http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/567.html
Tweet |
「ヒラメの体内にセシウム移行せず 原発5キロ圏で実験」 (福島民友 2015/12/22)
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151222-037361.php
横浜市の水産総合研究センターは21日、東京電力福島第1原発の近海でヒラメの体内に放射性物質が移行するかどうかに関する実験の結果を公表した。原発か ら約5キロの海域で、放射性物質に汚染されていないヒラメをかごに入れて最長で3日間置いても、放射性セシウムが魚の体内に移行しないと結論づけた。
いわき市で21日に開かれた県漁連組合長会議で示された。実験は8月に行い、原発から北東、南東それぞれ約5キロの、水深約21メートルの海域で実施。 体長約50センチの富山県産ヒラメ4匹を入れたカゴ4個を海底に設置し、12、24、36、72時間後と段階的に1個ずつのカゴを回収、放射性物質の濃度 を測った。72時間後に回収したヒラメからは最大で1キロ当たり約0.3ベクレルのセシウムが検出された。
------(引用ここまで)------
またまたツッコミどころ満載の実験です。
まず、実験した場所がどのような核種がどれくらい存在するのか測定しなければ話になりません。
故意に汚染の少ない場所を選んで実験したのかも知れません。
できれば、海ではなく汚染レベルをコントロールできる水産試験場で実験すべきでしょう。
ヒラメは成魚になるのに3年かかるので、少なくとも3年は飼育しないといけません。
2、3日では放射能物質は体内濃縮されないので、濃度が低いのは当たり前です。
ストロンチウム90の測定も必要です。
そもそも、なぜ汚染のない富山産のヒラメを使って実験する前に、地元で獲れたヒラメを
測定するのが先でしょう。(あまりにも汚染がひどくて、公表できないのでしょう)
こんなデタラメの実験で国民をだまそうとしても無駄です。
こちらに、英国セラフィールド再処理工場による海洋汚染のデータがあります。
「セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態」 (美浜の会)
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news65/news65cesium.htm
放射性廃液垂れ流しを止めてからも、長期に渡って水産物は汚染され続け、
なかなかもとのレベルには戻らないことがわかっています。
最初から結論が決まっているインチキ実験はやめ、長期間に渡る汚染測定に
まじめに取り組むべきでしょう。
------(関連情報)---------
「ヒラメ『吸収ほとんどなし』 (NHK福島)」 (拙稿 2015/11/21)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/366.html
「鮮魚の汚染がすさまじい 数千円の簡易型線量計ですら反応 」 (拙稿 2014/10/14)
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/661.html
「ホワイトフードが水産物全般の放射能汚染地図を作成!ヒラメやカレイ、スズキ、マアジ等から
放射性物質!福島沖近辺は特に高い!」(阿修羅・赤かぶ・真実を探すブログ 2014/7/2)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/163.html
「大分県産表示のヒラメから極めて高い放射線が測定された」 (拙稿 2014/2/15)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/379.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素44掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。