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アジア各地の株価を示すボード。世界同時株安の連鎖が続き、日経平均株価も含めて軒並み大幅に下落した=24日午後、東京都中央区
世界株安、投資家の不安心理拡大 リスク回避の円買い…アベノミクス暗雲
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150824-00000001-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/8/25 08:15
世界市場の動揺が止まらない。24日は、週明けの世界の主要市場で最初の取引となった東京市場に続いて、中国の上海市場も急落し、欧州市場にも株安は波及した。安全資産とされる円が買われ、投資家の不安心理の広がりが改めて鮮明になった。株高・円安を支えに経済の好循環を描く安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」には試練となる可能性もある。
「米国の利上げ観測やギリシャの政局不透明感もあるが、根本的には中国発(の混乱)だ。中国経済が追い詰められているとの見方が広がり、世界の市場が不安になっている」
大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは世界的な株安や円高の背景をこう語る。
中国は昨年11月以降、利下げや人民元切り下げなどを相次いで繰り出したが、上海市場の株安に歯止めがかかっていない。前週末発表の中国の景況感指数が予想以上に悪化したことが追い打ちをかけ、最近の世界的な株安につながった。
米国の利上げ時期をめぐって、9月中旬に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)に世界の市場の関心が集まる中、今回の世界同時株安は米連邦準備制度理事会(FRB)の判断にも影響を与えるとの見方も出ている。
みずほ証券の末広徹シニアマーケットエコノミストは「9月の利上げは一段とハードルが高くなった」との見方を示す。
一方で、アベノミクスは株高・円安をてこに企業業績を回復させ、賃金上昇などを通じて個人消費を上向かせることに努めてきた。中国など世界経済の減速懸念が一段と強まれば、これまでの株高・円安の流れが大きく変わりかねない。
日経平均株価は、続落したこの5営業日で2079円(約10%)も下落。株安による「逆資産効果」は自動車などの高額消費には逆風となる。
また、好調な企業業績は円安と原油安のメリットを大きな要因としているだけに、投資家のリスク回避姿勢や米国の利上げ時期が遠のくとの観測を背景に円高がじわじわと進めば、輸出企業を中心に業績の下押し圧力になる。
大和総研の熊谷氏は「海外の不透明要因によってリスク回避的に円が買われ、株が売られれば日本サイドではいかんともしがたい面がある」と指摘。その上で「成長戦略などアベノミクスで課せられた宿題をしっかりとやっていくしかない。日本が構造改革を進めておけば、海外要因で揺さぶられても、その痛みは限定的なものにとどめることができる」と指摘している。
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