2. 2015年8月27日 19:14:44
: OO6Zlan35k
TOPIX1500回復、利上げ後ずれ観測や円安好感−内需買い 2015/08/27 15:35 JST (ブルームバーグ):27日の東京株式相場は続伸、TOPIXは4営業日ぶりに1500ポイントを回復した。米国の利上げ後ずれ観測が拡大する中、為替の円安方向での推移や好調な米国統計内容も好感された。食料品や保険、建設、通信など内需関連株の上昇が目立ち、自動車や電気機器など輸出関連も高い。 TOPIX の終値は前日比21.44ポイント(1.5%)高の1500.41、日経平均 は197円61銭(1.1%)高の1万8574円44銭。両指数とも続伸は10日以来。 アストマックス投信投資顧問の山田拓也シニアファンドマネジャーは、「きのう、きょうの動きでは相場はまだ落ち着いてはいないが、商いが膨らんでおり、先物の枚数もだいぶ膨らんだことを考慮すると、投げ売りはいったん終わった感じはある」と話す。「中国は政策面ではまだ切るカードが残されている、このまま崩れ続けることは考えていない」という。 ニューヨーク連銀のダドリー総裁は26日、世界的な株式市場の混乱を理由に、9月に利上げを決定する論拠がやや弱くなってきたと述べた。同総裁はニューヨーク連銀で記者会見し、「現時点での私の考えでは、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で正常化のプロセス開始を決定する論拠は数週間前に比べやや弱くなっているようだ」と語った。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は、きょうの上昇の「最大の理由はダドリー総裁の発言。従来から早ければ利上げは9月という話もしており米連邦準備制度理事会の中でもかなり利上げを主導する立場にあった」と指摘。「喫緊に迫っていた9月利上げがゼロではないが可能性がだいぶ低下している部分が投資家のショートカバーを促した」という。 ブルームバーグがまとめた直近のデータによれば、トレーダーは9月の米利上げの確率を24%とみているが、10月では35%、12月のFOMCでは50%とみる。 米商務省の26日発表によると、7月の米製造業耐久財受注では、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が前月比2.2%増と、2014年6月以降で最大の伸びとなった。前月は1.4%増だった。良好な米統計を背景にドルが買われ、きょうの外国為替相場はドル・円相場が1ドル=120円前後で推移。前日の日本株市場終値時点は同119円67銭だった。 中国上海株は反発 きょうの中国上海総合指数は1.7%高で開始して6日ぶり反発しており、日本株にも安心感を与えた。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、「世界的にファンダメンタルズが弱いわけではない」と話す。また東証1部の騰落レシオ は26日時点で77%と目先の売られ過ぎを見極める上での分岐点となる80%を引き続き割り込んでいる。 きょうの日本株は、利上げ観測や円安を背景に続伸して開始。終日堅調な推移が続いたが、午後後半にかけて伸び悩み、日経平均は一時109円高まで上昇幅を縮小させる場面もあった。ゴールドマン・サックス証券ではリスクプレミアム上昇や1株利益新予想を踏まえ、TOPIXの今後3カ月目標を1650から1475、12カ月目標を1850から1750に引き下げた。日本株の今後3カ月推奨ウエートをニュートラルとするが、今後12カ月ではオーバーウエートのスタンス維持。 東証1部33業種は、食料品や保険、建設、精密機器、情報・通信、銀行、その他金融など29業種は上昇。鉄鋼や海運、パルプ・紙、その他製品の4業種は下落。売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループの3メガバンクが上昇。ソニーやNTTも高い。一方、村田製作所や任天堂、ファナックは下落。東証1部の売買高は28億2017万株、売買代金は3兆783億円。上昇銘柄数は1369、下落448。 記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net 上野英治郎, 長谷川敏郎 更新日時: 2015/08/27 15:35 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTPOCV6JIJUO01.html GPIF:収益率・収益額とも前年上回る、株高・円安で−4〜6月 (1) 2015/08/27 17:16 JST (ブルームバーグ):世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF )の2015年度第1四半期(4−6月)の運用成績は、国内株価の上昇や円安を背景に、収益率と収益額がともに前年同期を上回った。
GPIFが27日公表した4−6月期の運用状況によると、収益率は1.92%、収益額は2兆6489億円だった。5四半期連続の増加だが、ともに14年4−6月期以来の低さとなった。運用資産額は141兆1209億円と、4四半期連続で最高を更新。累積収益額は前身の年金資金運用基金として自主運用を始めてから14年余りで53兆3826億円に膨らんだ。 国内株式は、収益率が5.89%、収益額が1兆8657億円で1−3月期を下回った。外国債券は0.65%、1139億円とプラス圏に戻った。外国株式は2.38%、6987億円と拡大。国内債はマイナス0.10%、マイナス505億円と2期連続の損失となった。 年金特別会計が管理する資金も含めた積立金全体に占める国内債の割合は37.95%と過去最低を更新した。半面、国内株は23.39%、外株は22.32%と、いずれも最高だった。外債は13.08%と昨年末に次ぐ高さとなった。短期資産は3.27%だった。全体の5%を上限とするインフラ投資やプライベートエクイティ(PE、未公開株)、不動産などのオルタナティブ(代替)投資は0.05%だった。 GPIFは昨年10月末の資産構成見直しで、経済活性化による将来の金利上昇を視野に国内債の目標値を60%から35%に下げる一方、内外株式はそれぞれ12%から25%、外債は11%から15%へ引き上げた。5%だった短期資産は各資産に分散して管理。目標値からの乖離(かいり)許容幅は、国内債が上下10%、国内株が同9%、外株が8%、外債が4%に設定。移行期間や期限は設けず、乖離許容幅からの超過を容認している。 金融市場では4−6月期に円安・株高が一段と進んだ。ドル・円相場は6月5日に13年ぶりの円安・ドル高水準となる1ドル=125円86銭を付けたほか、日経平均株価 は同月24日の終値が2万868円3銭と、ITバブル時の2000年4月12日に付けた高値(2万833円21銭)を15年ぶりに更新した。一方、日本国債市場では売り圧力が強まり、長期金利の指標となる新発10年物国債利回り は同月11日に0.545%と年初来の最高に達した。 関連ニュースと情報:GPIF三谷理事長:目標値で「ピタッと運用するわけでもない」日本の国債投資家に朗報、年金界のクジラGPIFの売り圧力は低下かGPIF:収益率は過去最高の12.27%、株高・円安追い風−14年度 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 北中杏奈 akitanaka@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 崎浜秀磨, 青木 勝 更新日時: 2015/08/27 17:16 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTQ9CL6TTDS201.html
[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数 |