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高浜原発3、4号機の安全対策について福井県原子力安全専門委の中川英之委員長(左)から説明を受ける西川一誠知事(右)=19日、福井県庁
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/85947.html
2015年12月20日午前7時10分
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の安全性を独自に検証してきた福井県原子力安全専門委員会は19日、「工学的な安全性が向上しており、必要な対策は確保できている」とする報告書を西川一誠知事に提出した。中川英之委員長から説明を受けた知事は「安全性は一段と高まっていると感じた。私自身も現場で安全対策を実際に見たい」と述べた。週明けにも現地視察する見通し。
視察には中川委員長も同行する。知事は再稼働の同意判断で、来県する林幹雄経済産業相と面談し、国に求めていた原発の国民理解の促進など5条件の回答を聞く方針。関電の八木誠社長からも安全体制の説明を受ける方向で日程を調整しているとみられ、それらを踏まえ、近く同意を表明するとみられる。
報告書で県専門委は、新規制基準に基づく過酷事故対策や東京電力福島第1原発事故を踏まえた電源確保、事業者の事故時の初動対応体制や教育・訓練などを確認。「ハード、ソフト両面からの工学的な安全性が向上しており、原子炉の安全確保のために必要な対策は確保できていると評価する」とまとめた。
その上で、規制委に対し▽現場対応能力の向上のため、現地の規制事務所の人員を強化する▽訓練などで緊急時の初動対応能力を向上させる―といった5項目の対応を要請。事業者に対しては▽国内外の最新知見を収集し安全対策に迅速に展開する▽原発のシステム全体を俯瞰できる人材を計画的に育成する―など6項目の対応を求めた。
県専門委は関電大飯3、4号機の再稼働手続き時にまとめた2012年の報告書以降、高浜の2基について13回にわたる会合や現地確認を行い、今月10日に報告書案を大筋で了承した。ただ複数委員から追加記述や修正を求める意見が相次ぎ、最終的な報告書の取りまとめ方法は委員長一任となっていた。
中川委員長は終了後、報告書は高経年化(老朽化)対策や事故時の汚染水対策などの分野で追記・修正したとし、テロ対策が不十分などと指摘した委員1人を除き委員10人の賛同を得たと明らかにした。その上で「事故で異常状態になった場合でも正常な状態に戻す能力が確保され、テロ対策もいろいろと取られている」と記者団に話した。
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