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見事なタイミング、ヘッジファンドは7月に米国株をショート
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTLSF36VDKHU01.html
2015/08/25 05:47 JST
(ブルームバーグ):投機の専門家や米投資信託の顧客に至るまで、株式投資から距離を置こうと決めたのは正しかったことが2011年以来で最悪の世界株安で明確になった。
世界経済のトレンド予測に基づいて利益を狙うタイプのヘッジファンドの投資規模は、合計で5500億ドル(約65兆3800億円)前後。クレディ・スイス・グループのデータによるとこうしたヘッジファンドでは7月、株価の下落を見込んだトレードが活発に行われた。投資信託や上場投資信託(ETF)のオーナーは今年に入り7月末までに、米国株から788億ドル相当を引き揚げており、この額は1993年以降のどの年の通期の数字よりも高い。
彼らの判断は正しかった。MSCIワールド指数 に採用されている世界の株式は5月中旬から14%値下がりし、時価総額にして9兆ドル以上が消失した。株安が今後さらに悪化する可能性はあるものの、株式投資前線からの退却は出来高の大きい銘柄の取引円滑化につながるほか、相場が持ち直したときに投じる資金を確保できるという意味で、強気と解釈することもできる。
ビーコンクレスト・キャピタル・マネジメント(ボストン)の最高投資責任者(CIO)、ケビン・ディブニー氏は「世界的に不透明感が高まっているからといって、現時点でネットポジションに変更を加えるべき説得力のある理由はない。不透明感についてはこれまでも心配してきたことだ」と発言。株式相場が先週に下落する前の段階で、ビーコンクレストの主要ファンドは米国株のポジションをネットショートにしていた。ディブニー氏は「その半面、当社のショート戦略は極めてうまくいったため、買い戻しを検討してもよいかもしれない。トレーディング戦術という観点では、慎重な買いはあると思う」と述べた。
ショート戦略奏功
株式のショート戦略はここのところ、うまく行っている。ゴールドマン・サックス・グループがまとめたデータによると、最も弱気な賭けの対象となった米企業で構成するバスケット は、先週8%以上も下げ、2012年5月以来で最大の下落率となった。同バスケットの下げはS&P500種株価指数の下落率より3ポイント大きい。
金融危機以降は毎年のようにS&P500種株価指数を下回る成績に甘んじていたヘッジファンドにとって、歓迎されるニュースだ。今月11日に中国が予想外の人民銀切り下げに踏み切った後、世界の株式市場からは時価総額にして5兆ドル超が消失した。24日の中国株式市場が2007年以来の大幅な下げとなったことを受け、商品価格は16年ぶりの水準に下落、ドイツ株式市場は弱気相場入りした。
ボストン・アドバイザーズ(運用資産28億ドル)のポートフォリオマネジャー、ジェームズ・ガウル氏は「短期的にはやや売られ過ぎに思われる。数日内に若干の反転が生じても驚かない」と述べた。
原題:Hedge Funds Picked Right Time to Be Short U.S. Equity Markets(抜粋)
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