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2清水一雄先生「A1・A2判定から摘出するサイズの癌がどんどん見つかっている事にかなり驚いた」11/10おしどりマコさん
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/353.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 18 日 19:35:59: igsppGRN/E9PQ
 

2清水一雄先生「A1・A2判定から摘出するサイズの癌がどんどん見つかっている事にかなり驚いた」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4438.html
2015/11/18 みんな楽しくHappy♡がいい♪


文字起こし部分のYoutube →https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=19m49s


で、これが今年の5月に出まして、これが第19回なんですね。
第20日位の検討委員会が8月にありました。
このとりまとめを受けて、じゃあ検討委員会がどう動くか?ということだったんですけれども、


清水一雄先生の写真


で、この清水先生は、個人的に割と以前から取材していまして、清水先生は日本医科大の甲状腺の外科専門医の先生なんですけど、ボランティアで1999年からチェルノブイリ原発事故後現地に通って甲状腺の手術を、子供たちの手術をボランティアで毎年されている方なんですね。


なので、原発事故があって、甲状腺が問題になってきて、清水先生のお話を伺いに行ったほうがいいんじゃないかと思って日医大に行ったりしたことがあったんです。
なので、環境省とか福島県の委員になる前に清水先生の話を聞きに行っていたんですね。


清水先生は去年まで、「福島の原発事故で絶対に健康被害は出ない」と。
「健康に影響を与えるような線量じゃないから」ということを去年までおっしゃっていたんです。
で、すっと話をしていて、漫画のスピリッツの美味しんぼの鼻血の問題だとかこれはひどいとずっとおっしゃっていて、「絶対に健康被害は起きない」とおっしゃっていた清水先生が、少し今年、こう、なんとなく雰囲気と考え方が変わられて、病院にお話を伺いに行った時はこうおっしゃっていました。
「出てきたデータを素直に受け止めて、今できることを全力でしなければいけない」ということをおっしゃっていました。


私は以前から話を伺っていたんで、
「清水先生、でも昨年までは『全く健康に問題はない』とおっしゃっていましたよね?」とこの時に聞いたんですよ。
そうすると、
「チェルノブイリに通った経験から子供達の甲状腺癌が増えている状況というのは、住民の方々が200ミリとか300ミリシーベルトを被ばくするような状況だからこそ健康影響が出たけど、福島の原発事故の後はそれほど高線量被ばくする住民の方々はおられなかったから、だから『健康に影響はない』と考えていた」と。


でも、今年本当に甲状腺評価学会とか、いろいろ風向きが変わってきたこと、考え方も変わってきた新しく出てきたデータというのは、検査をして100人を超える子供の甲状腺癌がどんどん見つかっていることと、健康調査で1巡目の検査が終わった後、2巡目の検査、2〜3年後にする本格検査の時に、1回目にA1判定とかA2判定とか。
甲状腺を見て何にものう胞も結節もなかった子供、それがA1判定なんですね。
そのA1判定だった子供が2〜3年後の検査で、もう10人悪性ないしは悪性疑いという診断がついているんですね。


甲状腺に何もない、のう胞も結節も何にもなかった子供が、2〜3年後に摘出しないといけないサイズの腫瘍になっているというのは、ありえるんですか?ってこの時に聞いたんですけど。
そうすると清水先生は「それは聞いたことがない」と。
「何十年も甲状腺の専門医をしているけれども、2〜3年で摘出するサイズのガン、甲状腺癌ができるというのは、自分は知らない」と。
「あり得るのかもしれないけれど、少なくとも自分は知らない」とおっしゃっていました。


「甲状腺癌はとても進行が遅いので、見つけて手術をしても転移が早いとかそういうものではないから大丈夫だ」という説明が繰り返されていたんですけど、今回本当に2巡目の検査でA1判定、A2判定、以前では問題なしとされていたグループから、どんどん摘出するサイズのものが見つかっているということが、清水先生は「かなり驚いた」ということをおっしゃっていました。


それで、今年の6月にお話を伺った時にかなり驚いたんですけれども。
なので、清水先生は、自分が福島の原発事故で多分住民の方々が大丈夫だと思っていたその根拠は「被ばく線量がみんな低かったからだ」と思っていたけれども、自分は線量の専門家ではないので、その報告すらきちんと評価し直さなければならないかもしれないと。
その「住民の方があまり被ばくしていないという、その報告書、とりまとめこそきちんともう一度精査したほうがいいのかもしれない」ということをおっしゃっていました。


あと、チェルノブイリでは4〜5年後から子供の甲状腺癌が増えたので、因果関係が、原発事故と子供の甲状腺癌にあるということを言っていて、
「原発事故があって4〜5年後から増える子供の甲状腺癌が原発事故の影響だ」ということに今まで、ま、今もですが、なっているので、今見つかる、「4〜5年より前に見つかる子供の甲状腺癌は原発事故と関係ない」という論拠の一つになっているんです。
もう、それ自体清水先生は疑ってらして。


