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避難訓練でシェルターに入る島民たち=11月28日、佐賀県唐津市の加唐島、浜田祥太郎撮影
離島の原発シェルター、劣悪な環境 寒い床・簡易トイレ
http://www.asahi.com/articles/ASHDH5WFSHDHTIPE01Y.html?iref=comtop_6_04
2015年12月20日17時16分 朝日新聞
九州電力が再稼働を目指す玄海原発(佐賀県玄海町)周辺の離島で、被曝(ひばく)を防ぐシェルター(屋内退避施設)の整備が進んでいる。海路で避難できるまで最長1週間滞在する想定だが、住民からは劣悪な環境に不満が漏れる。国の補助対象外で、整備が実現していない島もある。
玄海原発から8・3キロにある佐賀県唐津市の加唐(かから)島(人口約150人)で11月28日朝、事故時に荒天で島外に逃げられないときに使うシェルターに避難する訓練があった。
市立加唐小中学校では、体育館の内壁から蛇腹のような「インナーシェルター」を消防団員らが引っ張り出した。長さ10・4メートル、幅3・5メートル、高さ2・35メートルの部屋が約5分で完成した。放射性物質の除去フィルターと送風機をシェルターにつなぎ、内部の放射能汚染を防ぐ仕組みだ。
この日は女性数人がファスナーを開けて足を踏み入れた。手押し車を押して学校に来た松下ハルヱさん(76)は「床が硬くて痛い」。床の冷気も伝わり、女性たちは「タオルケットが必要」と話した。組み立てに参加した消防団の宗(そう)洋史さん(47)は「送風が冷たく、高齢者は寒さに耐えられない」と感じた。
原発から約10キロの馬渡(まだら)島(約380人)の馬渡小中学校では昨秋、同じタイプのシェルターの説明会があった。1基に定員の16人が入ると、1人あたり約2平方メートル。簡易トイレはシェルター内に組み立てたテントの中に置く。女性教員から「用を足す気になれない」と不満が漏れた。
唐津市の計画では、事故の際、離島の住民は自家用船などで県内の港に避難するが、しけのときは出港できない。天候が良くても長崎県の対馬や五島沖に出る漁師が島に戻るのは3週間に1度。島に残る家族は自家用船の乗り合いなどで避難してもらうと市は説明するが、船を持たない人も多く、全員の避難は「なかなか難しい」と認める。
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