1. 2015年8月28日 08:08:55
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今日の株式見通し=続伸、欧米株高や円安で日経1万9000円回復へ世界株安、要因は米利上げめぐる懸念=中国人民銀幹部 8月27日、中国人民銀行(中央銀行)金融研究所のYao Yudong所長(写真)は、最近の世界的な株式市場の混乱を引き起こしたのは、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの可能性をめぐる懸念であり、人民元基準値引き下げではないとの見解を示した(2015年 ロイター/Jason Lee) 8月27日、中国人民銀行(中央銀行)金融研究所のYao Yudong所長(写真)は、最近の世界的な株式市場の混乱を引き起こしたのは、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの可能性をめぐる懸念であり、人民元基準値引き下げではないとの見解を示した(2015年 ロイター/Jason Lee) [北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)金融研究所のYao Yudong所長は27日、最近の世界的な株式市場の混乱を引き起こしたのは、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの可能性をめぐる懸念であり、人民元基準値引き下げではないとの見解を示した。 同所長はロイターに対し「中国の為替改革は、世界の株式市場の乱高下とは一切関連していない。予想されているFRBの金融政策動向によるところが大きい」とし、人民元基準値引き下げを世界株安の要因とする考えは的外れと語った。 年内の米利上げをめぐる懸念が、新興国からの資本逃避を加速させている可能性があるとも指摘。中国経済の基盤は健全としつつも、米利上げが実施されれば、一部新興国は数年後に金融危機に陥る可能性に直面するとし、「新興国が用意を整える十分な時間を与えるため、FRBは利上げをさらに遅らせるべきと考える。FRBは自国経済だけでなく、脆弱な状況にある世界経済についても配慮すべきだ」と述べた。 人民元CNY=CFXS相場については、短期的に両方向に変動する公算が大きいとしたうえで、「2─3年後に、人民元が上昇する可能性は排除できない」との見方を示した。 中国経済については、一段と底堅いサービス部門や消費が成長を引き続き支えているとし、中国経済の「ハードランディング(硬着陸)」の可能性をめぐる懸念を一蹴。「中国経済は良好な状態にある。年間成長率が7%に到達すると確信している」と語った。 また、中国には、米利上げによって想定される流動性ひっ迫に対処する政策余地が十分にあると言明した。 ニューヨーク連銀のダドリー総裁は26日、市場の混乱について「われわれは関係ない。これは海外の動向に起因する。われわれが見極めなければならないのは、こうした海外の動向が米国にどのような影響を及ぼすかだ」と述べ、市場の混乱で9月の利上げの切迫性が薄れているとの認識を示した。 http://jp.reuters.com/article/2015/08/27/china-economy-yuan-idJPKCN0QW23N20150827 米国株式市場=続伸、第2四半期GDP改定値の上方修正を好感 8月27日、米国株式市場は激しい値動きのなか続伸して引けた。写真はニューヨーク証券取引所。26日撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson) 8月27日、米国株式市場は激しい値動きのなか続伸して引けた。写真はニューヨーク証券取引所。26日撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson) [ニューヨーク 27日 ロイター] - 27日の米国株式市場は、激しい値動きのなか続伸して引けた。朝方発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比3.7%増と、速報値から大幅に上方修正されたことを受け、楽観的な見方が広がった。
ダウ工業株30種.DJIは369.26ドル(2.27%)高の1万6654.77ドル。 ナスダック総合指数.IXICは115.17ポイント(2.45%)高の4812.71。 S&P総合500種.SPXは47.15ポイント(2.43%)高の1987.66。 ダウ工業株30種の2営業日の上昇率は2008年以降で最大となり、S&P総合500種とナスダック総合の両指数は2営業日に2009年以降で最大の上昇率を記録した。 レイモンド・ジェームズのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は「最悪期は恐らく過ぎ去った。だが正常な状態に戻るにはしばらく時間がかかるだろうし、ある程度の下振れリスクがまだ見られるかもしれない」と述べた。 セクター別では、S&P主要10業種すべての指数が上昇。原油相場の大幅な上昇に伴い、S&Pエネルギー株指数.SPNYは4.9%上げた。 