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軒先西浦明子社長(46)[東京都目黒区]にしうら・あきこ/商店街の飲食店前のスペースを借りて営業する八百屋さんと(右)。「本店」は住宅街にあり、人通りが多い場所にも出店したかったという。軒先の仲介で希望がかなった(撮影/高井正彦)
部屋に駐車場…みんなの「空きスペース」シェア 1日数千円から〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150826-00000011-sasahi-bus_all
AERA 2015年8月24日号より抜粋
ネットやスマホの浸透で、人と人が簡単につながれるようになった。柔軟な発想ができれば、「商機」も無限に広がっていく。
西浦明子社長(46)が取り組んだのは、店先のちょっとしたスペースや駐車場の空き区画といった有効活用されていない空間を「見える化」するという試み。
車、住宅、オフィス。みんなで共有して安くすませようという「シェアエコノミー」が広がるなか、その名も「軒先」という会社をつくり、「貸したい」「借りたい」というニーズを掘り起こした。自社サイト上でマッチングして仲介料を得る。
立地や貸主の意向により賃料はまちまちだが、一日数千円ほどという例が目立つ。全国で4千カ所以上の物件が登録され、弁当やクレープなどの軽食の移動販売、携帯電話の販促といった各種イベントに使われている。駐車スペースに限れば、コンサートや野球の試合の開催時に会場近くで借りる個人の利用が多いという。
西浦さんにとっては思いがけない形での起業だった。上智大学でポルトガル語を専攻し、ソニーに就職してチリの現地法人でマーケティングなどを経験。
東京都内のIT企業などでの勤務も経験し、結婚と妊娠を機に2007年、仕事を辞めた。だが、出産前に時間を持て余し、チリで気に入った真鍮(しんちゅう)製の食器を輸入してネットで販売する、というアイデアが浮かんだ。
ニーズがどのくらいあり、価格はどのくらいにすべきかを探るため、近所でテスト販売をしたいと考えた。東京・自由が丘界隈(かいわい)で1、2週間から1カ月間、できれば週末だけ借りられる場所を探したが、不動産業者が持つ物件の大半は契約期間が2年前後。商店街に1週間単位で借りられる店舗はあるが、賃料は週20万円超と高すぎた。
「二つのことに気づきました。短期の賃貸物件には潜在的なニーズがあるが供給はほとんどない。そして、長期の賃貸よりかなりもうかるということです」
自分で物件を買って貸すビジネスはリスクを伴うが、仲介ならできる。自営業の夫にも近所の書店やレコード店に飛び込み営業をかけてもらい、10件ほどの物件を確保。08 年4月にサイトを開設して創業した。
最初の半年は物件集めに苦労したが、9月のリーマン・ショックが転機になる。不況ムードが広がるなか、「物件の売却先や次の賃貸先が決まるまでの間も維持費はかかる。少しでもお金が稼げれば」という貸し手が次々に現れた。
知名度が上がるにつれ、ドラッグストア大手や書店の全国団体とも提携して物件を増やした。今月からは日本自動車連盟(JAF)と提携。1800万人余りの会員が専用サイトを通じて自宅駐車場を空き時間に貸したり、優待料金で借りたりできるようになった。
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