http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/108.html
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尾関紀篤氏のFacebookより
あの人気有名ジム、詐欺疑惑めぐる裁判で敗訴!判決後も新店舗開店で被害者拡大
http://biz-journal.jp/2015/08/post_11246.html
2015.08.25 文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト Business Journal
女性専用パーソナルトレーニングジム「Shapes(シェイプス)」をめぐる創業者追い出し、出資金詐欺、ブランド乗っ取り事件について、このたび民事裁判で画期的な判決が出た。ジム創業者でありメソッド考案者である尾関氏が、FC展開を推進してきた運営会社Shapes International(以下、SI社)の手法を詐欺として訴え、億単位の損害賠償を求めた裁判において、SI社側の反論が退けられ、尾関氏側が勝訴。SI社の代表取締役である椿本健太氏に、損害賠償支払いという判断が下ったのである。
【これまでの経緯は過去記事を参照】
(1)『人気ジム「Shapes」乗っ取り騒動、創業者が提訴 突然の創業者追放とノウハウ詐取か』
http://biz-journal.jp/2014/11/post_7294.html
(2)『「¥マネーの虎」名物社長、詐欺で訴訟に ゴッドハンド吉川からノウハウ奪い、追放の疑い』
http://biz-journal.jp/2014/12/post_8426.html
(3)『人気ジム「Shapes」乗っ取り&詐欺、文書偽造の証拠入手!被害なお拡大の危険』
http://biz-journal.jp/2015/03/post_9395.html
(4)『あの有名人気ジム、詐欺裁判で敗訴 創業者からノウハウ略取&追い出し』
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10882.html
この判決により、事件発覚から2年半の歳月を経て、「Shapes」の商標は全面的に尾関氏に戻ることになった。
しかし、本記事を執筆している8月1日現在、Shapesの全国45店舗は今までと同じ看板を掲げて引き続き営業しており、まったく変わった様子はないどころか、6月には新店舗まで開店した。その新店舗はFC店舗であり、つまりFCオーナーたちは自己資金を使わされ、裁判が進行中であることも何ら知らされないまま、ブランド乗っ取り詐欺の片棒をかつがされている格好となっているのだ。
通常FCオーナーは新店舗を出店する時、事業計画書を金融機関に提出して融資を受けることになるが、FCオーナーのみならず、金融機関までもがSI社に間接的に騙されている詐欺被害者といえよう。
民事裁判ではSI社が敗訴し、「Shapes」の商標も尾関氏に戻すように判決が出たのにもかかわらず、なぜこうした事態となっているのか――。
■商標が特許庁で無効審判
話は判決が出る少し前にさかのぼる。公判中、裁判官から「現実的には和解がいいのではないか」とアドバイスを受け、SI社に対しても和解勧告が行われた。それを受けてSI社側が調停和解案を出してきたのだが、その内容に尾関氏は唖然とせざるを得なかった。
「(返還を求められている)尾関氏のShapes商標は、特許庁に無効審判されてしまった。従って、Shapesの商標は現在存在しない。返したくても存在しないものは返しようがないので、この判決自体おかしい」
もし仮にSI社の言い分がこの通りだとしても、自分たちが商標を保持していた期間中の出来事であるから、「善管注意義務違反」に該当する可能性が高い。通常、無効審判の請求があると、権利者である人物(今回の場合はSI社代表である椿本氏)本人に通知がなされる。そして、指定された期間内に答弁書を提出しなければならない決まりがある。無効審判が不本意であるというなら、その時点で反論するなり、何かしらの対抗ができるはずだ。
また、SI社が自ら商標取消手続を申請していたのであれば、通常、申請から取消になるまでは半年以上もかかる。同社は昨年11月頃に本事件が報じられて間もなく、すぐに手続きに着手した可能性もある。
■判決後にも新店舗開店
今回尾関氏の弁護士側につき、一連の事件を分析したリスクコンサルタントは語る。
「SI社側の真の目的は、他人のノウハウを盗み、企業価値を高めてからその企業の株を売却することで利益を得ることであったと考えられます。その証拠に、巧妙に企業の登記簿謄本に細工をしている形跡があります。複数の銀行融資担当者にも照会してみましたが、『これでは銀行は騙されざるを得ない』との回答でした。銀行の融資や企業の評価基準は登記簿謄本であり、実在しない人物を登記したり、法務局の管轄地を変えて事実を隠したりと、とても素人の思いつくやり方ではありません。これはもう、手の込んだ犯罪行為ですよ」
すでに尾関氏側には大資本が付き、着々とSI社が展開する既存Shapes店舗の隣接地に、尾関氏が手掛ける新Shapesを開店する準備が進んでいるようだ。新Shapes関係者はこう語る。
「身体的に男性より女性は痩せるのが難しい。そのハンディを補うのが、尾関氏が開発したシセトレという特別なトレーニング方法であり、まさにShapesメソッドの軸です。にもかかわらず、SI社によりそのメソッドが改変されてしまい、この2年半の裁判中に被害者が増えています」
当初は尾関氏が手とり足とりでトレーナー研修を行っていたが、直近の2年は素人が素人を育成する状態であった。そんなトレーナーについた顧客は被害者であるし、大金を拠出してSI社のFCに加盟したオーナーたち、そしてそのFCオーナーが雇った現在のトレーナーたちもまた被害者なのである。
SI社がFC募集をしているサイト上には、同ビジネスがいかに高収益かを謳うとともに、次のような説明がなされていた。
「エステ産業は大きな転換期を迎えており、市場規模は4000億円を超えるまでに拡大しました。しかし、お客様とのトラブルや事故なども多く、一つの産業としてはまだ社会的に認められてはいないのが現実ではないでしょうか。ですが、『我々 Shapes(シェイプス)は、この問題を解決できます』この思いがShapesの全国展開を決断した要因です。クレーム産業と言われるエステ業界に、社会的価値のある業態を提案することがShapesのミッションであると考えています」
(文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)
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