http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/769.html
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ブログ「風の谷」さんの半年ほど前の記事です。
「福島県全域から汚染木材を集めて加工するCLT工場を、あの大熊町に建設。
木の中心部分の汚染は2000bq/kg!」 (ブログ「風の谷」 2015/6/29)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/b76853de83e1a746f9ba8d3ff7eeaa90
CLT(Cross Laminated Timber 直交集成板)とは、板の層を各層ごとに直交するように積層接着した
厚型パネルのことで、木質構造用材料として近年盛んに建築用途に使われています。
ふくしま再生の会によれば、スギを輪切りにして汚染を測定したところ、中心部ほど高く、
最高で2000Bq/kgもあったとのことです。興味深いデータです。
これは、放射性物質が樹皮表面から染み込んだのではなく、地中から吸い上げられている証拠で、
汚染された樹皮を剥いでも、汚染部分を除去することは不可能です。
薪などは樹皮を取り除けば使える、燃やせると思っている人もいるようですが危険です。
こういった汚染木材を切断加工すれば、いくらマスクをしていてもおがくずを吸い込むでしょうし、
おがくずや木っ端を燃やせば、セシウムが気化、微粒子化して大量に吸引被ばくするでしょう。
CLTが使われている建物が火事になったり、取り壊しで粉塵が舞うこともあるでしょう。
セシウム137の半減期は30年、線量が10分の1になるのは100年も先です。
建築物の寿命のほうがはるかに短いのです。
建物が完成後に木材の汚染が発覚すれば、欠陥マンションと同じような、深刻な賠償問題に
発展するでしょう。
余剰材をバイオマス発電で使うという話もありますが、とんでもないことです。
山火事が起きないよう厳重に警戒しているベラルーシやウクライナの人が聞いたら
気絶するような話です。
汚染木材を他県に持ち出したり、使わないよう、厳重な監視、抗議が必要です。
(関連情報)
「CLTとは」 (日本CLT協会)
http://clta.jp/clt/
「汚染状況重点調査地域でCLTの実証事業。福島産の木材が岡山県の工場でCLTに加工される!」
(ブログ「風の谷」 2014/3/12)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/1a7f292d8dd9c7d1c5f16fee804d1846
「福島産の木材が岡山県の工場でCLTに加工 余剰材がバイオマス発電で燃やされる懸念」
(Naverまとめ 2015/7/4)
http://matome.naver.jp/odai/2142297251989479601
「枯れ木燃やし煙 児童14人搬送 (NHK)」 (拙稿 2014/10/29)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/822.html
「県産木質バイオ導入へ 東電出資の常磐共同火力勿来発電所 (福島民報) 」(拙稿 2015/6/6)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/168.html
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