http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/590.html
Tweet |
電離放射線が、がん化を引き起こすメカニズムの進行を止めるためには、長寿命ラジカルをビタミンCで消せばいい 2
1、ガンとビタミンC
私が、原発事故の際、ビタミンCが役立つと以前書いた理由は、ちょっと読んだ時期は記憶していないが、三石巌の著書 健康自主管理システム6「成人病は予防できる」1989年太平出版社刊 のp141に、(阿部出版の再販本では、5のp142)つぎのようにある。
1948年、ゴスとリットマンがビタミンC濃度が45ppm以下の臓器にはガンが発生しやすく、それ以上の臓器のガンはまれであると報告した。
この記事には私はびっくりした。これは重要なので、かって書いたように思うが、すっかり忘れていた。この根拠が、渡邉正己氏の研究で証明されたといえるのだろう。
ビタミンC濃度45ppm以上にするには、体重60kgの人では2.7g以上あればいい。また、ビタミンC1日3gとっていた人の乳房にしこりができたので、ビタミンCを10gに増量したところ2ヶ月ほどでしこりがなくなったという例を知っている、と三石巌は書いている。しこりが、なんであるか不明だが、短期間になにかが出現したり消えたりするようである。これは腫瘍であるのか?
これを読んで以来、私は1日2g強をつねに摂るようにしてきた。活性酸素がガンの原因と知ったからである。だから、福島の事故が起こったとき、放射線が活性酸素を発生させるからビタミンCをとればいい、と書いたのである。
前回の渡邉正己教授の論は、ガン化の原因が、長寿命ラジカルという活性酸素の一種が、細胞器官中心体セントロゾームを損傷させ、染色体異数化を引き起こすからではないか、と結論しているわけである。ビタミンCで長寿命ラジカルを消した場合、ガン化はおこらないということである。細胞質中のビタミンC濃度が45ppm以上であれば、このガン化をひきおこす活性酸素の一種長寿命ラジカルを消せるわけだ。
2、フクシマの苛酷事故の場合は、前回のことがいえるか?
フクシマの場合、このメカニズムは成り立つであろうか?
前回のケースは、X線照射やガンマ線の外部被ばく、あるいは一般的な自然?に発症するがん化のメカニズムであった。さて今回の原発事故に、それらが通用するとはかぎらないのではないか? おそらく単純にはあてはまらないだろうと思うのだ。被ばくによる活性酸素の量は飛躍的にふえるだろうからだ。量の変化は質の変化をもたらす。
まず、いったい今回の原発事故でなにが起きていたか、いまだに全貌がつかめないのが問題だ。すべてが隠蔽、改竄されている可能性が高いからである。なにが起きていたか、わからねば、どういった核種がどのていど拡散していたか、まったく想定できないし、飛散核種などの測定もごく一部のみだけである。
なにか箝口令がひかれているかのようにもみえる。チェルノブイリなみなど、のぞむべくもない。日本が旧ソ連よりはるかに劣る国とは、想定外であった。国は秘密保護法を成立させるていらくでさえあった。日本は、他の国とちがって、すでにイルミナティのNWO、暗黒時代ダークエイジにはいりつつある。
そのきざしのひとつが、原子力、放射能問題だ。いまだに、事故のなにもかもわからないのだ。あらたな事実は小出しにされる。4号機炉心に核燃料があったとか、燃料プールからすべて核燃料や使用済み核燃料が飛散したとか、他の号機でも同じである。それらの理由は、島津論文がいうよう核爆弾の材料を秘密裏に製造していたから、というのがいちばんありそうな筋書きのようだ。じつは日本はかってのナチスドイツのような、とてもあぶないクニなのであった。
最近の空からの写真では5、6号機からも蒸気が出ている。チェルノブイリは、1機だけであった事故が、フクシマでは6機すべてである可能性すらある。放射能漏出もチェルノブイリはすぐ収束したが、フクシマはいまだ収束しないどころか、10万年、百万年の単位の期間に、間歇的に放射能をふきあげる開放系のオクロ型天然原子炉になったようだ。オクロ型放射能間歇泉である。事故の規模や、深刻性はチェルノブイリとは、比べるべくもない。飯山一郎氏がいうように、ある意味、この国は終わっている。
さて前回1のケースの前提は、あまりに今回とくらべてちがいすぎるような気がする。今回のようなフクシマ事故では、多量のウラン等アルファ線、ベータ線の核種が、同時にプルームとなったりして関東一円にとびちっていることが、バズビー氏の測定であきらかになっている。爪の検査でもウランが出ている。渡邉正己教授の仮定は、今回のような事故の場合には、単純にはあてはまらないかもしれないのだ。
基本的に外部被ばくでおこることは、内部被ばくがひどい場合、つまり放出されたと考えられるウランやプルトニウム等多様な核種が体に入ったばあいの崩壊過程でひきおこされる放射平衡などによる多種多様の核種のアルファ線、ベータ線の害は、簡単には言えないのとちがうか。
臓器によって違う核種の濃縮がある。これは数十倍ちがうだろう。アルファ線、ベータ線は20倍の活性酸素の害をもたらすという。かけあわせてガンマ線、X線の場合の数百倍の被ばくが濃縮した臓器に爆発的に起こっている可能性がある。
これは、酸化ストレスではないか、と前書いた。爆発的な活性酸素の害は、農薬を飲んだときと同じ症状になるはずだからである。
前書いたポリーティアー氏のいう2次的光電効果、バズビー氏のいうファントム放射線、すなわち内部被ばくとしてのベータ線の効果も相乗するだろう。ウランやストロンチウム、バリウムなどがDNAと結合し、その場で発生する莫大なベータ線の効果だ。これら金属は錯体をつくってDNA格子と結合するのだろう。
こうしてECRR基準がICRP基準の600倍ほどリスクをとるのは当然にみえる。いままでECCR基準を揶揄していた放射線生物学のアカデミズムとは、なんという欺瞞だらけの組織だろう!
つまり、前回の議論で染色体異数化が発がんの原因だとしていたが、
600倍以上ものDNA損傷をまえにすると、発がんもふくめたさまざまな臓器等の不具合が同時に起きていても不思議はない。また、中心体セントロゾームの破壊は、長寿命ラジカル以外の経路でも原発事故の苛酷時には起こっていそうにも思えるのだ。
このからだの傷ともいえる目に見えぬ細胞器官の傷は、DNAの修復機能の損傷がなければ、もとに戻るが、それでも莫大な数の目に見えぬ傷であるといえる。栄養状況が不備なら、ガン以外の不調も襲うはずだ。この栄養状況が不備なのは、骨折などがひんぱつしているから想像できる。
また同時発生の莫大なガン化細胞からは、短期間で、ガンが発生するかもしれない。甲状腺ガン150人を前にして、日本のアカデミズムの判断は狂ってみえる。この事実はきちんと調査してほしいものだ。
したがって対処は、原発事故の初期プルームを浴びている場合は、単純にビタミンCを摂ることによってだけでは、ガン化を防げるとはいえないかもしれない。といって無為にすれば、いいというわけでもなく、可能なかぎりのビタミンC以外の対処も加えていくべきであろうか。すなわちなんとしてでも中心体セントロゾームの破壊をくい止める手をうたねばならない、ということになるのだろう。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素44掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。