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常に話題を呼ぶ村上春樹氏(「スイッチ・パブリッシング」社の公式HP)
紀伊国屋が村上春樹の新刊買い占め 「独禁法」クリアできるか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/163034
2015年8月25日 日刊ゲンダイ
あの紀伊国屋書店が村上春樹を買い占め――。こんなニュースが注目されている。
話題の本は村上氏が9月10日に発売するエッセー集「職業としての小説家」。「スイッチ・パブリッシング」が刊行するもので初版は10万部だ。このうち9万部を紀伊国屋が買い取ったのち3万〜4万部を自社で販売。残りをトーハン、日販などの取次会社を通して他の書店に流通させるという。
目的は「アマゾン」などネット書店への対抗策と報じられている。紀伊国屋が買い取ったあとの残りは1万部。スイッチ社はこのうち5000部を販促イベント用に取り置くため、アマゾンには5000部しか渡らないことになる。買い取りのため紀伊国屋は在庫リスクを抱えるが、店頭への集客につながると判断したようだ。
ずいぶん大胆な作戦に打って出たものだが、気になるのが「買い占め」だ。9割も仕入れた場合、独占禁止法に抵触しないのか。
「独禁法で処罰される買い占めは企業などが自分の立場を不当に利用して、他社を市場から排除する場合です。下請けに対する地位を生かして買い占めるような行為を指します。紀伊国屋の場合は立場の不当な利用にあたらないため違法ではありません。法理上はお金持ちがお店で爆買いしても法に触れないのと同じです」(元東京地検検事で弁護士の落合洋司氏)
小売店が人気のゲームソフトや人気女優のAV、多くのファンを抱える「ペヤングソースやきそば」などを買い占めて売っても、立場の不当な利用でなければOKだという。「今回の作戦は紀伊国屋にとってオイシイ商売です」とは都内の中堅出版社社長だ。
「通常、本を売った際の書店の取り分は1割ちょいですが、今回は直接取引。出版元は65%くらいで紀伊国屋に卸しているはずだから紀伊国屋の利幅は35%。通常の2倍以上になります。もともと村上さんの本はバカ売れする上に、買い取りの一件がニュースになって宣伝効果は十分。話題づくりのために仕掛けたんじゃないですか」
リアル書店vsアマゾンの戦いで神輿に乗った村上氏。何をやっても話題になる人だ。
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