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http://savechild.net/wp-content/uploads/2011/05/20cfce153c6dcbd30dc35695758066ae6.jpg
添付画像を見てください。
エネルギー総合工学研究所の内藤正則部長は、
鉄骨がこのような曲がり方をした原因は、
すべて爆轟によるもので、
プール内の燃料は連鎖反応を起こさず超高温にもならず溶けもせず飛散もせず広範囲の避難の必要もない
と断言しているそうです。
ソース:東京新聞の2011年6月6日の記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011060602100004.html
「内藤正則・同研究所部長は「3号機は建屋の鉄骨がぐにゃぐにゃに曲がっており、爆轟の破壊力の大きさを裏付ける。」と話している。」
しかし、鉄骨はどう見ても全体的に内側に曲がっており、
爆風の力の掛かった向きと、鉄骨の曲がった向きは、逆向きです。
ご丁寧にも、内藤正則部長は、
爆轟と鉄骨ぐにゃぐにゃを結びつける説明をする際、
向きのことに目を向けられないよう、
「破壊力」という抽象的な言葉に終始することで誤魔化しています。
風という言葉を1つでも出せば、向きが逆だとバレるから、そうしてるのです。
添付画像を自然な目で見れば、内側に曲がってることから、
「自重に耐え切れずに曲がった。自重に耐えられなくなることが起きた。
鉄骨の温度が1000℃を超えて弱くなったのだろう(粘性があるので折れないが曲がる)」
と一目瞭然でわかる筈です。
政府も東電もエネルギー総合工学研究所も大手マスコミも、
爆風の速さや衝撃波の話ばかりして、
鉄骨の温度が1000℃を超えたことには一切触れないのは、極めて不自然。
爆轟だと、出て来た熱が逃げる前に温度が上がるので高温になりますが、
出て来る熱量に見合った温度にしかなれず、
たとえ爆轟で高温ガスが出来上がったとしても、
それが数万℃とか数十万℃とかになるわけがありません。
ガスと鉄骨の密度の差は1万倍以上あります。
爆発で3000℃のガスが出来て、
3000℃から1000℃に下がって、2000℃分の熱が鉄骨に移ったとして、
鉄骨の10cm×10cm×10cmの狭い部分(1000立法cm)の温度が
10℃以下から1000℃に上がるには、
その5000倍の範囲180cm×180cm×180cm(5000000立法cm)
のガスの熱がすべて、鉄骨のその部分に移らないといけません。
どのように移るかと言えば、
鉄骨すぐ近くのガスの熱が鉄骨に移って、
鉄骨すぐ近くのガスの温度だけ下がるので温度を均一にする力が働いて
隣のガスから熱が補充されるのが、どんどん隣に伝わって行く、
という緩やかものにしかなりません。
ほとんど2m四方の広さの熱が10cm角の狭い範囲に集まる速さより、
鉄骨内で熱が鉄骨の他の部分に逃げる速さの方が速いので、
鉄骨は1000℃になれないのです。
「鉄骨全体が均一に1000℃になったから、
熱が鉄骨の他の部分に逃げなくなるので、どちらが速いかは関係ない」
と言い張る人も居るでしょうが、
福島3号機爆発で出来た高温ガスは精々1トン。
鉄骨の方は数十トンもあるのですから、
爆発で3000℃のガスが出来て、
3000℃から1000℃に下がって、2000℃分の熱が鉄骨に移ったとしても、
鉄骨は2000℃の数十分の1しか上がらない、つまり100℃も上がらないのです
(比熱差があるが桁が違うほどではなく、そもそも水ではなく気体の水と鉄骨の比熱差)。
スカスカのガスは密度も鉄骨の1万分の1、
しかも溜まったガスだけとなると、総質量も鉄骨の数十分の1しかないので、
どうやったって、鉄骨を1000℃にできないのです
(液体燃料を長時間燃やし続けでもしない限り、鉄骨を1000℃にできない)。
詳しい話は、
http://fukushimadisasternote.1apps.com/reason_and_detail.html
か
http://www.geocities.jp/fukushima_disaster_note/reason_and_detail.html
も参照してください。
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