http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/221.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13451257.html
高レベル放射性廃棄物の地層処分について、意見募集が行われています。
資源エネルギー庁のサイト( http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/shobun-teian.html )で、高レベル放射性廃棄物の地層処分についての意見募集が、10月31日(土)まで行われています。
テーマは次の二つです。
(テーマ1)地層処分について、より多くの若年層・次世代層が関心を持ち、議論に参加するには、どのような取組が重要か。
(テーマ2)将来、地層処分事業に協力して頂ける地域の持続的な発展を国民全体で支えていくためには、どのような取組が重要か。
電子メールでの提出もできます。その他詳しいことは、http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/shobun-teian.htmlを参照してください。
自分は次のようなものを電子メールで送りました。できれば、重金属毒性についての意見を送っていただけたらと思います。
地層処分について、より多くの若年層・次世代層が関心を持ち、議論に参加するには、どのような取組が重要か。
1.単に安全だと言うことだけを述べるのではなく、地層処分反対派の主張も紹介し、そういった主張にどう応えるかを明らかにする必要があります。
以下、地層処分反対の立場からの疑問です。
2.100年から1000年、または10000年や10万年経過したときに、放射性廃棄物の組成がどう変化して行くのかをきちんと示す必要があると思います。希ガスになったりして、体積が急激に増えたり、崩壊の種類によっては温度が急上昇することがあり得るはずです。もちろん、崩壊はランダムに起こりますから、きれいにこの時期にこういった核種が増えるとか減ると断言できないのは分かります。しかし、崩壊系列があることから一定の時期に一定の核種が多く存在することになるのは明らかです。
3.放射性物質によって、毒性は異なります。放射性ヨウ素が甲状腺に集まることはその典型ですが、放射性キセノンがどのような毒性を持つかはほとんど公表されていません。全ての核種とは言わないまでも、発生がはっきりしている核種については、それがどのような毒性を持つかを公開するべきです。
4.多分、最も抜け落ちているのが、化学毒性についての議論です。高レベル核廃棄物のほとんどは重金属毒性を持つはずです。しかも、それぞれの金属でその重金属毒性はかなり異なる様子です。更に、放射性を持った場合の生体への影響、環境への影響もほとんど調べられていないはずです。重金属毒性は永遠に消えないのですから、どの核種にどんな重金属毒性があるのかをきちんと調べて、その環境影響を評価する必要があります。それをしないで地層処分を進めることは、明らかに将来世代に対して犯罪を犯すことになります。このことを調査するだけでも数十年はかかるでしょう。それまでは、乾式キャスクに入れて、半地下式の施設で保管するしかないと思います。
5.東北地方太平洋沖地震は2011年に既に起こりましたが、南海トラフ地震は今後数十年のうちに起こるとされています。海溝型の大地震が発生する前には、その震源域を空白域として、その周辺でM7程度の地震が頻発します。2011年の大地震の前には、2004年中越地震、2007年中越沖地震、2008年岩手・宮城内陸地震などがあります。そのため、南海トラフ地震が発生するまで待ってから地層処分をやった方がいいのではないでしょうか。実際の南海トラフ地震でどの程度の地盤影響があるのかを幾つかの地域に試験孔を掘って確認することもできます。
2015年10月28日21時20分 武田信弘
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