

枝野幹事長と同じように、朝日や毎日は実はいまでもゼロ成長が正しいと思っているのではないか。だから株安も試練などと言えるのだ。国民の側から見れば、これは「株安も景気低迷も受け入れてひたすら耐えるべきだ」という「しばき論」にほかならない。

そういう「しばき」に耐えぬいて生き残った企業や家計が正しく立派という理想を抱いている。これは、かつて学校のスポーツ活動で批判された「シゴキ論」とそっくりだ。

雨の日も風の日も、もちろん太陽が照りつける暑い日も、休みもとらず水も飲まず、ひたすら先輩のシゴキに耐えぬいて生き残った者が立派な選手というシゴキ論である。

朝日や毎日がいまどきシゴキ論を礼賛するとは思えないが、国民生活や経済運営では事実上、シゴキ論を展開している。私は「株高を喜ぶ左派リベラル」という存在に出会ったことがない。

彼らは総じて「株で儲ける」などというのは「けしからん」と思っている。おカネは汗水流して働いて得るもの、それが正しい労働者の姿であって、マネーゲームで儲けるのは邪道、正道を外れた外道と信じているのだ。

役所や企業を取材している経済部記者がそんなことを表でマジメな顔をして喋ったら「お前はバカか」と思われるから、そんなホンネは口が裂けても言わないが、心の中では密かにそう思っている(ついでに言えば、東京新聞にはそういう論説委員や記者がたくさんいる)。

そういう新聞の言うことを信じて、そのまま政策を遂行したら、日本はあっという間に奈落の底に転落するだろう。それは確実である。

 

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コメント
 
1. 2015年8月28日 09:36:18 : nJF6kGWndY

>株価下落で「アベノミクス破綻」とはしゃぐ朝日・毎日は、「日本経済の崩壊」を望んでいるのか

愚民に安値で売らせたいという陰謀論も成り立つが、

現実には単に無知な反政府で部数を稼ぎたいだけだろ


2. 2015年8月28日 09:45:51 : YylixLkL5Y
現在ビジネスは実態のない値段に株価を上げればいいというわけか。
バブル待望か。

3. 2015年8月28日 10:13:58 : NNHQF4oi2I
経済が 破綻しなければ 行政改革は いつになっても出来ない

 規制緩和は 規制の強化だけ

 自民党の政治は 口とやっている事は正反対
 
  文化系の人間は 口はどうにでもなると思っている

 安全保障も デタラメ

 原発規制もデタラメ   少しは目を開けろ クソカブ


4. 2015年8月28日 10:29:26 : 6uFgfWwteg

だいたい、アベノミクスや統制官製相場による株高政策を批判している朝日や毎日が今回の暴落を引き起こしているわけではないだろうに
やつ当たりもいいところだな

おまえらのようなマネーゲームに打ち興じている連中が、ギリシャ・リスクや中国リスクや米利上げ観測という世界的な経済情勢の激変からリスクオフに傾き
一斉に利確したから、今回のような暴落がおきているのだ

責めるなら、おまえが参加している「ゲームのお仲間」のそういう連中に
「おい、おまえら一斉利確して梯子をはずして、おれをスっ高値に取り残すようなことはするな」と批判したらどうなのだwww

「株価下落がうれしいのか非国民みたいなこと書く連中は」
自分の持ち株が暴落すると、
こういう筋違いなやつあたりをするから始末に負えないwww


5. 2015年8月28日 13:47:17 : 6uFgfWwteg
>>本文
マネーゲームで儲けるのは邪道、正道を外れた外道と信じているのだ。

この長谷川とかいうのが何者かしらんが
自分の持ち株の暴落でよほどトチ狂ってるんだなwww

そういうマネーゲームが相場を不安定なものにし
ひいては経済を混乱させるんだよ

自分たちがその主犯だってわかってないのか?
よほど頭が悪いんだなw

この長谷川某ってやつは、
公共の場所で周りの迷惑もかえりみずに、悪ふざけしてる
子供に向かって
「いいかげんにしろ」って注意してる分別のある大人に向かって
「だまれ、くそじじい」って言ってる子供と同じだわwww


6. 2015年8月28日 14:15:42 : EAkIk2fULU
阿修羅の読者諸氏に言う必要のないことだがあえて言う、

おカネを汗水流して働くことで得る、それが出来なくなったら人間終わりだぞ。

株のもうけでしかおカネを稼げなくなったら、その一族はそのうち滅ぶ。

株でもうけること以外の能力を失くす可能性、株で負ける可能性に加えて、

株のシステムそのものがなくなる可能性がある。変化に適応できず、

自然淘汰される。


7. 2015年8月28日 14:53:10 : tHE4ESSC0I
もちろん望んでいますよ。
だって彼らは共産主義者だからw

8. 2015年8月28日 15:56:36 : v1gbxz7HNs
もちろん望んでいる。日本経済の崩壊ではない。アベノミクスと称する年金を投じて株価をつり上げたら一見好景気になったように見える愚策の崩壊をだ。当たり前だろう。

これはな、株価が上がって国民が浮かれる→浮かれ騒いで消費が増える→本当に経済成長する、という希望的観測に基づいた三段論法に立脚している。円安にしたのも50%も円安になれば輸出企業の帳簿上の収入は急拡大したように見えるからだ。

それを見越して消費税を増税した。普通の頭があれば消費拡大することを確認してから増税する。だが財務省とその手先どもはバカだから機を逃すなとばかり慌てて増税した。消費拡大で財務省はガッポガッポ儲かるはずだという目論見は、実際にはどうだったか。

実は既に崩壊しているんだよ。
中国の爆買いだけが頼りのアベが、今回も中国の金融緩和によって救ってもらっている。奴は反中国の旗を振れる立場ではないのではないか?


