http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/533.html
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九州電力が、川内原発に免震重要棟を建設しないと発表し、激しい批判、非難を浴びています。
「川内原発で『免震重要棟』一転、建設しない」 (tv asahi 報道STATION 2015/12/18)
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=44515
「
九州電力は、今年の夏に再稼働した川内原発で、事故の際の拠点として建設するとしていた免震重要棟を、一転、建設しないことを明らかにした。九電は、事故 時の対応拠点として、耐震構造の「代替緊急時対策所」を建設。これで原子力規制委員会の規制基準をクリアし、再稼働にこぎ着けた。これまで示していた計画 では、来年3月までに免震重要棟を建設し、緊急時の機能を移すとしてきた。しかし、免震重要棟の建設を撤回。今ある対策所の隣に医務室や宿泊所などからな る支援棟をこれから造り、ここで緊急時の対応を行うという。九州電力によると“免震重要棟でなくとも機能的に劣るものではない”と判断し、対策所の拡充で 済ませることにしたという。原発の規制基準の関連文書に緊急対応の施設について「免震機能“等”により機能を喪失しないようにする」とあり、“等”とある から必ずしも免震の建物である必要はないという。
」
「川内原発の免震棟とテロ対策棟」 (togetter 2015/12/19)
http://togetter.com/li/914554
「地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている」
2007年の新潟県中越沖地震により、柏崎刈羽原発・本館の対策室の扉が開閉できなくなり、
屋外で青空会議をせざるを得なくなりました。
それでは話にならないということで、泉田裕彦・新潟県知事が渋る東電を説き伏せて、
免振重要棟を建設させたのです。
福島原発の免震重要棟が完成したのは、3/11事故のわずか8ヶ月前でした。
免震重要棟がなければ総退却となり、6号機までの全原子炉、使用済み燃料プールで
燃料が溶融し、少なくとも東日本は完全に終了したでしょう。
免震機能のない施設をいくら作っても地震で潰れてしまうので無駄です。
免震重要棟を建設しないのは、莫大な建設費がかかること以外に、爆発事故が起きたときに
総退却したいという下心があるのでしょう。
下手にこういう施設を作ると現場に残らざるを得なくなるので、それが嫌なのです。
福島第一原発の初期収束活動で、吉田所長以下多くの人が亡くなっているのを、
九電の連中はよく知っているのです。
本当に九電は無責任極まる会社です。
「地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている」 そうですが、
訓練を重ねると被ばくが防げるとでも言うのでしょうか?
精神力があれば竹槍で原爆に打ち勝つことができると叫んだ戦前の精神主義そのものです。
私は常々「原発は科学・工業技術ではなくカルト宗教である」と主張していますが、まさにその通りです。
「爆発しませんように、安全でありますように」とお祈りしているだけで、
彼らのやることには何一つ科学・工学的、医学的な裏づけはありません。
馬鹿は死ななければ治らない。
勝手に死ねば良いのですが、賢い人たちまで巻き添えにするのは許せません。
(関連情報)
「東電に免振重要棟を作らせた泉田・新潟県知事は、日本を破滅から救った大恩人である 」
(拙稿 2015/4/10)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/518.html
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