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日生、かんぽ上場見据え先手 国内生保、市場縮小に備え再編加速も
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150826-00000005-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/8/27 08:15
日本生命保険が三井生命保険の買収で最終調整に入ったのは国内生保市場の縮小が見込まれる中、M&A(企業の合併・買収)により契約者数を増やし、経営基盤の強化につなげたいからだ。かんぽ生命保険の11月上場をにらんだ競争激化への備えや、第一生命保険に奪われた保険料等収入のトップ奪還で、国内における圧倒的な存在感を今後も確立したい狙いもある。
国内市場は人口減少で10〜20年先の縮小が懸念されているものの、医療・介護保険などは依然として成長分野とされ、工夫次第で伸びる余地があると日本生命は判断している。今回、三井生命を傘下に取り込み保険商品のラインアップを増やし、保有契約件数を伸ばすことでグループ全体の収益向上を目指す。
また、かんぽ生命は上場を機に、既存の学資保険、死亡保険に加え、医療保険への参入意向を持つ。全国津々浦々の郵便局網を駆使し、さらなる拡大路線を推進すれば脅威で、業界再編が加速する可能性もある。日本生命はこうした事態を見越し早めに手を打ったとみられる。
一方、国内市場は外資系も含め40社強が顧客争奪戦を繰り広げており、再編余地は大きい。今回の買収やかんぽ生命の上場が呼び水となり国内再編が一気に進む可能性もある。特に中堅以下の生保は市場縮小を見据えた長期的な戦略が描けておらず再編の焦点となりそうだ。
第一生命が2月に米中堅生保を買収し子会社化して以降、明治安田生命保険、住友生命保険も米社買収をそれぞれ発表。各社は新たな成長戦略として米国市場に目を向けるが、海外でのM&Aは資金力がある大手の戦略。資金力の乏しい中堅以下は海外進出が難しく、生き残りを懸けて株式上場で資金を捻出するか、国内大手の傘下に入るかの選択を迫られる事態も想定される。
一方、日本生命は三井生命の買収後も、国内外でM&Aに乗り出す方針だ。今後10年で最大1兆5000億円をM&Aに充てる計画で、三井生命の買収資金を差し引いても十分投資余力がある。今後の買収先として、米国の資産運用会社などが候補に挙がっているもようだ。(飯田耕司)
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