1. 2015年11月28日 11:48:37
: LY52bYZiZQ
2015年11月28日(土) 東通原発 活断層前提に審査規制委 耐震評価見直しも 東北電力東通(ひがしどおり)原発1号機(青森県東通村)について原子力規制委員会は27日、新規制基準への適合性審査会合を開きました。規制委は、敷地内を通る複数の断層が「将来動く可能性がある」ことを前提に議論する方針を示しました。今後の審査で、東北電は耐震評価の見直しなどを迫られる可能性が高まりました。 東通原発では、規制委の専門家チームが3月、敷地内を南北に走る断層群のうち、原子炉建屋の近くを通る「F―3」「F―9」と呼ばれる断層を「将来動く可能性がある」と判断した評価書を規制委に提出しました。東北電は専門家チームの評価書に対して「新たなデータ」などで反論し、活断層を否定し続けています。 この日の会合で、東北電は改めて敷地内の断層について活断層を否定する説明に終始しました。しかし、規制委側は、「F―3」断層などは「将来動く可能性がある」として、地震を起こす断層としての評価が重要になるので、敷地内だけでなく敷地外の断層と一体で議論すべきだとしました。また、文献資料が5編しか示されず「非常に不足している」などの意見が出されました。 一方、評価書ではデータ不足などで結論が出ていない、原子炉直下の「f―2」断層など重要施設の下を通る三つの断層について、活断層を否定する東北電の年代測定手法などに対し、規制委側は「信頼度が高くない」と指摘しました。 審査では、三つの断層が将来動く可能性があるかどうかについても議論されます。新規制基準では、活断層の上に重要施設の設置を認めていません。結論次第では、廃炉を迫られることになります。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_04_1.html 2015年11月28日(土) 自民に巨額原発マネー 3億円(12年) 5億円(13年) 7億円(14年) 再稼働・原発輸出を後押し 14年政治資金報告 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_01_1.jpg (写真)九州電力川内原発=鹿児島県薩摩川内市 電力会社や原子力関連企業などでつくる原発利益共同体の中核組織「日本原子力産業協会」(原産協会)の会員企業が2014年に、少なくとも計7億1000万円を自民党の政治資金団体「国民政治協会」に献金していたことが、総務省が27日に公表した14年分の政治資金収支報告書でわかりました。献金額は12年に約3億円、13年に約5億円と連続して上昇。国民の批判を振り切って再稼働と原発輸出を推し進める安倍政権の背景に巨額の原発マネーがあることが浮かび上がります。 14年は原産協会会員430社・団体のうち判明分だけで60社が献金。原子炉メーカーでは三菱重工業が3300万円、東芝と日立製作所がそれぞれ2850万円でした。 製鋼大手の新日鉄住金(3500万円)や化学大手の東レ(4000万円)などが目立ちます。 重電機器・家電メーカーでつくる一般社団法人「日本電機工業会」は7700万円を拠出していました。 電力会社はグループ企業を介して献金。関西電力関連のきんでんが400万円、中国電力関連の中電工が112万円など。 自民党が野党だった11年と、年末の総選挙で同党が政権復帰した12年は、同協会会員企業からの献金は計3億3000万円程度でした。しかし13年には大口献金元を中心に増額し、少なくとも5億8000万円に。政権復帰後の2年間で急激に増えました。 この間、安倍政権は原発再稼働と原子炉の輸出を「成長戦略」の中に位置づけ、九州電力川内原発を再稼働し、四国電力伊方原発の再稼働も決めました。 輸出促進では、首相自身が外遊でトップセールスを展開。これまでトルコやアラブ首長国連邦への輸出を可能にする原子力協定を締結したほか、事実上の核兵器保有国であるインドとも締結交渉を進めています。 業界からの献金を背景とした露骨な利益誘導といえます。原産協会は本紙の取材に、「個別会員企業の献金については関知していない」と答えました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_01_1b.jpg http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_01_1.html 2015年11月28日(土) 原発企業との癒着許すな 官邸前抗議 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_08_1.jpg (写真)「原発いらない」「安倍はやめろ」とコールする人たち=27日、首相官邸前 首都圏反原発連合(反原連)は27日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。原発輸出や再稼働を推進する安倍晋三内閣に、「原発企業との癒着は許されない」と怒りの声があがりました。 埼玉県狭山市の男性(75)は「原発メーカーなどから自民党に大きなお金が動いているのは許せない。子どもや孫のためにも原発やめさせないといけない。寒くなったけど、ここで行動を続けるよ」といいます。 埼玉県深谷市の女性(67)は、夫(69)と一緒に参加しました。女性は「福島の避難者が、家族ばらばらになったりしてつらい思いをしているのに、平気な顔をして再稼働を進める安倍政権が許せません」といい、夫は「途切れなく運動を続けることが大切だと思い、ここに来ています」と語りました。 日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前でスピーチしました。行動には800人(主催者発表)が参加しました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-28/2015112801_08_1.html |