チェルノブイリで原発事故があった時に、世界中の誰一人、子供の甲状腺癌が増えるということは知らなかったということ。
自分も当時も専門医だったけど、原発事故があって甲状腺癌が増えるなんて、子供の甲状腺癌が増えるなんて、因果関係がその後認められるなんて思いも至らなかったと。
なので、チェルノブイリの原発事故があって、当時どのように甲状腺検査をしていたかをもう一度疫学者がきちんと調査するべきだと。
「『原発事故があって4〜5年後から子供の甲状腺癌が増える』というそのコンセンサス自体、きちんともう一度評価しなければいけない。疫学者が評価するべきではないか」ということをおっしゃっていましたね。


かなり本当に、この6月のインタビューではすごく突っ込んだことをおっしゃってらして、驚きました。
なので、甲状腺評価部会の部会長として、中間とりまとめに他の委員と混じって様々なものが盛り込まれたんですけれども、そのとりまとめに、もう一度線量評価をきちんとしなおすべきじゃないか、ということも入ってますんで。


その後の第20回の検討委員会で出てきたものは住民の方々の線量評価のプロジェクトだったんですけれども、
それは県が発案して、「今後こういうオーダーが出てきたので線量評価をやっていきます」みたいなことがあったんですよ。
第20回の検討委員会の議論では、それをまた、誰が、どういう考え方で、どの研究者が線量評価をしているのか?と。
または、福島県が福島県立医科大に委託事業としてやっていくだけだったら、他の日本の研究者であったり、世界の研究者であったり、そういう世界の指針が入らないので、県立医科大主体でやること自体、少し枠組みを変えたほうがいいんじゃないか。
というのが第20回の議論で上がりました。


それで、どうやって線量評価をしていくか?っていうのが、かなりいろんな意見が出て全然まとまらなかったんですね。


「このままやっちゃだめだ」とか、「もっと枠組みから話し合って決めるべきだ」とか、いろんな議論があって、最終的に第20回面白かったね。
第20回の検討委員会では、星座長が、星(北斗)先生という方が座長なんですけど、
「20回やってきて、今日は初めて議論らしい議論ができましたね」
いやいや、初めてじゃダメだろうってね。
ちょっと衝撃的でした。


それが今の検討委員会、福島県の表に出てきている状況の話ですね。



つづく


 

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コメント
 
1. 知る大切さ 2015年11月18日 20:55:46 : wlmZvu/t95VP. : rXmQVSTR26
雰囲気が変わったのはせめてものすくいだが、、、、、
遅すぎるよ専門家! でも気づいたなら今できるベストを尽くしてくれ!

今まで貴方達が思い込みや先入観で邪魔をしていたんだから、今の雰囲気
を本気で変えてくれ!


2. 2015年11月18日 21:47:20 : 00UHfYadaE

そもそも低線量被爆でさえ安全という科学的根拠などない!

ひとの命を何だと思ってるのか!


3. taked4700 2015年11月18日 23:25:06 : 9XFNe/BiX575U : yLuHqOGO9I
世の専門家と言われる人たちには、多分2種類の人びとがいるのでしょう。

1.いわゆる専門のことだけをやってきていて、世界にはいろいろと裏があるものだと言うことを理解していない人々。

2.専門的な知識があるかないかは関係なく、単に一定の権力の意向に沿って泉温的意見を述べる人々。

どちらも、今のような時代、つまり、アメリカ一極体制の時代には困りものです。


4. 2015年11月19日 00:46:06 : jxjrWzqOuc
>丸森町で3年ぶり甲状腺検査 11月18日 16時49分

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20151118/3443911.html


重要な事柄が、動画でのみ示され、本文には出て来ない。

1分6秒頃に、次のような字幕が表示される。

>前回の甲状腺検査 約2000人が受け 250人が「経過観察必要」と判断。

福島県が示している「経過観察」はA1、A2だけれど、宮城県丸森町の言う「経過観察必要」は、福島県のA2、B判定に相当すると考えられる。

猶予のならない事態が、千葉県、栃木県、宮城県の子どもたちの間で進行していると言えそうだ。


5. 2015年11月19日 01:39:47 : FAvwc9KjJs
遅すぎるわ!子供の人生かかっとんのやぞ。真剣にやらんか。

6. 2015年11月19日 08:11:39 : v1gbxz7HNs
しかし、政府が専門家の意見を聞くと思うかい?
憲法学者の意見すら聞かず、自分が合憲だと言ったら合憲なんだ、と押し通しているんだぜ。
今や秘密保護法もでき専門家の意見など聞く気がないからこそ自由に発言させているのではないか。

7. 2015年11月19日 14:54:19 : GzB6jfWYgs
> 福島の原発事故の後はそれほど高線量被ばくする住民の方々はおられなかったから、だから『健康に影響はない』と考えていた

もし、このまま子どもの甲状腺癌が増え続ければ、「甲状腺癌はチェルノブイリよりもずっと低線量でも発生します」とい
う、原発推進側にとって都合の悪い結論になってしまう。
今更「実は福島もチェルノブイリ級の高線量でした」と発表してみても説得力はないし、行政や専門家が無能で厚顔無恥で
あることを宣伝するだけ。

結局、連中にとって一番楽な解決方法は、甲状腺癌が増えても増えなくても、発表するのをやめること。あるいは調査をや
めること。理由は、個人情報だからとか、住民が不安になるからとか、いろいろある。
そうならないと良いけれど、検討委員会の良心に期待するしかない。


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