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ソフトバンクのPepper「ソフトバンク 公式サイト」より
日本、ロボットの世界大会で韓国に惨敗 倒れたロボットに日本チームが駆け寄る…
http://biz-journal.jp/2015/08/post_11242.html
2015.08.25 文=編集部 Business Journal
中国メディアが、珍しく日本をほめた。6月26日にIT情報サイト「新浪科技」が、「日本は世界で最も多くのロボットが存在する国」と紹介したのだ。さらに、日本人は人型ロボットに対して「並々ならぬ情熱を注いでいる」と驚きをもって伝えている。
同サイトでは、日本の人型ロボットとして、本田技研工業の「ASIMO」や、東芝の「地平アイこ」が紹介されている。また、アメリカは人間そっくりのロボットを開発する意欲はさほど強くないが、日本は情熱を注ぎ、人型ロボット市場で世界をリードしていると伝えている。
●会話ができるロボットが次々と登場
確かに、日本は人型ロボットに「並々ならぬ情熱」を注いでおり、百花繚乱の状態だ。以下に紹介するロボットは、癒し系ロボットと言い換えることもできる。
ソフトバンクは、人の感情を理解する人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の一般向け販売を6月20日より始めた。体長121センチ、重さ29キログラムのペッパーは、マイクやセンサーを使って人の表情や声色から感情を読み取り、会話をする。本体価格は19万8000円だ。7月からは、ペッパーを使った世界初のロボット人材派遣サービスも始まった。
タカラトミーとNTTドコモは、次世代コミュニケーショントイ「OHaNAS(オハナス)」を共同開発、10月1日に発売する。対象年齢は8歳以上で、価格は1万9800円だ。
オハナスに話しかけると、ニュースや天気などの情報を教えてくれるだけでなく、しりとりやクイズを楽しむこともできる。例えば、「しりとりをしよう」と話しかけると「しりとりするよ。僕、ガチで強いから。好きな言葉をどうぞ」と自然な会話を楽しめるという。
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は、ロボットを活用した高齢者向けのコミュニケーションサービスを始める。人型ロボットの「テレノイド」を抱きかかえながら電話のように通話できるもので、大阪大学の石黒浩特別教授が開発した。
石黒教授は、「認知症などの高齢者がテレノイドで会話すると、情緒が安定する効果がみられる」と語っている。
●災害用ロボットの世界大会で、日本勢は惨敗
「人と同じように考え、行動する『ヒューマノイド』が、ロボットの究極のかたち」といわれながら、実現は難しいとされてきた。しかし、その流れが大きく変わりつつある。
7月9日放送のテレビ番組『クローズアップ現代』(NHK)は、「人間型ロボット 頂上決戦 〜進化続ける夢の技術〜」と題して、災害支援型ロボットの今を取り上げた。
番組では、6月5〜6日にアメリカのカリフォルニア州ボルチモアの競馬場で開かれた、最先端のヒューマノイド技術を競う世界大会の模様を伝えている。優勝賞金200万ドル(約2億5000万円)の同大会を主催したのは、アメリカ国防総省の軍事研究機関である国防高等研究計画局(DARPA)だ。
今回、世界の研究機関が競い合ったのは、原子力発電所事故などの災害現場で人に代わって危険な作業をする災害用ロボットの開発だ。原発事故を想定し、500メートル離れた部屋から無線でロボットをコントロールする。作業用自動車の運転や、ドアを開けて部屋に入りバルブを開ける、などの作業をした後、ガレキを超えて階段を上がるなどの8つの課題をクリアするまでのタイムを競う。制限時間は1時間だ。
優勝は、韓国の大学がつくったロボットだった。日本からは東京大学、産業技術総合研究所(産総研)など4チームが参加したが、産総研は10位、東大は11位と惨敗だった。
東京電力の福島第一原発事故では、さまざまなロボットが投入されたが、期待された成果が得られなかったことは知られている。
番組では、この世界大会について「要素技術には強いものを持ちながら、産業化の道筋をつけられない日本勢は、本番で弱さを露呈した。前評判の高さにもかかわらず、思わぬ苦戦を強いられた」と総括していた。
倒れた最先端ロボットに人間が駆け寄る日本チームの映像は、なんともいえず悲しいものがあった。癒し系の人型ロボット開発では先行しているものの、災害用ロボットの分野では、日本は開発途上である現状が浮き彫りになったといえる。
文=編集部
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