個別銘柄ではアップル(AAPL.O)が2.94%上昇し、S&P総合500種とナスダック総合の両指数を押し上げた。同社は9月9日に開催するイベントに報道関係者を招待。イベントで新型「iPhone(アイフォーン)」を発表すると予想されている。 電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズ(TSLA.O)は8.07%高。同社の「モデルS・P85D」が、コンシューマー・リポーツ誌によるテストで高い評価を受けたことで買われた。 米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げに踏み切るとの観測が後退したことも、株式相場を支援した。市場は9月の利上げ確率を25%程度織り込んでいる。 ただ、ビアンコ・リサーチのジム・ビアンコ社長は、仮にFRBが9月に金融引き締めに踏み込まなかったとしても、いずれは利上げが実施されるとの見方が市場心理に影を落とすだろうと指摘。「金融緩和局面は名実ともに終わることになる」と話した。 一方、投資家は利上げに関するさらなる手掛かりを求めて、ワイオミング州ジャクソンホールで開催される世界の金融当局者の会合に注目している。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約99億株。出来高の15日移動平均は81億株で、年初来で最高となった。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2803で下げ324、ナスダックは上げ2209で下げ638だった。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 16654.77(+369.26) 前営業日終値 16285.51(+619.07) ナスダック総合.IXIC 終値 4812.71(+115.17) 前営業日終値 4697.54(+191.05) S&P総合500種.SPX 終値 1987.66(+47.15) 前営業日終値 1940.51(+72.90) http://jp.reuters.com/article/2015/08/27/ny-stock-idJPKCN0QW2OC20150827?sp=true ドル3日続伸、米GDP3.7%増で予想上回る=NY市場 [ニューヨーク 27日 ロイター] - 27日のニューヨーク外為市場では、ドルが続伸した。朝方発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったうえ、世界の株式市場も回復し、リスク選好のセンチメントが高まった。リスク回避で買い戻されていた円やユーロが売られ、ドルは3日連続の上昇となった。 終盤の取引でドル/円JPY=は0.6%高の120.60円。ユーロ/ドルEUR=は0.4%安の1.1270ドルとなっている。ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.5%高の95.589。 第2・四半期の米GDP改定値は年率換算で3.7%増で、速報値の2.3%増から大幅に引き上げられた。また27日終了週の米新規失業保険申請件数は、6000件減の27万1000件となり、両指標とも米経済の回復基調を示す内容となった。 こうした指標が出ているにもかかわらず、市場では、米連邦準備理事会(FRB)が、最近の市場の混乱や中国景気減速で利上げ時期を後ずれさせるとの見方が根強く残っている。 早期利上げを主張してきた米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は27日フォックス・ビジネス・ニュースとのインタビューで、9月の利上げについては金融市場の動揺や中国経済の減速で「様子見姿勢」を取ることが必要だと述べた。ニューヨーク連銀のダドリー総裁も前日に、9月利上げについては慎重な見方を示していた。 ただ、コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の主席市場アナリスト、オマー・エシナー氏はGDP指標について「米経済が着実に回復していることを明確に示した。先行き不透明感がぬぐえないマクロ経済状況にもかかわらず、FRBの年内利上げを裏付けるものだ」と指摘する。 テンプス・コンサルティング(ワシントン)で市場部門のディレクターを務めるジョン・ドイル氏は、FRBが年内利上げに踏み切らなくても、金融引き締めは「日々の会話の中で繰り返されるテーマだ」とし、「米金利の正常化に向けての動きは続いている」との見方を示した。 NY外為市場 終値 ドル/円 終値 121.01/04 始値 120.18/21 前営業日終値 119.93/96 ユーロ/ドル 終値 1.1242/48 始値 1.1265/66 前営業日終値 1.1311/17 http://jp.reuters.com/article/2015/08/27/ny-forex-idJPKCN0QW2OG20150827?sp=true
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