新聞記者の「てんかん」記 ２回目の発作（上）目覚ますと血のり…「また倒れたんだ」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=127180&cx_text=04&from=ytop_os_txt2

１回目の発作で入院し、何ともなかったように４日後に退院し、仕事に復帰。当直などの業務もいつも通りこなしていました。ただ、この発作を境に今思い起こせば、あれも発作の兆候だったのかな、というケースもありました。

◇

　新聞製作は朝刊と夕刊に分かれます。これにあわせ、朝刊と夕刊の当番に分かれ、朝刊当番は当直で会社に泊まり、夕刊は朝８時に出社して当直から引き継ぎを受けます。ある日、夕刊当番を終え、上司や先輩記者と昼食をとりに行きました。よくある街のラーメン店で、先に食券を購入する方式のお店でした。メニューを選ぼうと券売機のボタンを押そうとするのですが、この時、めまいがしてうまく押せません。椅子に座って一休みしてからようやく購入できたということがありました。

◇

　２回目の発作が起きたその日も当直明けでした。帰宅途中、ちょっとした日用品を購入しようと店に立ち寄るため、自宅最寄りの駅の手前で途中下車しました。その時から疲れがたまっている感じはありました。そうこうしているうちにまた感覚がおかしくなってきました。この駅も普段、使い慣れていてめったに迷うことがないのですが、なぜか店に向かう改札口が分かりません。「おかしい」。そう思っているうちに、電源が切れたように意識を失いました。

◇

白い蛍光灯に照らされる中、椅子に座った状態で目を覚ましました。駅の利用客か駅員が救急を要請してくれたようで、最寄りの病院に搬送されました。転倒時に頭をしたたかに打ち付けたらしく、後頭部から出血していました。医師がホチキスのような器具でバチバチと傷口をふさいでいます。「僕は倒れたんですか？」。医師と二言三言やりとりしたような記憶もありますが、あやふやであまり覚えていません。上着に付いた血のりに驚き、大事に至らなかった安堵あんどよりも「また倒れたんだ」という思いが、気分を重苦しくさせたのでした。

原隆也（はら・りゅうや）
　

コメント
1. 2015年12月02日 19:29:54 : PKvGuOUY46 : VAQ&S0ufglE １９９６年の日付があるＩＡＥＡ文書がある。 チェルノブイリ原発事故のときに動員された除染作業員における、被曝による脳障害を扱った論文（CLINICAL PECULIARITIES OF THE BRAIN DAMAGE IN THE LIQUIDATORS OF THE CHERNOBYL ACCIDENT）には、脳障害を患った５−１０％の除染作業員は、てんかん症候群を示したとある。 事故の５年後、１９９１年には、ＥＥＧで、てんかんを示す患者が現れ始める。 http://www.iaea.org/inis/collection/NCLCollectionStore/_Public/28/073/28073803.pdf
2. 2015年12月03日 02:09:27 : Y39wSRqLeI : 3bT_bLdiPpU >>1みたいなのがいるから放射脳って言われるんだよなぁ 一緒にされるか大迷惑だわ 元記事読んだ？ ＞最初に発作が起きたのは、今から６年前の２００９年１０月。横浜支局から東京の本社に異動してきたばかりのころでした。 とあるんだけど？
3. 2015年12月03日 10:37:59 : 62QaAmZ1Pg : F9H&HWLLFJE 02.サン 元記事確認しました。確かに読売新聞記者　原�髢轤ｳんの 最初の発病・発症つまり初発作は２００９年１０月と書いてあります それでも疑問が残ります　 ２０１１年四月の鹿沼クレーン車による死亡交通事故 ２０１２年四月の京都祇園での死亡事故 池袋の医師の暴走による死亡事故 てんかん患者の発作の起こる頻度に「影響」がないとは 言い切れないからです　 　フクシマの「核爆発」による影響はどこにどういう形で現れているか 　　本当のことは誰もまだ分かっておりません 　　　　この読売新聞記事が被曝問題の「矮小化」に利用されないことを願っています
4. 2015年12月03日 16:01:43 : 0DLfCHUMIs : kkcuqLOA5fU >>02 罠だと思いつつ、反応を見るために、原発推進派であるＩＡＥＡ文書を利用して、コメントをした。 予想通りの書き込み。

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