9. 佐助 2015年8月28日 17:07:29 : YZ1JBFFO77mpI : 9FVtzFuuek
さて,現代ビジネスは,ぶつぶつ言わずに
株式市場が売り手一色になるチャンスにしか成功できない,今,株価は戻している。このチャンスをものにした人は何人いるだろうか。現代ビジネスは他人のセイにして自己反省しない,暴落・暴騰はバクチにつきものである。チャンスをものに出来るか,売るタイミングを眺めていては勝負できない。

2007年に開始した第二次バブルの崩壊が、世界の信用経済のパニックを発生させた。それは、世界通貨ポンドの崩壊を見えない震源とした、1929年のニューヨーク株式市場を震源地とした第一次世界信用恐慌と同じタイプである。2007年末に東京株式市場を震源地とする第二次世界信用パニックは、世界通貨ドル崩壊を、見えない震源として発生させたのです。

経済は、固定概念が反転するタイミングが遅れるために、需要と供給のバランスを均衡させることができない。そのため、レベル間に利害的な矛盾が発生し対立し、自己防衛的な思考と行動に反転して、パニックを避けられなくなる。

例えば、誰も株を売らなければ暴落はしない、と株式評論家は必ずアト説教する。だが、証券会社も企業も個人も、破産から逃れるためには売らざるをえない。史上最悪の暴落の最中に買う人が出現するのは、損を取り返すためか、ヒョットすると紙切れになった株券が価値をもち売れる奇跡を信じているからだ。
しかし、売り逃げるチャンスも奇跡も起こらず、株は約四年間、暴落・暴騰を繰り返しながら奈落の底のように崩落を続ける。

そしてマスコミとエコノミストは、その影響範囲と持続時間の判断を誤るのだ。

暴落を買い支えた会社と個人は、世界的信用崩壊の過程では確実に破産する。国家も、破産した個人と企業を救済すると、自分自身が民衆暴動で崩壊すると恐れている。そこで、インフレにおびえながら、百円以下の原価の一万円札を増発するしか方法がない。

株の買いのカリスマとよばれた人で、最期をまっとうした人はいない。株のカリスマは、皆が弱気の時でも買い増しだからこそ、巨兆の富を手にすることができた。株売りのカリスマは、株式市場が売り手一色になるチャンスにしか成功できない。平時では、証券会社の秘密カルテルで簡単に破産させることができる。買いのカリスマは、バブルが崩壊して、皆が必死で売り逃げている時に、買い増しするため破産が免れない。

1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートしている第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。これを認識して政府日銀に対策させることです。多分違う対策をして明治政府や中国(切り下げ)と同じ失敗をすることは間違いない。


10. 2015年8月28日 17:24:26 : 3iVyCiQi8A
長谷川幸洋って、東京新聞の奴だけど、ほんと隷米売国奴だな。

どうしようもないクズ記事。

朝日が書いてることが正論なんだよ。

隷米マスゴミは今回の株暴落は「中国が」と書きたがるが、

実際はそうじゃない、せいぜい「中国も」だ。

問題の本源はアメリカ。


11. ピッコ 2015年8月28日 18:14:50 : ldyqn.PAmBFfI : Hy3Wa8icGo
これ、どこかのネトウヨが書いたというならわかるけど、長谷川 幸洋って、一応ジャーナリストなんでしょ? 何!この頭の悪さ! 何でこんなのがジャーナリストよ。 こんな見識の狭い、偏った見方しかできない人間が、何でジャーナリストになれたの? この男、心が病んでるんじゃないの?

12. 2015年8月29日 21:40:44 : FbqCd7Hygg
朝日の経済政策の認識が幼稚園児レベルなのは誰もがそう思っているし、今さらという感じだな
何処よりも消費増税に賛成した論調を張り、影響を軽視していたのは朝日と日経だという事実だけで十分
寧ろ、彼らの経済認識を今だに信じている人がいることに驚く

13. 2015年8月29日 22:10:53 : FbqCd7Hygg
定理でも真理でもないにも関わらず自分たちが信じるものこそが真であり、それに当て嵌まらない現実のほうが間違っているという心理がどこかにあるから現状認識も間違うし、当然政策提言や論評も的はずれになる。

朝日はその典型だし、日経はある意味確信犯だろう。

特に経済論評では、「金利は付いて当たり前」、「必ず出口は必要だ」、「政策調整の手段は金融政策しかない」と書いている組織や個人のコラムは、読むに値しない経済素人の意見だから無視したほうが賢明だ。


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